新たなる出会いの始まり!
スリーストーンを悪党達の手に渡さない為、それらが何処かに有ると言われている3次元=人間界に向かった機械生命体界の3体の子供達。その内の1体、天空丸は人間の子供達と出会い・・・。
その頃の、3次元・・・つまり人間界は先述の通り地球連邦政府の誕生によって世界中が統一されたのを切っ掛けに世界中の様々な国の人々が共存し連邦政府本部が存在する「世界=地球の首都!」とも呼ばれ超科学と美しい自然が融合した超巨大人工都市「トライアースシティ」が建設され陽翔も此処に住んでいる。
そんな、ある日、自作の模型飛行機を飛ばす為、陽翔は再従妹の8歳の小学2年生の明るく元気なヒーロー大好き少女の天神舞と共に人工とは思えない公園内の小さな山に来ていた。
陽翔は片方が跳ね上がったヒーロー物の主人公っぽい髪型で髪の色は黒で赤いライン等が入った白のGジャンに黒のジーンズを着用し舞は赤いポニーテールで羽根の様な形の大きなリボンを付けていて未だ肌寒い季節なのに股下ゼロの超ミニスカートと短いソックスに挟まれた生足を思いっきり出し未だ幼い為かスカートの中身が簡単に見える事等、気にしていない。
陽翔は左腕のブレスに音声を入力し右腕のブレスで指令を送る形で模型飛行機を操作し近くの小鳥が、それを友達と思い近くを飛び始め、それを見ながら舞は
「陽兄ちゃん!凄い!凄~い!」
とスカートがめくれ中身が見えてるのを気にせず何度も両手を挙げながらジャンプしながらはしゃぎ、それを見た陽翔が顔を少し赤くしながら
「いや!祖父ちゃんや父さんの様に近付く為には、もっと凄い機体を作り僕自身の操縦の腕もあげなきゃ・・・それと・・・舞ちゃん・・・パン・・・じゃなくて・・・目の、やり場が・・・」
と言い掛けた時、有る事に気付き模型飛行機を着陸させ、それを抱えながら走り出し
「陽兄ちゃん!」
と叫びながら舞も、その後を追う。
2人は赤い卵の様な物を見つけ陽翔が、それを拾うと、その卵は消え中から掌サイズの赤い可愛らしいロボットが出てきた、それは天空丸で卵は次元移動用のカプセルで有り驚く2人に天空丸は
「此処は、もしかして3次元で・・・?お前達が、その3次元人って奴か・・・?」
と尋ね、それに対し陽翔が
「3次元人って・・・僕達、只の人間だけど・・・」
と答え、それを聞いた天空丸が
「3次元というのは確か人間界とも言う・・・やった!着いたんだ~!」
と叫び陽翔と尻もちを付いたまま大股を広げた無防備な姿の舞は唖然とし、そこに黒い覆面にサングラス姿の男が現れ
「君達・・・その小さいのを渡してくれないかな・・・?」
と言うが、そこから漂う不気味さetcを感じた陽翔と舞が
「お断りだね・・・」
「悪者の言う事なんか聞かないよ~だ!」
と断ると男はサングラスと覆面を取り、すると中から大きな一つ目を中央に持つメカニカルな顔が現れ
「言っておくが・・・これは、お面なんかじゃない・・・」
と呟きながら右手の先を巨大なクローハンドに変化させサイボーグである本来の姿を現し陽翔と舞に襲い掛かるが
「止めろ~!」
と叫びながら天空丸は陽翔の膝辺りの背丈の人間大に巨大化し驚く陽翔と舞に
「俺っち達は、これが本来の大きさだけど無駄なエネルギーの消費を抑える為、小さくもなれるのさ・・・さあ・・・悪党!この俺っち・・・天空丸様が、お相手だ!」
と叫びサイボーグのボディーに体当たり攻撃を加えサイボーグはフラフラになりながらも
「貴様・・・鍛えている様だが所詮は民間型の機械生命体・・・戦闘用に生み出された私に勝てる筈等、無い・・・!」
と叫ぶが先程の小鳥が自分達の住処を荒らされた事に怒った様にサイボーグの近くを飛び、かく乱させ、それを見た陽翔は模型飛行機を再び操作しサイボーグの顔の中央の巨大なレンズ型の目にぶつけサイボーグが、其処に両手を当てながら
「わ・・・私の命の大事な顔が~!」
と叫ぶと陽翔は天空丸に
「天空丸!多分、此処が奴の弱点だ~!」
と叫び、それを聞いた天空丸は今度は顔面に体当たりし同時にサイボーグは消滅し、それを密かに見ていたメカニカルなパーツを付けた蝙蝠が
「所詮は使い捨て・・・代わり等、いくらでも・・・」
と呟きながら飛び去り、そして舞が目に涙を浮かべたままだが笑顔で
「天ちゃん!陽兄ちゃんと舞を守ってくれて、ありがとう!」
と叫びながら天空丸に抱き着いた。
その後、天空丸は再び掌サイズになり陽翔の部屋で彼と舞に全ての事情を話し、それを聞いた陽翔と舞が
「僕も無力・・・かもしれないけれど、良かったら協力するよ・・・それに友達と逸れたって事は手分けして探せるって事だし・・・!」
「舞も手伝う~!そして天ちゃん達と同じヒーローになる!」」
と叫ぶと天空丸は
「陽・・・舞ちゃん・・・もしかしたら俺っちのダチ2人も、この世界の何処かで新しい仲間を作っているかもしれない・・・必ず悪党達よりも先にスリーストーンを見つけようぜ・・・!」
と叫び、この後、3人?で右腕を挙げながら
「オー!」
と叫ぶのだった。
2体の仲間と逸れてしまった天空丸だが、代わりに新たなる仲間で有る2人の人間の子供達と出会う・・・それは単なる偶然なのか・・・?