ストーカーとお詫び
事情があって短くなりました。すみません。
誠「さてと、帰るか。」
剣聖「そうね。」
ベル「また迷路ですか…。」
アイラ「ワープとかあればいいのにな…。」
セナ「私が先導する…。」
誠「…罠のない道を頼むぞ…?」
セナ「大丈夫…。」
そのあとセナの先導により俺達は無事に出口に着くことができた。そして特に何事もなくギルドにたどり着いた。
誠「ふう…疲れた。」
リディ「お疲れさま。今回は壊さずに攻略できたみたいね。」
剣聖「確か二回も壊したんだっけ?」
誠「…一回はお前のせいだからな?」
俺は剣聖を睨みながらそう言ったあと、ギルドを出て家に向かった。暫く歩いていたが剣聖が一向に離れない、まるでストーカーのようだ。
誠「…なあ、まさか家まで着いてくる訳じゃないだろうな?」
剣聖「…え?ダメなの…?」
アイラ「部屋がないんだって…。」
ベル「私ベッドじゃないと眠れないし…。」
セナ「私も…。」
誠「そういうことだ。頼むから宿屋で寝てくれ。」
俺がそう言うと剣聖は俺の手を両手で掴んで俺の顔を睨むような顔で見てきた。そして一呼吸おいてから、
剣聖「…こんなにか弱い女の子を一人にするつもりなのか…!?」
誠「…そんな物騒な剣持って言うセリフじゃないぞ…。」
剣聖「こんなにも可愛い女の子が頼み込んでるのに断るというのか…!?」
誠「自分で言うなよ…。…とにかく宿屋に行け、わかったか?」
剣聖「むー…。」
俺はため息をついて家に向かった。数分経ったとき、後ろを振り返るとまだ剣聖がついてきていた。…もういい…何言っても通じないみたいだ…。結局剣聖は家まで着いてきて、俺の部屋で爆睡してしまっていた。
ベル「幸せそうに寝てますね…。」
アイラ「だな…。」
セナ「どうするの…?」
誠「…ソファーで寝るよ…全く…。」
俺達は解散してそれぞれのベッドに向かった。…俺のはベッドじゃないけどな…!俺は怒りを押さえながら、ベッドという名のソファーに横になってた。
誠「はあ…。」
?「誠さんも大変なんですね…。」
誠「…え?」
声の方を向くとグロウルが立っていた。俺は不思議に思いながら、体を起こしてグロウルの方を向いた。
誠「どうしたんだ…?」
グロウル「散々ジルを奪い取ってしまったのでお詫びをしようと…。」
なるほどなるほど…?中々に謙虚でナイスなシチュエーションじゃないですか?…さてさて、何をお願いしようかな?フッフッフ…。
グロウル「…あんまりエッチなのはダメですよ…?」
誠「えー…。」
グロウル「えーって…。」
誠「んー…じゃあ…。」
グロウル「…?なんでしょう…?」
誠「俺専用サキュバスが欲しいな…。」
グロウル「ええっ!?サキュバスですか…!?」
誠「…ダメか?」
グロウル「いや、その…サキュバスを作るには男性の…アレが必要なんですよ…。」
誠「…は!?」
グロウル「だから…誠さんが自分自身のを切り落としてくれるならできますけど…。」
誠「遠慮します…。」
知らなかった…!サキュバスの数だけ男のち…聖剣が切り落とされていたなんて…!これはサキュバスを見る目が変わるな…。
誠「…じゃあ…剣聖の性格を可愛くしてくれ…。」
グロウル「相当お嫌いなんですね…。」
誠「まあな…。」
グロウル「では私は剣聖さんに魔法をかけてそのまま帰りますね。」
誠「頼む…。」
俺はもう一度ソファーに横になりゆっくりと目を閉じた。そして次の日の朝、俺は昨日の俺をぶん殴りたくなっていた。…その理由がこれだ…。
剣聖「あっ!誠!おはよう!キャピッ!」
ベル「け、剣聖…さん?」
アイラ「なんだこれ…キモいを通り越してウザいぞ…。」
セナ「誠…一体何が…?」
誠「俺のせいじゃない…俺のせいじゃない…。」
剣聖「あれあれ~?どうしたのかなっ?元気がないぞ~?」




