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「学園の決戦兵器」

各キャラの容姿ですが簡単に


ドラセナ 髪=紺色 瞳=翠色、肌=肌色


マーガレット  髪=金髪ショート(断罪前はロング)、瞳=赤、肌=白色


ロイエル 髪=金髪ストレート 瞳=青、肌=白色


デイジー 髪=黒髪のロング 瞳=黒色 肌=肌色


ルックスの周りの評価


マーガレット=ロイエル>デイジー>(超えれない壁)ドラセナ


キャラのルックスの描写がないのでイメージだけでも。



俺の名はドラセナ・B・ラインシア。ラインシア男爵の三男だ。

実家を継ぐのは一男。その補佐をする二男。

つまり、実家の万が一のスペアだった。

兄が完全に継いでくれて子も出来たそう。

俺は親父から結婚誰でもいいよ、と言い渡された。


国立ライラック学園。

貴族の入る学園である。が学園の中では「爵位を置いておき、勉学に励むべき」と言われてる。

だがしかし、正直言って最悪の時期の入学だ。

王子の入学。王子とその取り巻き、卒業後を考えるなら皆そっちに行く。

いくら、身分は考えるなと言っても貴族だ。将来の為には何でもする。


さてさて、実はこのクラスに、一人飛びっきりの危険人物がいる。

マーガレット。それが彼女の名だ。貴族の学園に家名のない彼女。

元公爵の娘である。


ロイエル・K・アインツベル。俺の中ではアホ王子と呼んでいる。

見た目と名誉だけなら最高だ。ああ、うん。認めるとも。

しかし第二子である。つまりスペアである俺と同じく。


このアホの婚約者がマーガレットだ。そう、こいつ公爵との婚約蹴りやがった。

しかも公衆の面前でだ。理由は男爵令嬢に恋してその嫌がらせをしていたから。

いや流石に笑ったわー、これ。だって、どこに恋して婚約破棄する貴族がいるよ?まぁいるんですけどね。悲しいことに王族が。


さらにひどいのはこの男爵令嬢だ。デイジー・D・アルタイル。

こいつも見た目はいい。しかし、行動が完全にビッチと呼んで差し支えない。

王子と仲良くなり、その取り巻きの国の重鎮である令息までに媚を売る。


ざっくり説明するとこんな感じ。これが半年だ。

そんな激流の中の被害者がマーガレットだ。


しかし、彼女に近寄る人は誰もいない。

それはなぜか。

ここで、婚約破棄後のエピソードを一つ語ろう。





「あら、マーガレットさん、ごきげんよう」


彼女は元取り巻きだ。金髪ドリルである。

公爵の威を借る狐だった。要するに小物。


「ええごきげんよう、まだ私に声をかけてくれのね。嬉しいわ」


因みにこれ。俺もアホとその取り巻きデイジー込みも見ていた。


「ええ、貴方に忠告をと思って声をかけたの」


「まぁ、お優しい」


「あなたは公爵の力で大きい態度が取れたのです。今後は身分を弁えるべきですわ」


「流石、ありがたい言葉です。学園の模範的な言葉ですね」


これだけでマーガレットの強かさが窺える。

これをノータイム、満面の笑顔で言われたら皆、察することだろう。

しかし、ドリルは諦めない。


「ええそう、ここは“貴族”の学園でも勉強をするところですもの」


「そうですね、勉学は難しいですね、お互い頑張りましょう」


………補足だがマーガレットは常に総合成績一位。

ドリルの顔に青筋が沢山浮かんだのは言うまでもない。


まぁ、つまりだ。

彼女はとても賢い。学園内という武器をこれでもかと使い、

しかも、反論できないほどの正論。元公爵令嬢なだけはあり、超絶美人。

そして、貴族とのやり取りで鍛えられたその言い回し。


「学園の決戦兵器」そんな風に陰で彼女は恐れられていた。



しかし、俺はこのやり取りがきっかけで彼女に興味を持ったのだ。






「あら、マーガレットさん、ごきげんよう」

「ええごきげんよう、まだ私に声をかけてくれのね。嬉しいわ」」

「ええ、貴方に忠告をと思って声をかけたの」

「まぁ、お優しい」

「あなたは公爵の力で大きい態度が取れたのです。今後は身分を弁えるべきですわ」

「流石、ありがたい言葉です。学園の模範的な言葉です」

「ええそう、ここは“貴族”の学園でも勉強をするところですもの」

「そうですね、勉学は難しいですね、お互い頑張りましょう」


意訳

「恥さらし乙」

「あんたも暇ね」

「お前に言いたいことがある」

「どうぞ」

「調子に乗るな」

「ここ勉強するところ、おわかり?」

「お前平民、頭が高い」

「勉強して出直せ」



とまぁ、超喧嘩してます。マリーちゃんは絶対直接的に言わないので、こんな感じで後書きに意訳を載せていこうと思います。

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