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図書館には魔女がいる(仮)  作者: 春紫苑
プロローグ
1/4

序:いじめられっ子世にはばかる

うちの家系は"みえる人"が多い。

物理の壁や時間の壁の向こうが見えるというか、透視能力、予知能力、霊感的な何かがあるというか…。

因みに、あっても良いことはあんまりないと経験上断言できる。


というか、今絶賛困っている。


なまじ見える大人が周りに多いもんだから見えるのが普通だと思っていたあの頃の自分を殴りたい。


え?何があったかって?


端的に言うと、他人の知られざる黒歴史を気づかず暴露しちゃったってヤツ?


だってさ、触っただけで強制的に見せられるアレがフツー見えないなんて思わなかったんだもん。


結果、私が「触ったモノは呪われる」という噂が立ちいじめにあうわけです。

呪われちゃかなわんと避けられるのは序の口。あんだけよく考えたと妙に感心した嫌がらせの数々…。


ただそこは可愛げナッシングなワテクシ。物証を揃えて、「先生が動かないなら、サツとブンヤにたれ込むze☆」と担任に迫る小学生。実にシュール。


これにより、いじめっ子からの表面的被害は減ったけど、陰でのネガティブキャンペーンは鋭意継続中っていうね。

あれから幾星霜、高校生の現在もまだやってるってどんだけよ。


そんなこんなで、ありとあらゆるスクール・カーストから脱落した私にとって、図書館の本棚裏が数少ない安息の地になっていた。


あいつが来るようになるまでは!

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