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異世界でのお仕事!  作者: 藍野逢
8/15

第7話 勉強

気付いたらブックマーク4件登録されてました。嬉しいです!



 ありえない。


 こんな事があるなら、生まれ変わらない方が良かった。


 僕はもう駄目だ。遺書をしたためよう。


 ~拝啓 父様、お元気ですか?この手紙を父様が読んでいる頃には、僕はもうこの世にはいないでsy


「何を書かれているのですか?」


「あっ」


 やばい、見られちゃった。素早く逃走に移る。


「どこに行くのですか?」


 しかしあえなく捕まる。


「ちょっとお手洗いに行こうと思っていました」


 苦し紛れの言い訳に、


「では、私もついて行きましょう」


 鋭く返してくる先生。だが、甘いな!


「もう子供じゃないので1人で行けます」


 ふ。勝ったな。


「あなたはまだ4歳ですよ?立派な子供です」


 そうだった。この世界に来てからまだ4年しか経っていないんだった。くそう、こうなったら!


「あー、お腹が痛い!このままだと死んでしまうー」


「そうですか、では王国一の医者を呼びましょう」


 もう駄目だ。これ。しょうがないから諦めるしかないか。


「なんか大丈夫になりました。続けましょう」


「まだ何もやってませんよ?」


 なぜこうなったのかというと、それは時を遡ること1時間。




 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




 アナさんから告げられた一言。それは、僕に衝撃を与えた。


「今日からお勉強をします。この方達は、オルに勉強を教えてくれる先生です。オルは頭がいいから、本当は5歳から勉強をさせるつもりだったけど、今日からやる事にしました。頑張ってくださいね」


 な、なんだと?4歳の頃から勉強をする?ありえない。日本では小学校1年生からだったのに。勉強するくらいなら死んでやる!しかし、そんなことは表情には出さない。


無表情(ポーカーフェイス)Lv1を取得しました』


 え?スキルをゲットした。そんなことでいいの?てかスキルゲットしたら声で知らせてくれるんだ。便利だなぁー。


「ケイトです。算数を教えます。これからよろしくお願いします」


 なんてことを考えていたら自己紹介が始まってしまった。この人は、見たところ黒髪の30歳のエロイお姉さんだ。泣きぼくろがいいね。


「礼儀作法、ダンスについて指導します。イヤマッテローンです。厳しくしていきますから頑張ってください」


名前やべえよ。イヤー、待ってローンってなんだよ。ネーミングセンスが死んでるわー。見た目ロッテ◯マイヤーにそっくり。てか名前、順番入れ替えただけじゃね?


「魔物や生き物、人間以外の種族、土地について教えさせていただきます。グリンです。よろしくお願いします」


 ん・・・この人エルフだ!綺麗な肩まである金髪を、さらりとストレートにおろしている。見た目は20歳。まぁ、どーせこの世界でもエルフは歳をとりにくいって言うんでしょ!?騙されないよ!?本当は200歳なんでしょ!?


「女性の年齢のことを考えるなんて、失礼ですよ?」


 顔に出てたっぽいなー。でもなんで分かったんだ?とりあえずステータス確認をしよう。鑑定をしよう。


『鑑定を妨害されました』


 鑑定を妨害?そんなことできるのか?なんて思ってるうちに、グリンさんが近づいて来た。


「あまり、女の子をジロジロ見ちゃ駄目ですよ?ちなみに年齢は◯000歳です」


 うん?今ゼロが3つくらいなかったか?くそっ!ステータスを見られたらこんな苦労はしないのに!だけど表情は変えない。


無表情(ポーカーフェイス)Lv1がLv2に上がりました』


 またなんかスキルLv上がった。こんなに簡単に上がっていいのか?神よ。


 僕はこの時、完全に称号スキル<成長期>のことを忘れていた。それが後で、僕の運命を変える事になる。だけどそれはまた別の話。


「すみません。とてもお綺麗だったもので」


「まぁ、そんな事を言っても何も出ませんよ?」


「いえ、これは本当に心の底から思っています」


 このことは本当だ。金髪に、整った顔立ちで絶壁(どこがとは言わない。怖いから)さらに長寿。4つ揃った彼女はまさにエルフの鏡だ。ものによってはアルプス並に描かれているのもあるが、それは邪道だ。やはりエルフはまな板でないと駄目だ。


