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始まりのカーチェイス
こんにちはー。久々に投稿しました。色々駄目な部分も多いとは思いますが、頑張って投稿していくので是非見ていってください!
「止まれ!止まるんだ!」
誰が止まるものか…。そう警察を嘲笑いながら少年は逃げていた。
「いい加減にしろ!貴様は重大な罪を犯しているんだぞ!現在進行形でな!」
「そうかい。だったら捕まえてみやがれ腐れポリ公!」
少年は『車』のスピードをさらに加速させる。少年には勝算があった。盗んだこの車はオンボロパトカーよりもずっと性能が良く、スピードも桁違いに速い。このまま逃げ切ってやる。そして、遂に長年の悲願を…。
その時、突然彼の乗っていた車が悲鳴を上げた。無理にスピードを出したせいだろうか、エンジンから黒い煙が出ていた。
「まずいまずいっ!」
少年はなんとか持ち直そうとするが、車はいよいよ制御できなくなっていった。
「今だ!そいつを取り抑えろ!」
ここぞとばかりに警察が追いつこうとしてくる。
ところが、前を走っていた少年の車があろうことか向きを変えこちらへ向かってきた。そのまま車とパトカーは正面衝突をした。
時間が歪む音がした。