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主人公

名前:ナンシー・D・アイランド

見た目:金髪に青目の美人(但し、言動が見た目に反している

誕生日:転生により消失

血液型:A型

人物紹介:転生する前、厚切りジェニーとして日本で芸人活動をしていた


主人公が落下した地点にいた少女(随伴する予定)

名前:ジュエリー・ダイアモンド

見た目:銀髪に青目の美少女(一般人枠

誕生日:銀月12日

血液型:そもそもそんなのねぇよ

人物紹介:主人公が落下した地点付近に偶然いた少女、とある理由で主人公と同伴を余儀なくされる


たまたま近くにいた偵察中の忍者(らしき人)

名前:現在不明

見た目:黒髪に黒目の女性

誕生日:金月14日

血液型:いや、だから、知らないって

人物紹介:主人公が落ちてきた場所の近くを警戒していた忍者っぽい何か

 トラックに轢かれました。気付いたら見知らぬ場所にいました。自称神様に転生しろと言われました。それで、言語が変に設定されてしまい片言になりこの世界に来ました。そして、その状況を全て隣に座っていた少女ーージュエリー・ダイアモンドに話をしました。(←はい、今ココ)

「えっと、それで、要はお姉さんは、その神様からこの世界を救って欲しいと言われたんだよね?」

「ウン、ダカラ、今コノ世界デ起コッテル事、教エテクレマセンカネ?」

 隣に正座して少し困惑しているジュエリーは苦笑を浮かべながらも首を縦に振る。

「いいですけど、やっぱり話し方が変」

「ソレニ、ツッコミヲ入レナイデクダサーイ、コレガデェフォルトナンデェスヨ!」

 あぐらを掻いていて何度も自身の膝を叩いたこちらにジュエリーはさらに困惑したように首を落とす。

「は、はぁ、まぁ、それだったら一応問題という物はあります」

「ジャ、教エテクレェマースカ?私ィハソノ問題ヲ解決シィテ自称カミサァマァヲヤリタインデスヨォ」

「あ、はい、わかりました」

 何処となく釈然としていないジュエリーはそう言うとこの世界の事について話してくれる。私が転生したこの世界はシーモネ・タ・バッカーリと呼ばれている大陸で、その魔物や人型の魔物が人々の生活に支障をきたしている存在であるっと言う良くある設定から始まり、大陸には四天王がいたり、その四人が大陸を実質大陸を支配しているとのことだった。で、私が落ちてきたこの場所は唯一人間が支配している土地との事だった。

「それで、その頂上に魔王がいるんです、彼の名前はーー」

 そこまで言って彼女は真剣な顔になる。それまるで、これから本当に大切な事を言う前段階の顔をしていた。そして、スゥーッと息を吸って息を吐き真剣な目でこちらを見る。

「ーーフルチンっと言っていいまして」

「……ブフォ」

 ーフ、フルチン?ナ・ニ・ソ・レ、エ、ソレニ大陸名前モ名前デスシ、下ネタデェスカネェ……

「チョ、チョットマーツデェス、エ、イタイケナ少女ガ真面目デ真剣ナ顔デ放ッテ良イ言葉ジャアリマセーンヨネ」

「え?私、何かおかしい事言った?」

「ンー倫理観ブッ壊レテマースカ?」

 思わずそうツッコミを入れるとジュエリーはキョトンとした顔で首を傾げる。

「倫理観がぶっ壊れてるって急に何を……」

「マーツデースヨ、セッ○ス」

「ちょ、な、何言ってるいるんですか!はしたない!」

 バチンッ!

