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「那智ちゃんどうする?」
「紗奈と同じでいいよ?」
「決めかねて、おるなら、ワシのとっておきは、どうじゃ?」
目の前の職業担当少女が、茶目っ気けたっぷりの笑みでいってきた。
夏蓮さんに助言されているから、どうしょうか迷う。
「例えば、どんな、職業ですか?」
「豆腐屋は、どうじゃ?近いうちにイベントが、あるぞ?」
イベント!豆腐のイベントて何だろう?豆腐を、売りまくれとかかなぁ─?
「えーと、どんな、イベントですか?」
「豆腐をめぐった事件……まったく、運営は、何を考えておるのかようわからん」
あれ?管理人さんと違いこの人は人間なのかな?
「あのー貴女は、人工知能のでは、ないのですか?」
「人工知能では、あるが、ワシと姉上は、このゲームができる。前からのいわゆる旧世代と言うやつじゃ」
旧世代?!
「それより、やるのか?やらんのか?はっきりせい!」
「わ、わかりました。やります。」
「武器は、西洋ラッパと鍋じゃ、掛け声は、"豆腐、油揚げ、がんもどき"後は、アレンジじゃ、イベントでは、ラッパを鳴らしまくれよいな?イベント演出参加者には、褒美の品がもらえるぞ」
まぁ、良いか……ラッパを鳴らしまくれの意味がよくわからないけど