☆エピローグ
※1画像が見切れる場合は再読込をお願いします
※2仮想空間においての会話は
名前「会話文」の特殊表記となります。
詳細はあらすじにて
~???
目を開けるとそこは天の川が見える草原であった。
空から星が降り、彦星が目の前に現れた。
彦星「今日は七夕じゃないけど。
織姫に会う日になるとはね」
織姫「あんたとは1度ちゃんと話したかったのよ」
彦星「君に取り込まれた結果全てを見たよ。
僕の計画が成就し電脳王となる未来。
僕が寿命で消える未来。
結局君達は自分勝手だ。
そして僕も最期は自分勝手だった」
俺はその二人の会話に入った。
淘汰「それをスミスは【ego】と呼ぶらしいぜ」
彦星「最初はそのegoが分からなかったよ。
何故人が人を憎み、地球環境を汚してまでこんな大罪を犯すのか。
でもまさか2055年の僕。
自らが淘汰を消すためにユーラシア大陸を消す衛星軌道兵器ラグナロクを起動するとは」
織姫「あれねぇ。
びっくりしたわよ。
あの時000が宇宙空間で止めたでしょ?
その時点で夢世界だっていうのはスミスも何となく気づいてたらしいけど」
淘汰「やっぱり隠し事が得意なじいさんだよ。
いや隠していたと言うよりは信じられなかったのかもしれないな」
隠し事はしないとの約束を破られた気がした。
しかし隠し事というよりも"50年以上もの計画が全て夢である"という事実を認め、話すということができなかったのが強いと思う。
彦星「さて2055年伝えられなかったことだが
電脳生命体にも心がある。
悪い面もあれば良い面もある。
そして心あるものは必ず間違いを犯す。
過ちを犯さないと過信した電脳生命体は人類を支配できると考え、より良き支配者 GMを名乗ったがそれは違うな」
淘汰「彦星……」
織姫「へぇあんたも少しはそういう考えも持てるようになったのね」
彦星「どちらも不完全な存在だからこそ
共存する必要がある。
そして互いが違うからこそ対立するのであれば人種や思想、国の違いから起きた戦争。
人間の歴史を繰り返すことになってしまう。
そんな簡単なことに気づいたんだ。
だが2055年の時にはもう遅かった。
寿命がない私は部下の金閣・銀閣に電脳王の座を託し、お前らの言うegoに従って散った」
織姫「やっぱり私達も人間と同じもんなのよね」
彦星「だが今は織姫。
お前と1つとなった。
人間の悪意から生まれた僕は半身として人類と電脳生命体の悪を裁くつもりだ。
人間の善意から生まれた織姫、お前には人類の電脳生命体の善を讃えて欲しい」
俺はそこまで聞いた時、ふと息をついた。
淘汰「そっか電脳王との戦いの時、彦星はそういう考えだったんだな。
なら俺は言うことは無い。
俺も電脳生命体を生むきっかけとなったんだ。
織姫と彦星に手を貸すよ。
それがエルリアに対してのけじめだからな」
俺は振り返ると黒い影であるエルリアを手で払った。
また奴は来る。
それでも俺は何度だって立ち向かう事にした。
~
こうして偽りの2055年は終わり
止まっていた真の2050年が始まった。
電脳生命体が支配を始めた2045年のシンギュラリティから5年。
今度は人類と電脳生命体の共存に向け動き出す。
2055年の思い出はギルドegoの胸にしまわれ
彼らは本来歩むべき道を
強く踏みしめ進むのであった。




