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いつも通りが異常な件  作者: 遊佐環ライン
4/5

お勉強です・・・?

夢・・・・・・。

夢を見ている。

誰の夢かはわからない。

だけど、ハッキリとしているのは、とても大切な人がいなくなる夢だ。

彼の者は手を伸ばし離れるく人物を追いかける。

だが、追いつくことは愚か距離を縮めることすらままならなかった。

「・・・・・・・・・!!」

そして声を出し、呼び止めようとするが止まることなく歩き続ける。

「待って、・・・・・・・・・!・・・・・・・・・ーーー!!」

彼の者は必死に声を出すが振り向くことなく先を歩く友。

そして、気がつけば、何も見えなくなっていた。

「また、助けられないとでも言うのか・・・。・・・・・・・・・」

彼の者は後悔したような声を出しながら涙を流すのであった。



ここはフリーデン王国。

帝国に抵抗している代表的であり、唯一の国だ。

その国のある部屋にて王族のように華やかな衣装を身にまとった者と中世のような世界観では不釣り合いな近代的な制服を着た女子生徒が面と向かっていた。

豪奢な服を着飾っているのはシェーン・リリアント。

現フリーデン王国の女王だ。

もう片方の制服を着ているのは立花華鈴である。

「それじゃあ、カリン。始めますわよ」

「うぃー・・・」

華鈴は嫌そうな顔をしながら返事をする。

「カリン・・・嫌そうな声と顔をしない」

「だって、勉強だしなー」

華鈴はそう言うと分厚い本をパラパラと捲りながら呟く。

シェーンはそんな華鈴に苛立ちを覚えたのかドスドスと歩きながら華鈴に近付く。

「やるのは構わんけど・・・どうもやる気がなー・・・」

そう言って机に突っ伏した華鈴。

「ここの知識を入れないと困るのは貴女でもあるのよ」

シェーンの言葉に何かを思いついたのか姿勢を正す華鈴。

「わかったけど、まず、トイレに行きたいんやけど」

「そう、分かったわ・・・貴女達、誰でもいいから案内してあげて」

シェーンはそう言うと侍女を一人付くように指示を出す。

「かしこまりました。女王陛下」

侍女は頭を下げシェーンの言葉に反応をする。

この時、華鈴の笑みが怪しいものであったが知るものは本人以外居ないのであった。

「それじゃあ、よろしく」

華鈴は笑顔でそう言うと侍女の後ろを着いていくのであった。

「これでうちの勝ちや・・・」

そして部屋を出て、早々に小さい声でそう呟くのであった。

そして、華鈴は暫く黙ったまま侍女の後ろをついて行き周りを見渡しながら歩く。

白が主体の廊下。

時々、華鈴の視界に入る等間隔に置かれた調度品。

豪華とは言えないが、質素とも言えない。

平民にとっては丁度いい感じの廊下だった。

そんな廊下を歩きながら何かを探す華鈴。

だが、目当てのものを見つけられなかった華鈴は残念そうな顔をしながらも辺りを見渡す。

「なあ、ここにあるもんは全部陛下が集めたんか?」

華鈴は率直に思ったことを口にする。

「えぇ、シェーン陛下は豪華すぎるのを嫌っていますのでこのようになっていると聞いた事があります」

侍女はそう言うとひとつの扉の前で立ち止まる。

「こちらが御手洗の場所になります」

「ありがとな」

「いいえ、当然のことですから」

侍女はそう言ってトイレの出入口横に立つ。

「別に、待たなくてもええで」

「いえ、そう訳には参りません。カリン様には学んで頂く事が沢山あるのですから」

「そうは言われてもな・・・」

華鈴は戻りたくないのか逃げ道を考える。

「そうや、それやったらここのを案内してくれへんか?」

華鈴は咄嗟に思いついたことを口に出す。

だが実際には途中で侍女から離れ街に出るつもりでいた。

「それには参りません。女王陛下より何があっても要望は拒否する様申し伝えられていますので」

侍女はそう言うとお辞儀をする。

彼女自身街を案内したいのが目に見える様だった。

「っち・・・ちゃんと手を回していたか」

華鈴は聞こえないように舌打ちをするとシェーンに対して悪態つく。

しかしこれで諦める華鈴ではなかった。

「わかった・・・それじゃあ、行って来るよ」

「はい、お待ちしております」

華鈴はいそいそと駆け足でトイレの中に入っていく。

トイレの構造を早く知るために。


・・・・・・・・・。


女王陛下であるシェーンは華鈴を待つ間教本を手に華鈴の書いていた紙を捲る。

「あの子、真面目なんだけどどこか抜けているのよね・・・」

「そうかもしれませんが、陛下・・・よろしかったのでしょうか?」

「何が・・・ってカリンをトイレに行かせても大丈夫かってこと・・・?大丈夫でしょう、仮にも貴女お墨付きの侍女が付いているのですから」

