第1話 部活動仮入部
「それでは、今日から部活動仮入部期間だから、いろいろな部活を見るように」
そう田中 彩子 先生が話すと、終礼をして、それぞれの部活動見学に行くことになった。
僕【樋口 千尋】は、水泳部に仮入部することにした。
しかし、水泳部の活動場所が分からない。
そこで、昇降口を出たところにいた、背がとても高くてショートボブの女性に話しかけて水泳部の活動場所を聞いた。
おそらく185cmはありそうだった。
「すみません、水泳部の活動場所はどこですか?」
そう僕が聞くと、その女の子は、
「連れて行ってあげるよ」と言って、水泳部の活動場所であるプールまで連れて行ってくれた。
「ここが活動場所だよ」
そう女の子が教えてくれたので、僕は「ありがとうございます」と言って、水泳部の活動場所に行った。
「すみません。水泳部の活動場所は、ここで合っていますか?」
3つあるドアのうち、右側のドアをノックして、聞いてみると、
「確かにここだけど、男の子は左側から入って」
どうやら、こっちは、女子更衣室らしい。
そのため僕は左側から入った。
「すみません。こちらで合っていますか?」
僕がそう聞くと、中にいる人から「男子はこっちで合っているよ」と言われたので、そこから入った。
「今日仮入部したいのですが」
「少し待っててね」
少し待たされたが、「今日、筋トレの日だけどそれでもいい?」
「お願いします」
「それじゃあ体操服持ってる?」
「はい持っています」
「とりあえずそれに着替えようか」
「はい」
僕は体操服に着替えた。
着替え終わると先ほどの先輩とプールサイドで、筋トレを始めた。
ベンチプレスをしていると、先ほど案内してくれた女の子が来た。
そして、筋トレを教えてくれている男の子に注意をしていた。
そして、女の子が来た。
「私と筋トレやるのでもいい?」
そう聞かれたが断れる雰囲気ではないので、
「大丈夫です」と答えてその女の子と筋トレをした。
さっきの男の子よりも分かりやすかった。
筋トレが終わると、その女の子が水泳部のことについて、説明をしてくれた。
説明が終わると、
「もし良かったら入部してね」と言ってもらえた。
翌日は陸上競技部に仮入部をしたが、思っていた部活動とは違かった。