第4話 モリノナカ
グロ注意。あと、次回投稿時に作品名を変えようと考えています。
毎度更新遅くて申し訳ないです。
「適当に歩けば、道くらい見つかるだろ」
晴杜は次にとる行動を決める。やけに明るいのは不安を押し込もうと考えているためもあるが、現在の状況に対しての危機感が足りないのもあるだろう。彼は、自転車を押しながら森のなかを進んで行った。
もしくは、ただ単にこれからは何も気にせず料理ができるとしか考えていないのかもしれない。
……………
二十数分後、晴杜は森の中の少し開けた所で空を眺めていた。
「やばい、やばいぞ。森の出口どころか、どこかに続いてそうな道も見当たらないとか…」
晴杜は何か目印になるものが無いか辺りを見るが、恐ろしい程同じ形の木と草花だらけなので見分けも付きそうにないようだ。
先ほどから空を眺めているが、サイズが二回りくらい大きい太陽に見えるものがあるだけで、雲はない。
太陽(?)は真上ではなく、やや傾いた位置にあった。そのため晴杜も最初はそれを目指して歩いていたが、どうにも真っ直ぐに進めていないように感じて、しばらく太陽を眺めていたら地球のそれより少し早い速度で揺るやかな坂を下るように移動して行くのが見えたのだ。太陽を目印にして歩いていても真っ直ぐには進めない。
そのことに気づいてからは、自分の方向感覚のみで真っ直ぐ進んでいたが、何も見つからない。
「仕方ないもう少し進もう。」
と、また進み始めたそのとき。
「「ベゲエ゛ェェ!!」」
「なっ、何だ!?」
二体の緑色をした、小さな二足歩行の生物が行き先を塞ぐように現れた。啓弥が言うところのゴブリン、餓鬼というやつだ。
その体のつくりは人に似ているが、胴体は腹が異常に出ていて他がガリガリ。頭部は目と耳が小さく、鼻は潰れた大きな団子鼻、口は魚のアンコウのように横に広く歯がノコギリのようになっている。そして体全体がブツブツと吹き出物のようになっており見ているだけで気持ち悪くなりそうだ。
この餓鬼というやつは、啓弥には悪いがゲームによくあるザコキャラのゴブリンのように優しいイメージの物ではない。
「あぁ、くそ!思ったより強そうじゃんか!!……とにかっ」
「ゲエェェァア!!」
「はぁ!?」
急いで自転車をもと来た道に方向転換させて逃げようとする。だがいつの間にか後ろに前方の二匹より一回り大きな餓鬼が構えていた。
「なんだよ、ゴブリンって普通頭悪いんじゃないのかよ!」
「「「ベゲエ゛ェェ……ガア゛ッ!!」」」
「うっ!?ど、どうし……」
晴杜は挟み撃ちのような行動をとる餓鬼に対して怒鳴る。しかし、それを合図にするように餓鬼たちは晴杜に迫ってくる。
今は、自転車を降りていて周りは茂みか妙な木ばかりだ。自転車に乗りこんでいるうちにたどり着かれてしまうかもしれない。自転車を乗り捨ててもこの状況であの小柄の化け物たちに足の速さで勝てるとは思えない。
と、ここまでは考えておらず、ただいきなり駆け寄ってこられてパニックになってその場からすぐに動けなっかった晴杜だったが、もう餓鬼がすぐそばまで来ている。
「「「バア゛ア゛ァァア!」」」
「何か……くそっ木しかねぇ……そうだ木に!」
一番近くの木を見るが、それはやたらつるつるで割りばしのようなあの木だった。幹は滑って登れそうにない。ようじのような枝は丈夫そうだが、手を伸ばしてもやっと届くぐらいの高さだ。