「そうだとよろしいのですが」

「マリアは相変わらず心配性ね」

マリアは華鈴の特徴を見抜いていたのか逃げ出すのではないかと心配していた。

だが、シェーンはカリンを信じていたのか笑顔で答える。

そして、今まで教えた内容が書いてあったであろう紙を捲り続ける。

綺麗な字面で読みやすく歴史や魔法等、色々なことを書かれていた。

「ここまでわかりやすく書いているのにどうして勉強が嫌いなのかしら」

シェーンはつくづく思っていることを呟く。

マリアも近くで見ていたのかそうですねっと返事をする。

「そういえば、昔のシェーン陛下も勉強が苦手でしたね」

「そんなこと言っても今は違うからいいじゃない」

「ですがあの頃は本当に手を焼かされました」

マリアは昔のことを思い出しながらシェーンに言う。

シェーンはマリアの言葉に苦笑いを浮かべるだけであった。

それもそのはず、昔のシェーンは女王という立派な称号(肩書き)がある分、知識が必要なのだ。

その為、教育という名の地獄の日々を味わった。

地獄から逃げ出す為にシェーンはあの手この手で逃げた。

だが、その時々に脱走を試みては直ぐに捕まる日々を過ごしてきたのだ。

その教育係だったのが現宰相であるミルゲルド・ハーメットだ。

そして、逃げ出したシェーン本人を捕まえてきたのは現侍女長であり専属侍女であるマリアこと、マリアンヌ・ハーメット・・・ミルゲルドの一人娘である。

マリアは屋敷の事を把握出来ていたのかシェーンの居る場所を全て見つけてきた。

そして、要らぬことを教えてきたのもマリアである。

シェーンは学んだことをことを活かしながら脱走を試みていた。

だけど、それでもマリアに捕まってしまう。

シェーンの行動はミルゲルドの頭を抱えさせるのであった。

最終的には牢獄に家具を置いて牢獄にて勉強をする羽目となったのだ。

その時のシェーンの一言が「コレで終わると思わない事ね、マリア」だった。

その一言以降、口を出すことは無かったシェーンは牢屋にて勉強を黙々と行った。

それ以降シェーンは表向きには勉強をしていたが勉強をしていた内容は別の内容をしていたとは思わずに。



華鈴は用を足しながら困り果てていた。

「まさか、トイレに窓はおろか人ひとり通ることが出来そうな場所がないとかありえへんわ」

華鈴はそう言いながらトイレを済ませていた。

そして、トイレから離れず今後のことを考えていた。

(これじゃあ、どうやって逃げるにしろ正面から逃げなきゃならないとか)

華鈴は利き手で頭を掻くと思考を重ねる。

(そういえば、シェーン陛下も昔はよく脱走してたってき聞いたような・・・)

華鈴はそう思うと自分の記憶をもっと思い出そうとする。

その時に魔法の存在があることを思い出す華鈴。

(そういえば、この世界では魔法が使えたはず)

華鈴はそう考えると手を伸ばし瞳を閉じる。

「確か・・・・・・。ーーー廻れ時の輪廻、理に於いて、影で示せ・・・影分身シャドウアバター

華鈴はシェーンより習った魔法の詠唱を唱えると目の前に黒い靄が発生した。

そしてその靄は少しづつ華鈴の姿を形どった。

華鈴は生み出したもう一人の自分を眺めながら指示をした。

「それじゃあ、あんたは侍女と一緒に部屋に戻って勉強をしててくれない?」

「嫌です」

もう一人の華鈴はキッパリはっきりと断った。

「なんでや」

「主の命は絶対かもしれんけど、うちにも人権ってもんがあるんや」

「それでどうしたいんや」

「うちが探索するから主は勉強するのがええんとちゃう?」

もう一人の華鈴は分身らしからぬ発言をしてみせる。

「アンタ・・・それってつまりは勉強をしたくないと言ってるようなもんやぞ」

「そもそもそうだと言ってるんです」

華鈴は眉間を抑えながらどうしてこうなったかを考える。

「それでもうちの分身か!?主の命令に従いなさい!」

「嫌なものは嫌です」

「どうして」

「勉強が嫌いだからです」

「これじゃあ、分身を出した意味があらへん」

「そんなこと知りません」

華鈴は確かに勉強が嫌いだった。

勉強をするくらいだったら遊んで過ごしたいと思っているのは本人のみならず、分身もであった。

「わかった、それじゃ・・・公正にじゃんけんで決めよか!」

「・・・・・・わかりました、不承ながら勝負です」

分身体の華鈴は嫌な顔をしつつも肯定する。

そして、ここに勉強をどちらが受けるかをかけて勝負を始める。

(そういえば、あるアニメで出す瞬間にわかるようなことを言ってたっけ・・・あれは確か・・・・・・)

華鈴は思い出しながらじゃんけんを始める。

ふと、華鈴は相手の手元を注意しながら見ていると急にゆっくりと動いているように見えた。

(あれ・・・動きがやけに遅いような・・・・・・気のせいか?)

