君と僕は複雑
これから書く文は僕が実際に経験したことです。
僕が小学校6年生の頃。僕は人と馴染めなくていじめられていた。そんな日々が続いていた。同級生だったけどその人たちが自分より大きくて怖い物だと思っていた
僕は毎日その人に怯えながら小学校6年生の前半を終えた。そこからしばらく経ったある日僕はそのいじめっ子に屋上に呼ばれた。
またいじめられるんじゃないかと思うと辛くて辛くて仕方なかった。
でもそれは予想とは違った。
そのいじめっ子たちは「今までごめん」こんなことを言ってきた。僕は理解できなかった。けど泣くほど嬉しかった。
そこから僕たちは毎日のように放課後に遊ぶぐらい仲良くなった。話してみるうちに僕は心を開き始めた。
僕たちはいじめの関係ではなく仲間という関係になった。
そこからしばらく経ったある日。学校で修学旅行の班を決めるという話が出た。
僕は当たり前だけどその子たちと一緒の班になった。僕はとても楽しみだった。深夜に起きて人狼ゲームや恋バナ。そんなことを想像するだけで友達が少なかった僕には満足過ぎた。ただその子たちが他の子と仲良くしているのは少し辛かった。
修学旅行当日。僕はウキウキで学校に行った。僕はバスの中で理想を思い浮かべては消していた。
宿泊先についた。僕は一番乗りで部屋に入った。
僕は深夜まで友達と人狼ゲームをしたり恋バナをしていた。
思い描いていた理想と同じ展開になった。僕は嬉しかった。
でもいじめの傷は癒えない。
修学旅行が終わった。僕はとてつもない嬉しさと優越感に浸っていた。
でもやっぱり傷は治らないままだった。
そこから僕は不安と葛藤しながら日々を過ごしていた。
そんなことは考えたくなかった。だって今は友達以上の仲間だから。
そこから僕は受験が控えてあったので僕はしばらく学校を休むことにした。
僕は勉強に専念するためにスマホもゲームも辞めた。
しばらく経ったある日その友達からラインがきた。
「友達 試験いつ?
自分 明日だよ
友達 まじがんばれ」
こんな些細な会話。でもそんな短文でも嬉しかった。
次の日、僕は試験会場に行った。
その後家に帰りラインを確認した。するとそこには
黒板に書かれた応援メッセージと
「みんなっていうかいつもの応援メッセージだよ!!」
「がんばって!!」
そんな言葉が来ていた。
僕は嬉しすぎて黒板の文字と文章をスクショした。
応援される嬉しさ。信頼されてる嬉しさを知れた。
僕はそんなあったかい言葉に
「まだ結果出てないけど自信あるよ!!」
僕はそう答えた。
学校は休んでいたけど小学校生活に華が咲いた気分だった。
僕は受験に受かった。
真っ先にその友達に伝えた。
本当に嬉しかった。
次の日学校に行った。
僕は教室に入った瞬間友達にハグをされ盛大に歓迎された。
心底嬉しかった。
こんな優しいやつがいじめてきてたとは今でも考えられない。
ただ、一つだけ言えるのは「こいつと友達で良かった」
最後まで読んでいただきありがとうございました。今でもこの友達とはメールでやりとりしたり一緒にご飯を食べに行ったりしてます。でもやっぱり傷は癒えない。そんなことを思いながらこの作品を書きました。皆さんも大切にしたいと思う友達はいると思います。僕は友達との関係も全部が綺麗になっているわけではないです。「信じること」「許すこと」は難しいと思います。ですが少しでも「信じること」「許すこと」を努力してみてください。改めて最後まで読んでいただきありがとうございました。