「っ!仕方ない!!ふんっ!」
晴杜は自転車を木に立て掛ける。そして、フレーム、サドルの順に足場にして枝に飛びつく。飛びつくついでにサドルを蹴飛ばして化け物たちが登れないように自転車を倒す。
しかし、行動が遅かったこともあり殴りかかってきた餓鬼の爪が足をかすめる。
[ガシャン!ゴロゴロ……]
「ベエ゛ェゲア゛!!」
「痛っ!」
制服のズボンが少しやぶれて少々血がにじむが、なんとか枝の上に上がることに成功する。枝はほとんどたわむことなく晴杜の体重を支えている。かなり頑丈なようだ。
木の下の餓鬼たちは忌々しげに晴杜を睨むが、すぐに鼻をひくひくさせて辺りを見る。そして自転車のかごに入れていた買い物袋からこぼれ落ちたキャベツや玉ねぎなどに気がついた。
「「「ゲア゛アァァ……」」」
「食べ物に釣られたか、でもすぐ近くだし木から降りたら襲われるよな……」
餓鬼達はまず匂いの強さからだろうか玉ねぎをそれぞれ一つ持ち匂いをかぐ、一匹若干嫌そうな顔をするがその他の二匹がほぼ同時に勢い良くかぶり付く。
「「ガウッ!……」」
そのうち一匹は数回咀嚼してを吐き出して残りを投げ捨てる、もう一匹はそのまま飲み込み残りも食べてしまう。
「ゲエ゛エェェ」
「ガア!ガグッガグッ」
「あああ、貴重な食べ物が……」
晴杜は食べ物を奪われ悲しむ。彼に残された食糧は手に下げていた袋に入っている赤飯おにぎりと飲みかけのミルクティーのみだ。いつまで森の中に居ることになるか分からない状況でこれは心許ない。
晴杜は状況の整理のため、玉ねぎを食べなかった餓鬼を餓鬼A、吐き出したやつを餓鬼B、食べたやつを餓鬼Cと呼ぶことにした。
餓鬼Aは他残されより一回り体が大きい。Bは良く見ると顔が他より細い。Cはなんとなくとぼけたような表情だ。
餓鬼Aは餓鬼Bの様子を見て玉ねぎを放り投げる。餓鬼CはA,Bの投げた物も拾って食べようとしている。
「好き嫌いがあるのか」
晴杜は呑気にそんなことを思う。自分の危険が一応過ぎたことで気が抜けているようだ。
Cを放って置いて、A,Bの興味は玉ねぎと同様に袋から飛び出した半玉のキャベツに向く。
「ゲア゛アア!!」
「グウゥ……」
Bがキャベツを手にしようとするが、Aが威嚇のように吠えたためBは手を引っ込める。どうやらAはBより立場が高いらしい。
Aをキャベツを掴み匂いを嗅いでから勢いよく食べ始めた。
「ゲア゛!グッグッ!」
[ガサガサッザッ]
Bを見ると買い物袋をまさぐっている。袋に食べ物があることに気付くあたり、やはり知能がそこそこ高いようだ。
Bはらっきょうの袋を取り出し、そのまま齧り付いたすると漬け汁がくちに飛び出て驚いたのか、また吐き出した。だが、今度は味が気に入ったらしく口で袋と汁ごと口に入れ咀嚼しビニールは吐き出す。
次にカレーのルーの箱を取り出し齧りついて咀嚼、プラスチックの容器部分を器用に吐き出す。
もう食べられない部分を理解したのか、容器をまず噛み千切って中身を取り出し食べた。
「「「ガグアッ!グウゥゥ…」」」
A,B,Cの全員てがとても旨そうに食っている。見た目は醜悪だが表情は晴杜もわかるほどはっきりしている。
一方晴杜は、
[グゥゥ]
「くそぉ、うまそうに食いやがって……そういえばまだ赤飯のおにぎりしか食ってなかったんだった。腹が……」
