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私を壊した影響力  作者: 少し心の落ち着かない下の蠍
5/9

そりゃ見つかる方がすごいよ

{見つかるわけないのにねぇ〜だってさ、極秘情報が9割だよ〜}

「んにゃ〜!見つからない!」

書斎……見てみるかな

前回自分でバラした時のまんまだ

暗号の紙の下に木箱があった

中には人のデータベースと1500って書いてあるハンドガン。

あ、もしかしてこれってアキモト?って人に一緒に渡すやつだった?

大丈夫だよね?

えっとスケジュール表?今日の夜取引予定港着

明日見つけてたら終わってたかも……

追い出されたけどもう一度行かにゃきゃ


バンッ!

「いらっ……」

厳つい人はもう疲れ果てた目をしていた

「これ!見て!大変なの」

「日本の女、来るなと──ンだと!アキモト!アキモト!」

そう叫ぶとカウンターの向こうの扉から半裸のアキモトがでてきた

「きゃっ」

「アキモト!シタは店だから隠せ!」

「すまん。小便してたんだ。で、なんでこの女が」

「この書類見ろ!」

「今夜か……俺でも掴めなかった足取りをよく掴めたな」

「そんなの当たり前でしょ!私は世界一の名探偵東一狼の娘よ!」

「そうだったな。ありがとよ」

「それより足取りが掴めなかったって、もしかして実は父の仇を?」

「そうじゃよアキモトはツンドラなんだ」

「ツンドラじゃなくてツンデレと言うんだ。だが俺はそんなものでは無い」

「でも、ありがとう」

私は2人がボヤけるのを見ながらお礼を言った

泣いてたのだ

「よし、俺は準備に取り掛かる。お前は家で寝とけ」

「えぇ!私だって」

「女、無理だこの世界には本来足を入れて欲しくない。ほらback!back!」


せっかく情報をあげたのに追い出された。

そして今回は木箱を持ってくの忘れた

いや、丁度いい書類は全て写メとってあるし

私だって仇は取りたい!


「火乃!あんたまた夜に家でて!」

「月乃ねぇごめんごめん少し用事が」

「今夜はカレーよ」

食事は3人分。母は在所に帰ってる。父は病院だ

「私ご飯の後も少し出かけるね〜」

「火乃ねぇ!ダメだよ!捕まるよ」

「そうよ、ダメ」

「お願い!」

「「もしかして男?」」

「そこハモらない!」

「まさかねぇ」

一瞬アキモトの顔が浮かんだのが馬鹿らしくなった

「やっぱ、図星だ!顔赤い〜」

急いでカレーを胃に入れて準備にかかった

「あの子、1番父さんっ子だったから落ち込んでるはずなのに、我慢し過ぎて壊れちゃったかな」

「火乃ねぇは大丈夫だよ。」


武器は木箱にあった銃と催涙スプレー

あとはロープとナイフ

港は簡易に作ってある工場がいくつか並んでる感じでパッと見は全て同じだが

1箇所だけ窓から四方に光が出ているところがある

3つ奥みたい。コツ、コツ、コツ、

足音?!見張りか

暗くてよく見えないが武器を持ってるな

だいぶ近づいてきた、どうにか……?!

ハシゴ発見!よしバレないようにそっと登って

ロープを垂らして首にかけてハシゴの足置きに片方通して降りれば!

「ぐっっだ、だりゃ」

殺しかけた……幸い気絶で終わった

装備を奪わにゃきゃ、ピストルと電子端末

防弾チョッキに榴弾、全部履いだら

作業服のおっさんみたいになった

そのまま締めに使った紐を脇の下にとうして工場の屋根に置いた

装備は臭くなかった。安易に着れるな

近くをもう1人が歩いてる

接近して倒すか?警備で武器がピストルって少し舐めすぎでしょ。

よし、さっきと同じ方法で首に

っ?!ガシャン!

首にロープかかってる状態でそのロープをハシゴごと引っ張るとか何者?!

「部下の端末が気絶表示で何事と思ったらまさかこんなガキとはな」

「あなたは何者?」

2階近くから落ちたせいか全身がすこし痺れる

「俺は連合軍最後の兵士イゴウェ・ジェイドだ、お前の初めての男にもなるだろうな!!」

ごっついな、しかも下ネタぶち込んでくるとは

武器は使わずに肉弾戦で来るのか

「生憎あなたに構ってる暇はないの」

「生意気抜かしやがって!数分後には頭を下げてる癖によぉぉ」

こいつ短気だな、怒った人間は本質を失いやすい

動きが単調になり判断能力が鈍る

父から護身程度に教わった術が役立ちそうだね

「ウォォォ!」

「えい!」

ダンっ!

