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対妖魔特殊機動部隊  作者: 竹龍
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魔法少女覚醒のとき

第0話 『魔法少女覚醒のとき』



日本の都市部であるホワイトシティで活動する魔法少女フラワーガーデンの4人はピンチに陥っていた。


ひかり「はあ、はあ、はあ、みんな大丈夫!」


あかり「もんだいねぇよ、まだまだいけるぜ!」


みどり「ふぅ~、大丈夫よ」


あおい「まだいけるわ」


妖魔の突然進化、大きく強化された妖魔の力は魔法少女たちを着実に追い詰めていた。


ぽん太「このままじゃまずいポ!みんなもっと心を通い合わせるんだポ、みんなの絆の強さがさらなる力を引き出すんだポ!」


あかり「そんなこといったってよ!どうすりゃいいんだよ!」


みどり「心を通い合わせるなんて、どうすれば・・」


ぽん太「君たち4人はこの半年間一緒に戦ってきた仲間だポ、お互いを思いやる気持ちが大切なんだポ!」


あかり「そんなこといったってどうすれば・・」


強化された妖魔に決定打を与えることができず苦戦している魔法少女たちにぽん太からアドバイスが飛ぶ。4人の絆の力が高まれば更なる力を得ることができることを妖精ぽん太は知っていた。妖魔の進化という緊急事態ではあるが、この場で自身が契約する魔法少女たちが次の段階に進むことは歓迎すべきことだ。今後も彼女たちには頑張ってもらわなければならないのだから。


ひかり「うん、よし!あかりちゃん、みどりちゃん、あおいちゃん、私はみんなのこと大好きだよ!」


あかり「なっ!こんな時にどうしたんだよ!」


ひかり「だってみんなの心を通じ合わせるんでしょ、だったら私の大好きな気持ちをみんなに伝えなきゃって!みんなはどうかな!」


みどり「もちろん。みなさんのこと大好きですよ!」


あおい「えぇ。まだ出会って日は浅いけれどみんなのこと大切な友人だと思っているわ」


ひかり「ふたりともありがとう。あかりちゃんはどうかな!」


あかり「あぁ~もうっ!お前たちのこと別に嫌いじゃねぇぜ」


あおい「あかりは素直じゃないわね」


みどり「ふふ、まったくね」


ひかり「ありがとうあかりちゃん!ありがとうみんな!確かに私たちは出会ってまだ半年しかたってないけど、でも力を合わせて戦ってきた。だから!」


フラワーガーデン「私たちは強くなれる!4人で力を合わせることができればなんだってできる!」


4人の心が通じ合ったとき左腕にあるブレスレッドが光り輝く。


ぽん太「きたきたきた~~~~~~」


今ここに4人の魔法少女が大いなる力に手に入れる。強敵を前にしてもなおあきらめない強い心と仲間を思う絆が生み出した奇跡の力はどんな敵にも負けない無敵の力で有ろう。


ぽん太「みんな合言葉を叫ぶんだポ!」


ひかり「分かったよ。みんな!」


あかり「おう!」


みどり「えぇ!」


あおい「わかったわ!」


フラワーガーデン「みんなの心を一つに!ドリームフラワーガー


ピンチをチャンスに強敵を相手に新たな力を。物語の世界であるならば王道の展開であり、彼女たちもそうなるはずだった。しかし彼女たちは新たなる姿を見せることはなかった。なぜなら妖魔が銃撃音とともに消滅したからである。


ひかり「えっ、なんで・・」


???「ミッションコンプリート」


なぞの攻撃によって倒された妖魔。唖然と立ち尽くす4人の魔法少女。王道展開で終わるはずだった妖魔との戦いは、イレギュラーな形で幕を閉じた。





                   




 

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