盛大に腹を鳴らしつつ、つるつるな木に爪を立ててしがみついていた。命の危機が完全に去ったわけでもないのに、呑気だが食べ物に対する執着が人一倍な晴杜にはキツイ仕打ちなのかもしれない。
ほんの1分程度でそれぞれのお気に入りを食べきり、最後に残ったじゃがいもの袋を買い物袋からBが取り出し、学習したことを活かし袋を破ってじゃがいもを外に出す。
それぞれが1つずつ取って、Cは何も考えずに齧り付き、A,Bは匂いを嗅ぐ。
すると、Cはとてもおいしそうに素早く1つを食べきって次に手を出す。その様子を見たBが一齧りして、目の色を変えて口に押し込むように食べ、もう一つに手を伸ばす。
「ガアァッ!ガッガッガッ!」
「ガグッ……ングッ!ングッ!」
「ゲアッ!?ガグッガグッ」
Aもあわてて食べ始めるが、じゃがいもは5つのみだったため1つしか食べられなかった。
AはB,Cに食い物を先に食べられ機嫌が悪くなったようで、満足気なCの首を掴み持ち上げた。
「ググウ゛ゥゥ……ッ!」
「ゲハッ!……ガアッ」
「ガア゛!ゲア゛ゲア゛!……ゲェッ」
Cはいきなり掴まれたため暴れるが、Aに力で勝てないらしい。Bも慌てて止めようとするが、Aは空いている左手の裏拳でBを殴り飛ばす。
「ガッ……グッ……」
「ゲェ……ガッ!ガア゛ガア゛!」
首を絞めらたCはだんだん動きが小さくなってきている。
殴り飛ばされて倒れていたBだが、Cの様子に焦り周りを見渡して晴杜を見つけ必死に指差す。Aの興味を移そうとしているのだろう。
「っ!なんだよいきなり!?」
「ガア゛ァ……?ゲア゛ッ!」
「グッ……ゲハァッ!ゲハァッ!」
AはBの指差しに気付き、Cを乱暴に投げて晴杜の方へと近寄る。Cはどうやら無事だったようだ。
「止めっ、来るな!!」
「ゲア゛アァァ!!」
Aは木の下から晴杜を睨む。しかし、木の表面がつるつるしているため登ることができないらしい。
晴杜は周りの木から飛び移って来るのでは、と辺りを見るが飛び移れそうな範囲の木はすべてつるつるな木であることに気が付いた。
「まさか登れない木の所におびき寄せてたのか?まじで頭いいのかよ……」
「ゲベエエェェア!!」
[ドカッ]
晴杜は、今更になってかなり追いつめられていたことに気付き血の気が引く。
Aはイライラしたようで木を殴りつける。しかし、やはり木が頑丈なため枝が揺れもしない。
「ゲエェ!ガエア!」
「「ベガアァ!」」
AがB,Cに向かって吠え、BとCも晴杜の居る木に近づいてくる。そして、どうにか晴杜を下そうと考えているようだ。
「ゲア゛ァ……ベゲッ!」
「「ベアッ!ゲエェ!」」
「おい、マジで洒落になんねぇぞ……」
すると、Bが自転車を指差して何か叫ぶ。A,Cは分かったようで口角を上げる。
晴杜も何が起こるか理解し、顔を一段と青くさせる。
「ガア゛ァ!ガッ?ゲア゛ァグア!?」
Cは自転車を起こそうと試みるがハンドルと前輪部分の動き、タイヤの回転もあり中々上手くいかない。
「ゲア゛ガアァ!ガグッ!」
Cが中々起き上がらせられないため、Aが代わって起こそうとするがひっくり返すのみで起きあがらない。
そもそも自転車はそのままでは自立しないので無理なことなのだが、それを知らないため何度も失敗する。
仕方なさそうにBが手伝おうとしたその時、Aが今まで溜まったイライラをぶつけるために前のタイヤに噛み付いた。
[ボップシュウウゥゥ]
「ガアァアアァァアアア!!」
[ガッシャン!ガキッガンッ!]
