きっかけはこれ?
ガチャ
「たっだいまー」
玄関を開け靴を脱ぎながら家へ上がった
「火乃!あんたまた伊藤さんにお世話になったね!」
{30代くらいで私似の怒鳴ってる女性は母だよ
なんで怒られたかって?見てみなよ}
「いやー、有名人多くて話してたらー!」
「もう!今月で5回よ!!」
「火乃〜あんたお父さんにも迷惑かかるのよ」
{私より抜けた見た目なちょっとだよ?ちょっと身長の高い女性は私のおねーちゃん!}
「月乃ねぇまでー」
「まぁまぁ、伊藤だって交番勤務なんて暇だから「御宅の娘さんが来るとテンション上がります!」って意気込んでたぞ」
{メガネをかけ新聞を読みながら会話に参加したのは私の父}
「それとこれとは別!それに伊藤さんもうすぐ赤ちゃん出来るのよ!そしたらあんたを対応してくれる人なんて来ないわよ!」
「次からは気おつけマース」
「母さ〜ん、とりあえずご飯ご飯、」
「そうね、みんなあんたを待ってたのよほら」
「あー、母さん水乃寝ちゃってるよ」
{水乃は私の妹、年齢は月乃姉さんが20で私が16で水乃が14}
ぷにゅぷにゅ
「水乃ちゃん起きましょよ!」
「ん?うみゅ〜。あ、あれ?火乃ねぇ?」
「ごめんね私が遅れたせいでご飯遅れちゃって」
「いいよー私は偉大だからね!」
「厨二病は卒業しなさい!」
「母さん、しょうがないよ」
「アナタは黙りなさい!大学生まで厨二病引きづってて!」
「そ、それとは別だ!!ほ、ほら水乃やめなさい」
ハハハハハ!笑いが絶えない。こんな生活が続けばな
とか思いながらふと父の影響力を見てしまった。
昨日は120万今日は130万。
「お父さん、もしかしてまた"仕事"で何かあった?」
これが引き金なのか笑いは静まった。
「後で話そうと思ったがな、実は命を狙われている。」
わっつ?わっと?みんなは知ってる様子だ
「いやー実は違法薬物関連の捜査してたら大御所についてな!どうも大き過ぎるんで対処しきれず余波がな」
「そ、そんな……」
「だから明日は休んでくれ」
明日休みかぁ。休めば誰々休み〜?って広まるから影響力上がるよね!よっしゃ!ってじゃなくて
「うん、わかった」
{私の父は変わった仕事をしててね、探偵なんだけど変わってる所は、警察が依頼した物を解決すると言う少し変わった仕事。そのお陰で時々こうして命を狙われたりするのだ、昔、月乃姉さんが誘拐された事もあるくらい}
「すまんな、その関係で明日は刑事が数人家に張り込む」
「そんなすぐなの?普通気付かぬうちになのに」
「ちょっと特殊でな……」
「分かったわ!」
「じゃー明日はおねーちゃん達と一緒にゲームし放題」
えへへと笑う水乃にみんな貰い笑を零した。