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始まり
時はたち
少女高校1年生
妹中学2年生
少女は家族との接触を減らすために自宅から電車で1時間かかる遠方の高校へ進学します
そこで少女は一人の少年と出会います
とある授業でグループワークがあり、その中でそれぞれが作業をする中1人の少年が作業をしながら歌っていた
少年の歌は技術的にも褒められた物ではありませんでした
ですが少女にはその少年がとても楽しそうに見えた
だがその歌はほかのメンバーに止められてしまう
少女はなぜかその事に『残念』と感じてしまう
授業が終わった後少年が軽い感じ(悪いとは全く思っていない)で謝って来る
少し話した後少女はポツリと問う『歌、好きなの?』
少年は無邪気な笑顔で『おう、好きだ!』とそして聞き返します『君は?歌は好き?』
少女は『歌は・・・ 好き、だよ』と『歌は』を強調する形で回答するでしょう
それからも
少年は休み時間などでよく歌っています
少女はそんな楽しそうに歌う少年を見ているのが好きでした
そして少しずつ『歌は楽しい』という事を思い出していきます