「もういいですか?私は歴史について教える、ユーリンと言います。人の歴史だけでなく、竜人族や魔族の歴史についても教えさせていただきます」


 ユーリン?youの名前リンって言うんだ。くだらな。茶髪の髪を肩下まで伸ばしている。そばかすが少し目立つが、充分美人の内に入るだろう。歳は25歳ほど。


「剣術を教える、セドだ。」


 ケモミミが付いているから獣人だな。だが、でかい。とにかくデカイ。190くらいいっちゃってるんじゃないかな。顔の半分が茶髪で隠れている。ちなみにポニテ。顔がいかついなー。自主規制しようと思ったけど、やっぱりステータスを見てしまう僕。せっかく便利なものがあるんだから、使わなきゃ損だよ。今度はもっと意志を強く持って、彼女の全てを覗いてやる!って感じで発動させた。


 セド

 Lv68 年齢:36

 種族:獣人/獅子(ライオン)

 身長:193cm

 体重:86kg

 髪の色:茶

 目の色:赤

 足の大きさ:27cm

 スリーサイズ:131・80・135


 クラス:剣士


 体力:7200/7200

 魔力:4700/4700

 筋力:63

 素早さ:47

 視力:2


 称号スキル

 救世主・守護者・筋肉バカ・くそ真面目・苦労者・調伏者・克服者・魔物の天敵・狂戦士(バーサーカー)


 スキル

 覇王の風格Lv1

 先導者Lv5

 料理Lv6

 危険予知Lv7

 野生の勘Lv7

 威圧Lv7

 遠見Lv6

 鷹の目Lv4

 未来予想Lv5

 持久Lv7

 瞬動Lv4

 剣術Lv8


 魔法

 属性魔法

 炎纏


 温水(ヒートウォーター)

 水治癒(ウォーターヒール)


 微風(ブリーズ)

 風刃(ウィンドカット)


 土壁(クレイウォール)


 系統外魔法

 思考加速

 探索(サーチ)

 警報(アラーム)

 発熱(ヒート)

 透視(クリアボヤンス)


 [セドの性格]

 [セドの考え方]

 [セドの好きな物]

 [セドの使える技能]

 [セドの習慣]

 [セドをどうにかしたい時の対策と傾向]

 [セドの人生]


ゴフッ!なんだこれ!前使った時はこんなの無かったぞ!?これはやばい。鑑定があれば自分のプライバシーは無いのも同然だぞ。僕は個人情報を大事にするからセドの性格とかは見ないけど。けど、これからお世話になるんだし、仲良くなるためには、分かるよね?スリーサイズも体重も知っちゃったしね?


「な、なんで何も言わないんだ?おい、オルカ?」


とりあえず性格を見てみよう。


[セドの性格]

曲がったことが許せない正義漢。決して挫けず、どんな時でも諦めない。

嘘が嫌い。


ふーん。曲がったことが許せない、ねぇ。じゃぁ、綺麗な放物線を描くその2つのエベレストはどうなんですか?はっ。禍々しい気配を感じる。なんかグリンさんが笑いながらこっちを見てる。だけど、目が笑ってない。すいません。でも男の子なんでしょうがないですよ。ほら、セドさんも怯えてますって。


時間が無いからステータス見るのは止めよう。


「シスカ。魔法を教える」


あ、あのジト目の人だ。すごい魔法を使えるんだよな。僕もいつか使えるようになりたいなぁ。質問しよう。


「あの・・・」


「なに?」


「前に僕の部屋で使った魔法って、僕にも使えるようになりますか?」


「努力次第。かなり難しい。あれは古代の魔法。使えるのは今のところ私だけ」


「わかりました。ではみなさん、これからよろしくお願いします」


でも魔法以外はやりたく無いな。


シスカさんのステータスはまた今度見よう。


▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼


てな感じだ。真面目に勉強しよう。それは大事。超大事。




どうしても話が単調になっちゃいます。


誤字脱字、設定の矛盾などおかしな点があったらご報告お願いします。

酷評などもどんどんお願いします。

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