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私を壊した影響力  作者: 少し心の落ち着かない下の蠍
8/9

彼女とカノジョ

結果手掛かりは無かった

一応EBの方も目を通したけどやっぱり見つからない

いや、記憶がないだけかな?

「うーにゃァァァァ!!!!」

「お客さまお静かに。」

うっそ…心の声漏れてたァ??でもどーせこんな時間客なんておらんせんよ

「あれぇぇヒノアズよっ!」

えみーだ、珍しい

「えみーこんちゃ!珍しいねえみーが図書館なんて」

「いやー連合軍の宿題出てたじゃん?あ、ヒノアズ寝てたか」

「えぇ!なんで教えてくれないのよぉ!!」

「お客さまお静かに。」

るせぇよロボットめ!

「ヒノアズ、私もさっき雲雀からメッセきてて気付いたんだよ」

やっぱそうだよね、えみーも寝てたし

しっかし宿題かぁ…宿題ねぇ

宿題、しゅ、く、だ、い、宿題?!!!

「ね、ねぇえみー宿題私知らないの。教えてくれるよね?」

「いいよ~本当はぱっと終わらせてヒノアズの家行って教えようと思ったけどね!えっへん!」

「ほんと持つべきは友よねー」

「ささ、勉強ルーム!!」

────

「あ、私まとめる為のノート家に忘れた!」

「もう、えみーほんと抜けてるわね」

「いやー!そもそも端末授業じゃない学校の方が珍しいもん!」

「じゃぁ私の家寄る?」

「あ、ならならぁ~あさみぃも呼ぼ!」

「そうだね、とゆーかさあさみに宿題やって貰った方が早くない?」

「ダメだよぅ!ヒノアズ将来困るよ~」

「お前、抜けてんのにそこはしっかりしてんな」

「あ、しも~そそ~うんでね?」

そう言えば…お母さん救急車に付き添いで乗ったきり帰ってきてないよね。

ピシッ!よぉーし!ネガティブはあかん!ポジティブやぁ~

「お客さまお静かに。」

お、おう毎度このタイミングだな

「ヒノアズ~あさみ行くってさ」

「了解、んじゃ私ん家行くかぁ」

「了解了解♪」

────

ガチャ

「たっだいまぁー」

ドタドタ!

「おかえり!!!ひのねぇ!ゲームし、…あ、どうも!笑子さん!!」

「こんちゃ!すいちゃん元気かな~?色々大変だったって聞いてたから」

「いえいえ、幸いと言うのもあれなんですけどひのねぇが一番ひどかったから今こうして友達と仲良くしている姿を見てると本当あの時が戻ったみたいで…嬉しくでぇ…」

「あ、えぇほら泣かないでよ~しえみー様がゲームの相手になってやるぞぉ!!」

「あら、えみー宿題やるんじゃなかったの?」

ちょうどあさみも来た

「あ、そういう事だから水乃。勉強終わったらみんなでやろっか」

「うん!あ、あさみさんバカねぇの事頼みますよ!!勉強多分サボりっぱなしだったから!」

「安心して!水乃ちゃん」

いや、人の妹に顎クイするな!

「あ、あさみさんそんな女の子どうしで」

「いいのさ、私は君を」

バシッ!!

「とりあえず家の外でイチャコラするな!!」

「うげぇ月乃姉…」

「月乃さんすいません!!」

「とりあえず家入んなさいよまったく」

{あぁーあ、私もまたみんなと話したいな…でもダメよね}

んー難しいわね…ゲームしたくなってきたわよ

「ねぇあさみぃぃここのクリスタルプレゼントって何?」

「え?なにそれ、あら私のも同じ事書いてあるわね」

「えぇ~どれどれほんとだ!!」

「んー月乃姉!!ここのクリスタルプレゼントって何?2502年12月25日のやつ」

「んん?それクリスマスプレゼントじゃないの?」

「西野鳥のヤツめ嘘を黒板に書きやがったな」

「にしっちは抜けてるからね~」

「まぁでも、誰も指摘しなかったのも悪いわね。ひとえに先生だけを責めるのも良くないわよ?」

「見た?えみー、珍しく男をフォローしてるわ」

「えぇヒノアズ…これは恋かもなのかもなのだなの?」

「あのねぇ2人とも!とりあえず勉強よ!」

「あ、あのあさみさん私の宿題もいい?」

「水乃ちゃんの頼みなら地獄に落ちろでも聞くわよ!!」

おい、おい

「ありがとうございましゅっ!!」

「うへへぇ」

{はぁ、ほんとあさみったらだらしないわね…}

「はぁ、ほんとあさみったらだらしないよ!」

「いいのいいの!女子しかいない楽園だよォ私の本性を知っててこの巣窟に呼んだんでしょ!!」

「ひっ…」

「に、逃げろぉ~」

ドタバタドタバタ!!

{はぁ…本来なら私が。でも自ら隔離しちゃったもんね…今の私(彼女 )から昔の私(カノジョ )の記憶は消えてるもんね…寂しいわね。そして周りの人も知らないフリを続けてる、私は薄れかけてる。でもあの時また戻れる気がした。いや、戻っていいのだろうか。仮想空間で行ってた事を現実で平然と為せる様になって居た。それに…いいえ。でも誰か聞いてくれるよね、この世界でたった1人。不思議よね、空っぽのあの子(自分 )を救う為に自分が消える羽目になった影響力を与えるなんて…また壊されるのかなぁ。父さんの関係で近い将来私が目覚めるだろう。果たして人間離れした感情で人間を演じられるのか…あぁどうなってもいいかもしれない。私が私がいや、私は目覚めたい。何年触れてない、あの端末。何年ログインしていない私のアカウント、いや、昨日か今日かログインはしたか。なら会いたい共に大会を駆けぬけた者達と。あぁどうか次の戻る時はマトモで───}

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