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私を壊した影響力  作者: 少し心の落ち着かない下の蠍
3/9

まぁそうなるよね

「水乃そこそこ!」

「よっしゃ!決まった!」

「あのね……水乃も火乃もパーティーなのよ、そんな特攻スタイルは良くないわ」

「えぇー月乃ねぇーだってダンジョンソロプとかしてるじゃん!」

「まぁまぁ喧嘩は良くないわよ、そんなにかっかしてるとゲーム取り上げますよ」

「「「喧嘩してませーーん」」」

「こういう時だけ揃うのね。」

「ハハハハハ!さすが東家!」

「いやー安藤の所も暴れん坊と聞くがな!」

「俺の所は男ですから!ハッハ!」

{父は命を狙われている、その関係で見張りの刑事が来ると言ったが殆ど顔見知りだ。まずは父と話しているすこし太り目の安藤さん、玄関前でイチャイチャしている男女の猪田さんと武藤さん

ここまでしっかりとしていれば狙い手も困るだろう}

【能力を使う度人が死ぬ!その苦しみがお前に……お前らに!わかってたまるものか!】

「うっ!ボスつよすぎ!!」

「さすがね……でもアレでいけるでしょ」

「そうね!よしーがったいわ──」

プツンが正しい音なのか?不意に電気系統が死んだ。階段の中間にある小窓からほのかにさす明かり以外何も灯ってない暗黒の世界

「ぐ!ま、まさかな」ドサッ

「お、おい!東!?大丈夫か?」

「え?なんの音」

「お父さん?まさか」

ピカッと音がなる感覚と共に元に戻った

「すぐ救急車を呼べ。」

床を真っ赤に染めその海にうずくまるように伏せた父の横に膝をついた安藤さんが言った。

玄関前の2人組が即座に本部と救急車両方に連絡を取り緊急手当を開始。

「そんな……」と嘆く母

「……」棒立ちになる姉

ショックで倒れた水乃

そして私は「いいか、俺が万一やられたらここへ行きなさい。最も頼れる奴がいる、多分この横にある手紙を見せればすぐ分かるさ」と夜に教えてくれた父の言葉を胸に父の書斎へ駆け込んだ。


暗号化されていたがすぐ解けた。そして向かった先は───

バン!

「いらっしゃ?!!!いつかのガール……二度と戻るなと言ったはずだが」

あの厳つい人はまんまだ

「東!東 一狼を知ってる?!ここなら──」

「おい……その名前を何処で」

いつの間にか後ろに立っていたあの殺し屋が声をかけてきた

「私のお父さん!ここなら頼れる人がいるって!」

「あの人が?まさか何かあったのか」

「実はお父さんは──で、いまは殺されたかはわかんないけど多分意識不明の重体」

「まさか家庭を持っていたとはイーストローンウルフ……」

ローンウルフ?

「こんな話はあんまりしたくないのだがな、連合軍は知ってるな?」

「ええ」

「連合軍に所属していた。俺と東さん。部隊名は[ダビデ]なんて言われてた。小さくても大きな[ゴリアテ](当時1位のチーム)を戦歴で倒したんだ」

「お父さん昔は公務員だったて……道理で銃痕とかが体にあったのね……」

「しかし連合軍は15000人育成後解散。そのあとは育てられた彼等がそれぞれ軍を立ち上げたと、その後に東さんと俺は別々になった。」

「お父さんはその後探偵をしてたわ」

「俺は殺し屋になった」

「ねぇお父さんを襲った相手を」

「それは無理だ。」

「どうして!どうして?」視界が滲む

さっきまでの我慢が終わって堤防決壊だ。

「ガール……アキモトはELWに勝てなかったんじゃ」

「すまない……俺だって悔しいさ。自分の目標がやられたのに何も出来ないなんて」

「そ、それでもそれでも!」

何を言っても無駄なのは分かってるそれでも溢れ出てくる物がある

「ほんとにすまない……」

「お父さんから手紙を預かったのせめてこれだけは、これ以上ここに居るとまた貴方に無理を言いそうだから帰るね」

この後は覚えてない、ただ泣いたのだと思う

【システム】:影響力が150上がりました

「あの子大丈夫かしら」

「振られたのかな」

【システム】:影響力が100上がりました

【システム】:影響力が

【システム】:影響力

【システム】:

─────────


「アキモト、ホントにやるのか?」

「あぁ。まさか元[ゴリアテ]のやつらがここで絡んでくるとは」

「レターかあのガールには伝えなくていいのか」

「俺とは生きている世界が違う。」

「そうかい、まぁ精々暴れな。」

「あぁそうさせてもらうよ」

─────────

【システム】:影響力が10上がりました

「私は悲劇のヒロインを演じたい訳では無いの……どうして?どうして!どうして!」

タッタッタッ足音が近づいて来る

「火乃!ここに居たのね……探したわよ」

「月乃姉さん……もしさ、自分の慕って人が死んだってその人の娘に言われて仇を取って欲しいと言われたらさ、どうする?」

「火乃?疲れてるの?」

「私は仇を取るよ……」

「火乃!!大丈夫だから。お父さん生きてるからだから。」

「そうなの……よかっ」

薄れゆく意識の中でこれだけは聞き取れた

「私だって同じ意見よ」




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