「ぐぇ!お、お前何をしやがった」

「知らないの?護身術よ?」

と言って倒れた男の顔に催涙スプレーをかけた

「ゲホゲホ!」

咳と鼻水と涙で悶えてる、今のうちに縛って

よし、さっさと現場に乗り込みますか

よし、ここか。上がってライトを落として攻めるのがカッコイイかな!ハシゴハシゴ〜

パシュッパシュッ!

急に背中が熱くなった

「よ、よぐもやりやがったな!」

{油断大敵ねぇ〜ほら、大男が銃を構えて近づいてきたよ}

防弾チョッキは前しか守れないタイプだったみたい

口から血が出ないから多分内臓は大丈夫

「素手相手に武器って卑怯もの!」

「おばえが悪いんだ!その分たっぷり遊ばぜて貰うがらなぁ!」

撃たれた拍子に寝転がる姿勢になったせいか余計に体が重く感じる

「動けない奴を痛ぶるのは楽しみだなァ」

鼻水をズズと喋りながら言うといじめっ子みたいな感じに聞こえるがもっと酷い事をするつもりだ

ならこっちも

「あなたこれが見えないの?あなたの頭を撃てる状態よ?」

「寝姿勢で素人がか?ハハハハ!バカも休み休みいえよ」

「わかんないよ?私はローンウルフの娘だもの」

「なんだそれ?知らねぇなさぁここからは俺のお楽しみタイムだぜジュル」

「近寄らないで!」

パシュッパシュッパシュッパシュッ!パシュッ!

全て頭に命中、ドサッって音と共に倒れた

「初めてにしては私上出来ね、さっきの初めての男って言葉は殺されるのを予知してたのね?って言ってももうこの世に居ないか」

にしても痛い!、このまま進むか、匍匐状態で

工場に近寄った。

突如全身に衝撃が走った

「へへ、こう組み伏せられたらもう動けないだろ!」

頭から血を流したアイツだ……

「あんた不死身なの?!降りてよ!」

「散々やってくれたな!」

「組み伏せられた時の対処法もあるのよ?あなたピンチよすぐ離れるなら許してあげるわよ!」

もちろんそこまでは習ってない

「ならやってみろ!」

やっぱそう来るよね!しかもズボンに手をかけ始めたよ、こいつヤバい

体を揺すっても降りない、

ハンドガンも衝撃で手放してしまったし

どうしよ、シュッ

横殴りにされたかのように大男が吹き飛んだ

「来るなと言っただろ。」

アキモトだ、片手に長い銃。多分これで撃ったのだろう

「ぐっ、誰だテメェ!せっかくのお楽しみタイムをよぉ!」

「元連合軍のアキモトだ。覚えとけ」ダンっ

肩にかけていたショットガンで頭部を吹き飛ばした。

「お前、ズボン履けよ。それと匍匐を市街地でしても意味ないぞ」

「ズボンはあいつが!それに匍匐じゃなくて背中撃たれたの!」

「バカか……防弾チョッキ着てるだろ。」

「でも痛かったし熱かった!」

「当たり前だろ、防弾チョッキはあくまで体に弾が入るのを防ぐだけだ」

「テレビでやってたのはもっと凄かったよ!」

「お前が付けてるの2000年頃の装備だからな」

「え、そうなの?」

「そうだ。それに過剰に捉えてるだけでお前は立てるし歩ける」

「あ、ホントだ」

「はぁ……とりあえず帰れ」

「やだ、ここまで来たんだもん!引けないよ」

「しょうがないやつだな、手前の倉庫が、取引所で、その隣は何も無い。その隣の倉庫の上からこれを撃て、お前の狙撃の腕は中々だった。」

長い銃を渡された

「ありがとう!ってあんたそこら辺から見てたなら助けなさいよ!」

「無理だ、俺は1500が使い慣れてる」

「1500ってハンドガン?」

「あぁ連合軍所属の者専用に当時作られたオリジナル。みんなそれぞれ性能が違うのを持ってる」

「もしかしてハンドガンで乗り込む気?」

「いや、ショットガンもあるそれに隠れている敵は君が始末してくれるだろ?」

「え、えぇ、でも行くならこれも」

手榴弾系を全て渡した

「こ、こんなに何処で」

「敵から奪った!」

「すまないな、では君が倉庫の上に乗ってから5秒後に突撃する」

「了解〜」

「じゃぁ、カウトダウンスタート」

「「5」」

「「4」」

「「3」」

「「2」」

「「1」」

「さぁ楽しいゲームの始まりよ」

「制圧作戦開始。目標は敵の殲滅」







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