華鈴はそう一人思っていると有利な手を出す。

結果・・・。

グーとチョキで華鈴が勝利を納め、分身は敗北を噛み締めるような表情をした。

「し・・・、仕方が無いですね・・・・・・。私が勉強をしますよ・・・」

分身はいやいやに答えた。

「ん、よろしくな」

華鈴は勝利はしたが釈然としていないのか嬉しいはずなのに笑顔が込み上げてこない。

逆に平然な顔をしながら分身は入口に向かう。

(ここからやと入口から見えるから、見えんようにせんとな・・・)

華鈴は入口を見つめると分身に続く形で行動を始める。

「よっこいしょっと・・・」

一人つぶやく華鈴は壁を両手と両足を使いよじ登る。

ちょうど、天井に当たったあたりで分身はトイレを出ていった。

「おまたせしました」

「いえ、待つのも侍女の役目ですから・・・それでは参りましょう」

「えぇ」

侍女は華鈴のことを気にもとめず・・・いや、分身のことに気がつくことなく分身を連れてトイレから離れていく。

華鈴は二人が離れるのを確認するとゆっくりと地上に降りていく。

(二人は行ったみたいね。それじゃあ、あの子の為にも下町を楽しまなきゃ!)

そんなことを思っているとトイレから顔をゆっくりと出して辺りを見渡す。

廊下には等間隔で置かれている調度品のお陰で簡単な隠れる場所に事欠かない。

そのため、華鈴は調度品に隠れながらも屋敷の出口を探っていく。

途中、他の侍女が歩き回っているところに出くわした時はヒヤヒヤと汗を流しながら素通りするのを待つか気を逸らすために小石程度の物(飛ばされる前に持参していた貨幣)を投げて避けていきた。

(にしても、この屋敷広いなぁ・・・どんだけ歩いても廊下だよ・・・)

華鈴は屋敷の天井を見ながらそんなことを思っていた。

屋敷の地図を見てもいなければそんなものが存在するのかもわかっていない華鈴は少しイラつきを見せながら歩く。

そして、道行く道を歩く途中で下り階段を見つけた華鈴は降りるかどうか悩んでいた。

(今は外に出て何があるのか見てみたい・・・だけど、地下って一度でもいいから行ってみたいんだよなぁ・・・)

現代社会に生まれ育った華鈴は地下室の構造などに興味を持っていた。

ゲーム等では財宝の部屋があったり、牢屋があったりするが、果たして地下に何があるのか気になっていた華鈴であった。

(外はこれから出る予定だし、ちょっとだけ覗こうかな・・・・・・)

華鈴は地下にある若干のロマンを胸に階段を降りることを決意する。

そして音を立てないように階段を下っていく。

後ろに誰かが見ていることをいざ知らずに。


・・・・・・。


その頃、分身の方は。

(どうやってこの人の隙を見て逃げるかな)

分身はそんなことを思いながら、侍女を見つめるが全く隙を作ることなく前を先導していく侍女。

真面目に勉強をしようという気は華鈴本人のみならず分身の華鈴にもなかった。

「カリン様、どうか・・・陛下を困らせる真似はお控え願いますようお願い致します」

侍女は歩きながらそう言うと扉の前で立ち止まる。

その言葉に分身は冷や汗を流す。

だが、すぐにバレるわけにはいかないので表情を崩さず答える。

「わかっているわ」

分身は簡素にそう答えると侍女の立ち止まった扉の前で一呼吸置くと扉に手をかける。

「それじゃあ、勉強の続きといきますか・・・・・・」

肩を鳴らしながら扉を開ける分身は勉強する気持ちでいた。

勉強が嫌なのは分身も同じであるがやる気の有無も華鈴と同じなのだ。

勝負に負けた以上、潔く諦めることにしたらしい。

そして、部屋に入ると二人の者、シェーンとマリアが分身を見つめる。

「あら、カリン帰ってきたのね・・・・・・てっきり、逃げ出したものと思っていたけど」

「陛下、それはさすがに失礼かと」

シェーンは改心したように呟くとマリアはそれを諌めた。

だが、分身は苦笑いをしながら肩を窄める。

「私も逃げようと思ったけど、できなかっただけよ」

そして、分身の本心を語る。

「まあ、私だったらどんな事しても逃げるけどね」

シェーンはそう言うとにこやかに微笑んだ。

まるで、華鈴の行動を予想していたのかそれとも、分身であることを見抜いたの如く清々しいほどににこやかであった。

その様子を横目で見ていたマリアは目を細めると分身を見つめる。

すると何を思ったのか分身に近づき、そのまま通り過ぎる。

「陛下、私・・・用を思い出しましたので少し失礼致します。何か御用があれば代わりの者にお願い致します」

扉の前でそう言うと一礼するマリアにシェーンは「わかったわ」っと頷く。

そして、マリアはそのまま扉を開けて退室していく。

それを見送ったシェーンは徐に分身の方へ近づく。

(マリアが動いたってことは恐らくは・・・・・・)

