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玉国の春
白樺の上に青空が広がっている。
南風が吹いてきて、頬をくすぐった。
俺は丘の上に立ち、拳を振り上げながら叫んだ。
「玉国の春だ!」
恋! 恋! 恋!
玉国! 玉国! 玉国!
俺は今、リア充だ!
「ちょっといい?」
作者が話しかけてきた!
「うかれてるところ悪いんだけど、この連載打ち切りにするから」
なんでだよ!
「だって14ポイントだよ? いいねもひとつしかついてないし」
何の話だ!?
「とにかくこの連載はこれにて終わり。私も他に書きたいものいっぱいあるんだから。お疲れさまでした」
ちょっと待て!
せめて最後に詩野さんに会わせろ! ラブシーンやらせろ!
ああっ……! 消えていく! 俺の存在が消えていく!
う、うたのさーーーん!!!
プチッ※
長いあいだご愛読ありがとうございました(*^^*)