 ジュエリーが頰を赤くさせ私の頰を思いっきりぶっ叩いてくる。

「オオン、痛イデスネ!?フルチンッテ真面目ナ顔デ言ッタ人ニ言ワレタクナイヨォ!?」

「フ、フルチンだなんて、なんてはしたない言葉を、また発するんですか、この変態!」

「オ・マ・エ・ガ・ハ・ナ・ッ・タ・コ・ト・バ・ダロォォ!」

『あ、あーごめん、ちょっとお話中失礼するよ〜』

 立ち上がってお互いの胸ぐらを掴み上げていた私達は同時に上空を見上げる。

「な、何この声は……?」

「ジ、自称神様デェスカ!?」

『自称じゃない、本物の神様だから私』

「嘘ダ!!」

『嘘じゃない!私の名はオッパイーンオツ神だ!』

「何ダソノ名マ……」

「我が主神ですか!?」

「嘘ダロ、オ前!?」

 胸元から手を離し思わずジュエリーを凝視してしまう。

「コンナヘンテコナ名前ノ神様ガイル訳ガナイダロォ!」

「ヘンテコって言わないで!これでも私達の主神の名前なんですよ!」

「コレデモッテ、変ダッテ自覚アルダロ!絶対!」

『……で、信じてもらえた、私が神様って』

 これで変に信じなかったら多分、流れ的にただこねてきそうと察し一応信じる事にする。

「ワカッタワカッタ、ゴメンゴメン、信ジル信ジル、ソレデ、何ノ用デスカ?」

『えっとね、君に渡し忘れたものがあってさ』

 その言葉と共に私の目の前に白く光る剣が出現し、手で触れると勝手に私ノ腰に装着される。

『さぁ、使って、なんでも勝てる剣だから』

「ナニ、ソノ大雑把ナ名前ノ剣」

『あと、これ、遊石って言うんだけど、必要に応じて使って頂戴』

「アノ、人ノツッコミヲ無視フルンジャネーヨ」

 思わずそう神様に返していると、目の前に白く光るペンダントにされている石が出現する。手に持ったそれは、あの伝説的なアニメのあのキーアイテムなそれでしかなく、あの言葉しか頭の中には浮かばなかった。

「oh……コレハ……バル○」

『え、あぁぁぁぁぁぁぁ辞めなさい、その言葉は!?』

 自称神様が静止するも目の前に太いビームが数本打ち込まれ目の前に広がっていた森林が無惨にも焦土と化す。

「oh……コノ世界ニモ、ラピ○タハ存在シタンデェスネ」

「ラ、ラピュタ?何それ?」

 唖然としているジュエリーの方を見る。

「私ガ居タ元ノ世界ノ創作上ノ伝説ノ島ノ名前」

「そ、そうですか……」

「ソレニ直視シテモ大丈夫デシタネー」

 ームス○ニナリタカッタ訳デハナカッタケド

 焦土とかした土地を眺めている最中、慌てた自称神の声が聞こえてくる。

『ち、ちょっと、貴女、大切なラピュタ付属超広範囲特射型超高性能超広範囲集中型拡散ビーム改良二式型砲弾を簡単に撃たないで!』

「イヤ、名前ナゲェヨ、ソレニ、ラ○ュタ言ッテルシ、超広範囲ッテ単語二回使ツカウナ!アト銀○カッ!」

『あー懐かしいですね、アーム○トロング砲って、そう言う話ではなくて、ラピュタ付属超広範囲特射型超高性能超広範囲集中型拡散ビーム改良二式型砲弾を打ってしまった以上、しょうがないですが、再装填にはかなりの時間要しますよ』

「オ前ソレ言イタイダケダロッテ、ソンナ危険ナ物私ニ渡スナ!」

『まぁ、兎に角渡すものは渡したんでじゃーねー』

 その言葉と共に神様との会話が強制的に途絶えてしまう。

「……コンナ危険ナモノ渡スンジャネーヨ、アノ神様」

「ですねー」

 首に一応、その○ピュタ付属超広範囲特射型超高性能超広範囲集中型拡散ビーム改良二式型砲弾を放つキーアイテムのペンダントを首にかけた直後、後方で気配がしたのを感じる振り返る。

「誰ダ!」

 森の茂みの中から忍装束みたいな服を着て顔を青くしている黒髪に黒目の女性が出てくる。

「や、やぁ、今の攻撃は君達が放ったので、ご、ござるか?」

「ア、アァ、そうだが……」

「そ、そうか、私達の主が支配している領土にこれ以上、危険をもたらすなら排除せざるを得ないでござる」

 そう言って忍装束の女性は息を整えながらも腰に装備していた剣を引き抜く。

 ーコレハ、戦闘ノ回避ガ出来マセンネ

「ソウカ、ワカッタ」

「いざ尋常にでござる」

 剣を抜いた私は少し顔を青ざめている忍装風の女性と対峙するのだった。

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