有名おとぎ話の末裔
1.リモート飲み会
「ウオウオ〜♪ララララ〜」
「あの〜リモートで歌うのはやめてもらっていいですか?」
「あっ桃くん遅いよう〜」
「仕方ないだろう、暇な浦島と違って働いているんじゃ」
「あっヒドイ〜僕にも勉学て言うう仕事があるんだよ〜」
「しかし、こんな時間まで仕事て、桃くんの会社ブラックすぎ〜」
時計をみると10時を指すところだった
「ああ…」
「しかも何の因果か、桃くんの先祖が倒した鬼の子孫が上司とかw」
「…言わないでくれ、今日も……」
*
「桃太郎くん!!桃太郎くん!!」
「はい!!」
「はあ〜君さ!また、ここ間違っってたよ!」
「えっそこは…鬼山係長が…」
「えっ!!」睨む鬼山
「いえなんにもありません…」
「君さ〜先祖様は、さぞかし立派だったみたいだけどそれに比べて君は…先祖様も草葉の陰いや、桃だから川か、から泣いているんじゃない?」
「まあ今日中にな・お・し・て・ね、桃からか桃太郎さん!!」
*
「てっ、こんな感じで残業連続5日目」
「うわ〜やばいね、名の通り鬼上司だね〜しかもちょいオネエとかキャラの大渋滞だねw」
「それをさ、ほぼ毎日あのニヤニヤしながら言うんだよ!!あ〜俺が何したって言うんだよ!!ご先祖様だろ同士の問題だろ!!ああ!!くそ〜でも自分のご先祖様を悪くいうのなんか負けた気がするし〜あ〜ムカつく!!」
「人間さまじで毎日否定されていたら全人間に嫌われている気がするわ」
「僕は、先祖のところ「ご」つける、桃くんのこと僕は好きだよ」
「浦島に好かれても何にも嬉しくない」
「ええ!!ヒドい〜」
「…待たせてすまない」
「あっ金ちゃん!お疲れ様〜」
「おっ金太郎おっっつ!!!!」
「あっ桃くんストレス感じすぎて変なテイションになってるw」
「ああ…みんなもお疲れ」
「じゃ始めよう!!」
「末裔ッズの飲み会〜」