表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

昼食時の出来事

午前十二時三十五分


side:龍崎


百貨店を出て少し歩き、今は簡易料理(ファーストフード)店で昼食を摂ろうとしている。


買った服や小物は店を出たら待機していた黒服の人(ものすごく街の風景から浮いていた)にココロの手から渡された。


正体? そんなもの知る由も無い。

死神組織に雇われている人だとか、局長の使い魔だとか言われているが、俺の知り合い連中は誰も正体を知らなかった。

うわさでは、正体を知ると裏から消されるとも聞いた。(十中八九嘘だ)


まぁ、そんなことはどうだっていい。

問題は俺とココロの前の机を埋めている、二人分の昼飯にしては明らかに多すぎる料理だ。


「……如何(どう)してこうなった?」


「……反省してるです。」


事の発端はこの店に入り料理をどれにするかを選んでいるときに遡る。





「む~、悩むです。」


いまさっきもこんな光景を見たする……。

と思わず既視感を抱いてしまう程さっきの百貨店で展開されていた光景に似通っていた。


昼飯時には少し遅いのか、店内に人が少ない。

とはいえ、何時までも注文所を占拠している訳にもいけない。


「神月くん、どれにすればいいと思うですか?」


「いっそのこと全部頼んじまえ」


ほんの冗談だ。『えー、もっと真剣に考えるですよ』みたいに返すだろうtと思ったのだ。


「いいですねそれ。全部一つずつください」


は? いや、ちょっとまて!


「……全部……でございますか…?」

アルバイトらしき店員さんも聞きなおしてんじゃねぇか!


「はい、全部♪」


♪が見えるかのような言い方をしやがった。

いや、今重要なのはそこじゃない、全力をもって止めねぇといか―――


「「「はい、よろこんで~!!!」」」


んって、遅かったか……。

まさかの裏方の店員さんによる大合唱が起こるとはな。

挑戦系のテエビ番組に迫る分量だと思うぞ。


「お支払いは?」


「カードで」


結局こうなるのか……。





で、今に至る訳だ。

さすがに飲み物は一人一つずつで、俺はコーラ、ココロは紅茶を選び、一緒に付いてくるポテトは一番小さいのを選ぶことが出来たんだが。


「……こんなに食えるのか?」


「が、頑張ればなんとかいけるはず、です」


はず、か。

つまりは食えないんじゃねぇか。

もうちょっと絞るということを覚えるべきだな。さっきの買い物も含めて。


まぁ、頼んじまったもんはしょうがないから食べるか、せいぜい主食といえるのが十個、副菜が十五個だ。

最近燃費が悪くなっている俺にはちょうどいい量かもしれないしな。


「ココロ、食いたいやつ先に取れ、後は俺が食ってやるからよ」


「ごめんなさい、頼むです」


「気にすんな、止められなかった俺も悪い」


ココロは少し悩んでから中くらいの大きさのサンドウィッチと野菜サラダを取って食べだした。


さて、俺も食うとするか。


side:龍崎 Fin

感想・指摘よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