神秘の石を探し出せ!
辿り着いた異世界で新たなる仲間を得た天空丸ウミマリーン、グランドッガ・・・だが彼らは何が何でもスリーストーンを見つけねばならず・・・。
その頃、機械生命体界では次元転送装置の修理が行われるのと同時に天空丸達3体の身勝手な行動が問題視されていて3体の両親達は地球次元連邦の者達に何度も頭を下げるしか出来なかったが、その本部に天空丸達が今、居る人間界の支部から連絡が入った。
その連絡を送ったのは地球次元連邦の人間界の支部長で地球連邦政府のきっての天才科学者であるが普段はトライアースシティのスナック「サザン」のマスターとして、その正体や才能を隠している立村松兵衛=39歳で
「あの子達がやった事は確かに違法と言えるかもしれません・・・ですが、スリーストーンを守ろうとする気持ちは本物で、その辺も理解してやって頂けないでしょうか・・・?」
と弁護していたが、それには彼自身の
「スリーストーンが、もし本当に、この世界の何処かに有るというのなら・・・それは偶然ではないかもしれない・・・」
という気持ちが有ったからでも有る。
一方、天空丸と共にスリーストーン探しを続けている陽翔と舞だが2人の行く所は殆どが自分達が普段、行く場所で、それに対し天空丸が
「厄介に、なってる身で、こんな事・・・言い難いんだけど・・・お前ら本当に探す気、あんのか・・・?」
と問うと陽翔と舞は、
「こういう大事な物ってのは案外、目の付きやすい場所に有る物なんだよ・・・」
「見つからなかったら天ちゃんと、ず~っと一緒だもん!」
と答え、それを聞いた天空丸は
「見つからなかったら困るんだよ~!」
と突っ込んだ。
又、主に水中でスリーストーン探しを行うウミマリーンは
「このまま見つからなければ・・・私には・・・酷い、お仕置きが・・・」
と頭を悩ませ、その姿を見ながらマリンとアクアは
「もしかしてスリーストーンってのはトライアーとかの魂じゃないの・・・?」
「という事は・・・意思が有るって事か・・・?」
と問い何かに気付いたような顔をした。
そしてグランドッガは
「お~い!スリーストーン!出てこいや~!」
と、あらゆる方向に向かって叫び続け、それに対しリッキーとピカミは
「呼んで出てくるもんなら苦労は、しないだべ~」
「グラちゃんって・・・もしかして馬鹿なのか・・・?」
と突っ込みを入れていた。
だが、この3つのグループは、この時、共通して有る事に気付いていていて
「もしかして・・・スリーストーンは・・・?」
と呟いた。
余りにも前途多難過ぎる境遇に追い込まれてしまった3つのトリオ・・・だが・・・発想を転換させれば・・・。