シェーンはそう思うと目を少し細める。

その表情は分身を見定める様であった。

「それじゃあ、お話しましょうか・・・。カリン」

そう言って笑顔で近付くシェーンに分身はずっと脂汗を流していた。

「えぇ、いいですよ・・・ですが、勉強はいいのですか?」

分身も負けじと苦笑いを浮かべながら問う。

(もしかして、バレてる!)

口では勉強と言っていた分身は背中に冷や汗を流しながらそんなことを思っていた。

「いいのよ・・・別に。それよりどこで入れ替わったのかしら?」

シェーンは確信を持って分身に問うのであった。

「なんのことかしら・・・わたしは、わたしですよ」

分身は気付かれていけないと心の警鐘を鳴らすと誤魔化しに入る。

だが、シェーンは微笑みながら分身の肩を触れる。

「カリンでもそう言うだろうけど口調は気をつけるべきだったわね」

そう、華鈴と分身の決定的違い・・・それは口調であった。

華鈴は割と関西弁を使うのに対し分身は標準語と話し方が変わっていた。

今までの勉強で華鈴の口調を聞き慣れていたシェーンにとっては違和感でしかないのだ。

「そう、だけど残念ですね・・・これが素なのでね」

分身は華鈴自身の元は標準語であること明らかにした。

「だけど、内包している魔力やスキルは偽れないでしょう」

シェーンは分身の耳元でそう呟いた。

「やはり、そこでバレますよね・・・」

分身は諦めたかのように笑みをこぼす。

だけど、どこか諦めていなかった。

なぜなら本体である華鈴自身が捕まらなければ話にならないからだ。

そんな分身の思っていることも見破っていたのか、笑顔のまま言葉を紡いだ。

「カリンが捕まらなかったら確かにこちらは何もできないでしょうけど、マリアが行ったのなら話は別よ。何せ逃げ惑う私を捕まえて来たのだから」

「逃げ惑うって・・・」

「そのままの意味よ。私、これでも勉強は嫌いなの・・・だから勉強の度に逃げていたのよ」

そして捕まったのよっと微笑みながら答えるシェーンに分身は本人の無事を祈らずにおれなかった。

「その過程を教えて頂けますか?」

「えぇ、いいわよ♪」

シェーンは上機嫌で頷くと嬉しそうに最初の脱走から最後の脱走まで事細かに分身に伝えた。

その情報が後に華鈴自身に行くとは思いもせず。

「そういえば、あなた名前は?いつまでもカリンと呼ぶのは良くないし」

シェーンは何かを思い出したかのように分身へ尋ねた。

「私に名前はありません。強いて付けるなら未来みくはどうでしょう」

分身は肩を竦めながらそう言うとシェーンは嬉しそうな顔をする。

「そう、さしずめ・・・カリンの妹のようなものね。よろしく  

「そのようなものです。まあ、本人はそんなの気のしないでしょうけど・・・」

分身はシェーンの言葉に頷くとシェーンに手を差し出す。

「これは・・・?」

差し出された手を前にシェーンはポカンと不思議そうに眺めていた。

「握手です。ここでは、しないかもしれませんが本人のいた世界ではこうするものだと記憶しています」

分身・・・もとい、未来は華鈴の記憶を引っ張り出すと主張する。

「面白そうね!いいわよ♪」

シェーンはノリノリでその手を握る。

そして、ブンブンっと手を振り始める。

しばらくの間、シェーンは飽きることなく振り続けた。

「あの・・・、もういいです」

未来はそう言うと寂しそうに手を離すシェーン。

だが、未来は少し安堵するかのように手を摩る。

「それで、これからどうするつもりですか?」

未来は手を摩りながら今後のことを聞いた。

「取り敢えず、カリンを待つのは当然として勉強を続けましょうか」

「わかりました、それでは・・・よろしくお願いします」

「えぇ、よろしくね・・・ミク」

シェーンは初めて未来の名前を呼びながら手を差し出した。

先程の握手がよほど気に入ったのかまたやりたいみたいだった。

「はい、シェーン陛下」

未来は諦めたのかその手を握る。

今度は普通の握手のようだったため、シェーンはブンブンと振ることなく握手を交わした。

そのことに軽く安堵していた未来は誰も知らない。

なにか違和感があればなんでもいってください。

できる限りの修正はします

よろしくお願いします

そして遅くなってしまいすみません

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