第3話 鑑定様は神様です
ステータスの書き方がわかりません。
スキルや魔法の順番をどうすればいいのかわからないんです。
とりあえず、明日、祝賀会が開かれることになった。父様は仕事で大忙しだ。そう、考えてみれば王族が家族だけで、夕食を取るなんておかしいと思ったんだよ。パーティーとか舞踏会とか、毎日あるイメージだしね。後で知ったんだけど、父様や母様、姉様方は僕の名前を考えるため、みんなでパーティーをドタキャンしたらしい。なんで予め名前決めておかなかったんだろう?
まぁ、なんだかんだあって丁度今、思い出したんだけど。僕、家族の名前を知らない。でも不思議だよね。なんでか僕たち人は、家族の名前をいつの間にか知ってるんだから。
というわけで、まだ使っていない<鑑定スキルLv10>を使ってみることにした。とりあえず、今僕を抱っこしている母様に使ってみよう。鑑定、発動!
ズラーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
いきなり大量の文字が出てきた!頭がイタイイタイイタイイタイイタイイタイ!!!!
「ウワァアアアアアアアン!!!!」
「大丈夫!?どうしたの、キーア!?」
思わず泣き出してしまった。・・・・・・・・・・ふう、収まった。改めて母様のステータスを見る。すると、
アナスタシア=フォン=ドミニオン
Lv84 年齢:60
種族:人
クラス :
女王
治癒師
聖騎士
体力:8300/8300
魔力:15200/15200
筋力:38
素早さ:71
称号スキル
救世主・聖女・ 守護者・代行者・調伏者・克服者・冒険者・詐欺師・愛されし者・魔物の天敵・戦巫女・元勇者の従者
スキル
上流貴族の気品Lv7
先導者Lv4
治癒範囲拡大Lv7
治癒効果上昇Lv8
治癒魔法消費魔力軽減Lv7
魔法消費魔力軽減Lv4
聖なる光Lv9
聖なる鎧Lv6
聖なる矛Lv6
光魔法効果上昇Lv8
呪い耐性Lv9
魔法耐性Lv6
閃駆Lv2
剣Lv6
盾Lv7
棍棒Lv7
杖Lv9
料理Lv2
交渉Lv5
無表情Lv6
幸運Lv3
下剋上Lv8
言語理解Lv8
魔法
属性魔法
点火
火弾
火矢
火刄
炎弾
炎矢
炎刄
炎壁
炎円
炎脚
炎腕
炎剣
煉獄剣
温水
水弾
水㳃弾
水刃
水鎧
水浄鎧
水治癒
上級水治癒
光灯
光弾
光線
聖光刄
聖光剣
聖光線
聖力光
聖光衣
聖光鎧
聖光治
治癒魔法
初級治癒
領域初級治癒
中級治癒
領域中級治癒
上級治癒
領域上級治癒
解毒
領域解毒
系統外魔法
自動盾
探知
[アナスタシアの人生]
・・・・・・・・・・・は?なにこのステータス。おかしいぞ?Lvが600近くある上に、称号スキルに<元勇者の従者>が付いている。てか待て、60歳?どう見たって30歳くらいにしか見えないぞ?
もしかして、いや、後で確認すればいいか。もうお腹一杯だし。それにしても、見たところ取得経験値が上昇するような、スキルもないし、何より99Lvの限界にかなり迫っている。これは、鑑定で確認したところ<勇者の従者>の効果らしい。成長補正/中が働いているようだ。ここで気付いたのだが、スキルや魔法も鑑定スキルで、鑑定できるということだ。だけど、驚くとこはそこだけじゃない。そう、<ステータス>魔法がないのだ。つまり、この世界の人は自分のステータスを見れない。どうやら、この<ステータス>魔法は、神様からのオマケだったらしい。ありがとう、幼女。やっぱり異世界でも幼女は素晴らしい。そこは変わらない。
そして、注目すべきは一番下。
[アナスタシアの人生]
どうやら鑑定スキルは人の人生まで見れるらしいね。めっちゃ気になったけど、勝手に人の経歴を見るのは駄目だと思ったから自制した。
今日は、目ぼしいスキルや魔法を鑑定し、1日が終わっってしまった。・・・え?魔法の練習?いや、サボった訳じゃないんだ。アナさん(名前が分かったからこれからはこう呼ぶ。)が近くにいたからできなかったんだ。本当だよ?お昼寝してたとかそうゆうのじゃないから。
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