タイヤには穴が開き、タイヤのフレーム(リムというらしい)は歯の形に曲がる。空気が勢いよく吹き出したことで反撃されたと思ったのかAのイライラが最高潮となり、かごやら本体のフレームを殴ったり蹴ったりして破壊する。
「ああぁ、俺の愛車がぁぁ……ってか、力強ぇ」
餓鬼の小さい体に似合わず腕力がとても強いようで一殴りで自転車のフレームの形を変え、数発で折るほどだ。
だが、そんなことをしても手に傷がついてないことの方が異常だろう。ゲームでいえば防御が高いというやつかもしれない。
「ガアァ……ガァ……」
Aも自転車をほとんど原型をなくすまで殴ったら落ち着いたらしく息を荒げているが大人しくなった。
「「ガア゛ッ……」」
「ガッ……グアァ」
Aが落ち着くまで離れていたB,Cが近づいてきて、晴杜の方をもう一度指差す。Aは忘れていたらしく目を見開き、改めて晴杜を睨み付ける。
そして晴杜を下す方法を探しているらしいが、見当たらないらしい。
「もう手段ないなら、さっさと帰ってくれよ」
晴杜は餓鬼達に文句を言うが餓鬼達が聞く、というより理解するわけもなく居なくならない。
……………
一時間と数十分後、周りをうろちょろとしている餓鬼達を眺めつつ晴杜は赤飯おにぎりを食べている。
たまに石や自転車の破片を投げて来るがほとんどが明後日の方向に飛んで行きかすりもしないため、もう気にしていない。
「なんか妙に投げるの下手だよな」
物を投げることに慣れていないとかそんな程度の問題ではなく、投げた物は当たらないと決まっているようにすら感じられる。
「あれ?なんか動きが遅くなってきたような……」
「「ゲアァ……ゲアァ……」」
晴杜は、なにやらB,Cの様子がおかしいことに気が付く。すると、
「グゲァゲエ゛ェェ……」
「グゥ……ガァ……」
B,Cが倒れこみ、Cが嘔吐し、Bは苦しそうに震えている。
Aは突然のことに呆然と立ち尽くしている。
「は?なんだよいきなり!じゃがいもの毒にでも当たったか?いやでも目立った芽はなかったと思うけど……」
じゃがいもの芽にはソラニンという毒があるが、森商店に売られている野菜は直売のようなもののため新鮮だ。特別何か対策してはいないが、いつも芽は出てない。
「あと共通して食べてたのは……玉ねぎ?そう言えば犬や猫には毒なんだっけ?でもちゃんと食ってたのはCだけだよな……そうか、らっきょう!」
晴杜は食べ物に関しては知識が多いため、玉ねぎの毒に思い至る。
人間は耐性のある毒だが、犬や猫は耐性を持っていないため処置しないと死亡の危険すらあるものだ。
同様の成分がらっきょうにも含まれている。
「ゲエ゛ェア゛!ガアガァ!」
「ゲエェ……」
「カッ……カッ……」
AはB,Cに向かって吠える。怒っているというより焦ったような声だ。
Bはなんとか顔を動かして反応するが、Cは白目を向いてぐったりとして口をパクパクとしている。
「カッ……」
「ガゲァ!ベゲァアァアア!!」
「ゲグェェ……」
Aがしばらく叫び続けていたが、Cは遂に力尽きたようだ。
Bも恐れか悲しみか顔を歪めている。
「うっ」
晴杜は目の前で起きた生々しい死に吐き気を催す。
Aは忌々しそうに晴杜を睨んでから、Bを担いで森の奥へ消えて行った。
「はあ、とりあえずは平気になったのか……?」
口の中の不快感を残り少ない飲み物でごまかし、呟く。踏んだり蹴ったりではあったが、なんとか命は助かった。
「これからどうしよう……」
晴杜は恐怖と空腹から次の行動に移ることができない。
今日はもうすぐ暗くなりそうであったため、そのまま木の上で休むことにした。
……………
[ガッガッ……ガッ]
次の日の朝、晴杜は物音で目が覚める。
木から落ちないようにベルトを木の枝にかけて右肩と首を通して幹に寄りかかっていた晴杜は、顔のみを動かし辺りを見る。
「あっ……あっ……」
そして、音の原因を見つけて顔を青くする。
そこに居たのは……
首と胴だけでも4mはありそうなトカゲのような生物だ。
「ドッ、ドラゴン……いや、ランドドラゴンとか?どっちにしろ……詰んだーー!!」
とても小さいが翼があり、固そうな鱗の肌、ワニのような鋭い牙と爪。
小さなドラゴンと言えそうな化け物が餓鬼Cの死体を貪っていたのだ。
―――――
……なんだよあの木っ!凄いぞっ、どういう生態であんな変な形に育つんだい?意味分からないよ!ああ調べたいっ!!あの餓鬼とか言うやつも調べたい!あの体格であの腕力や耐久力。不思議で仕方ない"こっち"の生物の体じゃまず裂傷は免れないだろう……えっ、もう始まってるのかい?げほっ、おほん。
