花開く歌声
歌を歌う事は楽しいと改めて気づいた事・妹の技術への恐怖が無くなった事・父親の言葉を誤解かもと思えるようになった事・歌の練習を再開した事
この四つが重なり素人でもわかるほどに少女の歌は変化します
(今まで自信が無く声を出さなかっただけとも言えますが)
そんなある日合唱部でこんな話がありました
その日はプロの歌う動画を見て話し合う日でした
その動画は『父親』の映像でした
それを見た部員たちが
(クラスメイトA)〇〇と言えばクラスに○○さんっているよね〜
(クラスメイトB)ああ、あの良く歌ってる奴(少年)と仲良い娘だよね
(クラスメイトA)そうそう、あの娘この前の音楽の授業でめっちゃ上手くなかった?
(クラスメイトB)そうそう今までは聞こえないぐらいちっちゃな声だったのに昨日の授業じゃすっごく綺麗な声で歌ったからビックしたよ
(部長)へ〜先生そうなんですか?
(顧問)○○さん?そうね彼女、今週になって見違えたわね
(クラスメイトB)ですよね!
(部長)へ〜〜そこまでなんだ?
(クラスメイトA)凄かったですよ。クラス中ざわつきましたし、私も引き込まれましたもん
(部長)それは凄いね。それじゃあさ、誘えそうならその子に1回声をかけてみてよ。無理はしなくて良いから
そして合唱部からの接触は
部員「〇〇ちゃん、ね、一回合唱部に来てよ」
少女「え、私?それはーー」
部員「あ”少年”あんたも合唱部を見に来てよ!」
少年「あ?俺?まぁ別にいいけど」
部員「よし、ね〇〇ちゃんも一緒に」
少女「あ・・・うん」
と1人では尻込みするのを予想していた部員が少年を巻き込む形で引っ張って行くのを想定しています
一回見学に来てよと軽い感じで
見学に行くとみんなが真剣にそれでも楽しそうに歌っていてその歌が魅力的で『やっぱり楽しむことが大事なんだ』『一緒にやってみたい』と入部に前向きな姿勢をとるイメージしてます
少年も一緒に