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私を壊した影響力  作者: 少し心の落ち着かない下の蠍
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突然とはこの事

「ありがとうございます!ではこれからも」

「はい、こちらこそいい話が出来ました!」

【システム】:影響力が100上がりました

「まさかあの有名人に会えるなんて!」

「いえ、僕もコツコツとルーツを辿って趣味を生かせる場所を見つけただけですよ」

「これからもいい関係を」

ガシッ

「ええ」


[今驚いた素振りを見せ話をしていた茶色く長い髪に平凡な顔、そして平凡なスタイルを持つ少女が私。

それで今話していた運動部系の少年は有名人だ。

彼は影響力100万と言う強者だ。

私の影響力は1万なので100倍だ。

え?影響力が何かって?

あー知らないかぁ今回は特別に教えてあげるよ


【】:影響力とは

この世界に存在する数値化されたその人が別の人へ与える印象等の情報的な反映力

つまり、影響力が高ければ高い程、信用されやすかったりする

教えてあげるとか言っといてなんだけど私もよくわかんない


まぁ高ければいい!って事ね

で影響力の上げ方は簡単!

まずは挨拶!そして自己アピール!

知らない人と仲良くなると影響力が上がるんだよ!

影響力が1の人と1の人だと影響力+2になるよ

影響力が10の人と2の人だと影響力が+5になるよ

大きい影響力÷小さい影響力=仲良しポイント

みたいなものね!

私はコツコツと周りの人達から集めて1万ね

1万が高いか低いかで言うと高い方だと思う

だって影響力なんてものの所為で

どんなけ仲良しになっても影響力が上がらない人も居るからね

結局はその人を紹介したい!この人は信じられる!

って言う直観的な何かが必要なんだろうね

一応言っとくとテレビとかみたいな間接的なのは無理

どう足掻いても見れない。

ちなみに影響力なんてものは他の人に言っても意味が無いの……

え?さっきまでの会話だとみんなにあるものに聞こえる?

実は違うの、私しか見えないみたいなの

でも私以外にも見えてると多分とんでもない世界になってるわ

みんな自分の影響力が見えるからって必死になるのそれは嫌]


「私の影響力もだいぶ上がったかしら、やっぱワイワイ系とつるむとスグ影響力上がるなー」

おっ、そうこういってると向こうから影響力が高そうなの来たぞ

顔を隠してる、もしかして有名人?!

フフんワタクシの目は誤魔化せないぞ

「あの〜もしかしてお忍びですか?」

健気な少女風に〜

「シー。静かにね、バレたら大変だ」

「あ、やっぱ有名人なのね」

影響力は1000万、大物だ。

「ちょっとこっちついてきて」

「はーい」

この調子で私の影響力も上がらないかなー

にしてもこんな裏道になにが

さっきまでの広場と大違いね

「ついたぞ」カランカラン

喫茶店?

「おおー西部劇のバーみたい!」

カウンターにテーブル、イスそして!後ろに並ぶボトル

サングラスをかけて銃帯を体に巻き付けたオッサン

どこか、うん?銃帯?

「うぎゃぁ」

「|Hey,AKIMTO!Silence the girl there!

《おい!秋本!そこの少女を黙らせてくれ! 》」

「やれやれ、爺さんここは日本だってんだ日本語で喋りな。で、おいガキ。」

え、えいご??で頭掴むな!

「ほぇ?」

「俺は特殊な仕事をしている関係でな、人目につかないようにしていたんだが。どうして有名な事を知っている」

確かに顔をマスクとメガネで誤魔化していて尚且つ、周囲に溶け込む雰囲気だった、

「あー、えっと有名な人はみんなそうするんです!」

「そ、そうなのか。やっぱ爺さん時代は変わったんだよ……」

「そこのジャパニーズガール。1つ勘違いしていると思うがそいつはテレビの有名では無いぞ。業界で有名なんだ」

え、業界??

「ん???」

「そいつは殺す屋さんだ」

ぶっ

「爺さんそれを言うなら殺し屋だ」

「そんなこったどうでもいい」

「って、殺し屋???!!」

有名だけどやばい方?!

マイナス影響力を見た事ないと思ったけどまさかね……

「おいガキ、おめぇ口外するなよ。口止め料だ好きなのを頼め」

「アキモトそれ古い、今は現ナマ」

「そ、そうなのか」

好きなのってここ酒屋じゃ……

それに現ナマって……

「ガキ、いくらなら黙る」

そんなゴッツイ目で言われても……

「いや、別に気にしませんって!誰にも言いませんし」

【システム】:影響力が100上がりました

100……あれ?あんま信用されてない?

「タダより高いものはないって聞くが?爺さん的にはどうだ?」

「アキモト、タダで済むものはタダで終わらせだ」

【システム】:影響力が900上がりました

「ちゃんと信用してくれたみたいね」

「あぁ、だが次は無いぞ。ここへ来るなよ」

「ガール相手にその態度はつれないぞアキモト!」

「るせぇ」


[こうして口止め料無料な私はそのまま喫茶店?を出て広場に戻り噴水を見ながら黄昏てたのである。

この出会いの所為で起きるあんなことやこんなことに今はきづくよちすらなかった]





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