どうも、皆さんこんにちは。染崎と申します。ええ、皆さんいきなりで驚いたでしょう。
このコーナーは黒柳くんが勤めていたはずですよね。しかし今回は私が勤めさせて頂きます。
(おーい!啓弥さんのコー、うわっ何を……止めっ……)
おほん、投稿者の考えでちょっと専門的なことなら私の方が良いだろうとのことで……
ああ。もう皆さん分かっていると思いますが、このコーナーの私や彼は、性格が同じなだけのメタ的な存在であり本編のキャラとは無関係です。
……彼はもしかしたら……いえ、なんでもありません。
まぁ、本編の私は彼をまだ知りませんが、もし会えたなら良い友人になれると思います。はい。
さて、今回はちょっとした本編の補足を行おうと思います。
・本編にあった玉ねぎの毒について
玉ねぎの成分で毒となるのは、アリルプロピルジスルフィドやジアリルジスルフィドなどの硫化アリル系の化合物です。
ネギやニンニク、らっきょうなどの匂いの元でもあります。
これには溶血性という性質があります。血液の中の赤血球に作用してそれを破壊し機能を失わせるというものですね。
これが発揮されると赤血球が破壊され、酸素が取り込めなくなって、激しい貧血となり処置が遅ければ死亡してしまいます。
ただ、この溶血性は人間や猿には大量に食べなければ発揮されません。なので安心して下さい。
ちなみになのですが本来は数時間では毒性は表れません。
犬や猫なら消化吸収されるまでに十数時間から数日程度の間があるでしょう。
その辺りは餓鬼の消化吸収が異常に早いため、かつ今回の餓鬼達がとても空腹であったためらしいです。
もしご家族の子が誤って食べてしまった場合は、すぐに吐き出させて動物病院に行くのが一番です。対処が分からない場合でも近くの動物病院に電話して状況の説明を落ち着いて行えば対応してくれます。
そんなの常識ですか、そうですね。
話が逸れましたが人間や猿は玉ねぎの毒に対する耐性を獲得しているということが重要なのですよ。
これは猿が雑食で少しずつネギ類の植物も食べてきたからと考えるか、それを食べなければ生き残れなかったからと考えるか、たまたまそれも食べられる変わり者が生き残って来たからと考えるか、色々と説はあると思います。
ですが上のどの説だとして人間や猿が獲得している耐性を、食べられるものはなんでも食べるという、より雑食であろう餓鬼が何故獲得していないのか!
私はそこが気になったのですよ!
そこで私の考えたのです。もしかしたら、"あっち"にはネギ属の植物が無い、またはほとんど無いのでは無いかと!
……いや、同じ雑食のネズミも玉ねぎの毒に耐性を持って無いんだし偶然そうだったんだろとか、
食べられないものって認識しているものにはあるんだろとか言われても……
……えっ、ああ、はい。投稿者から伝言です。「ご想像にお任せします」だそうです。
ええっと長くなりましたので、前々回に黒柳くんが言っていた「何故"あっち"の情報が多くあるのか」については、また次回ということで。
(俺のっ……出番をぉ……待ってく……)
では、また何か専門的な解説の際に会いましょう。
締め切りギリギリに慌ててやる癖を直したい今日この頃。
改めて、こんな作品をご覧頂きありがとうございます。
内容についてですが、なんかこんな文字数になると思いませんでした。毎回5000字前後を目安にしているつもりなのですが、やたら長いだけになってしまいました。内容薄い。
まぁなんと言いますか、頭の中のキャラを自由にさせておいて行動を文字に起こすという作業をするとやたら書くことが増えるような……
省略するところを見つける力が欲しいです。
自由と言えば、名前もない餓鬼Cくんですが……今回の書き初めから死亡が決定していたキャラでした。その時は軽く考えてましたが、脳筋リーダーのAと間抜け参謀のBと共に過ごして来た裏設定とか考えて、彼が可愛く思えて来てしまってヤバかったです。見た目醜悪って書いたけど投稿者の中でこの作品一番の癒しキャラとなっています。素直でおとぼけで自由だった彼を死なせてしまう、あまつさえ死体をぽっと出に食わすのがとても悲しかったですが、話を続けて行きたいと思います。
作品全体についてです。結構な頻度で改稿を繰り返してますが、誤字修正、体裁整え、読み直して変だと思った表現の修正を行っております。内容は変わっていないので多分読み返さなくて大丈夫です。
5/31追記、誤り修正。ドラゴン(仮)を少し大きくしました