機械と私は鬼のいない世界へと向かう。27 出会い(銃と火薬)
それは異様な光景だった。
一組の男女を取り囲むようにする機械人形たち。
緊迫している様子がこちらにも伝わってくる。
私たちは機械の監視の緩くなったゲートを通った後、内部の捜査、ゲートの前では身振り手振りで現状を伝えようとするチャーチルたちに分かれた。
あの必死さならこちらが緊急事態だと言う事は伝わるだろう。
だが、事の詳細までは伝わらない。
何とかして意思表示が出来る物を探さなければ。
そんな最中に機械たちの群れを見つけてしまった。
私たちは引き返すことなく強行突破を試みる。
何か機械が集まっているのなら守っている物がある。それは何なのか。
機械たちの命令系統になんとかダメージを与える事が出来るのではないかと思い、実行したのだ。
しかし、その先には機械に取り囲まれ今にも襲われそうな男女、それしかなかった。
「撃て!撃て!数はそれほどでもない!」
着いて来た者に命じ、機械たちの頭を跡形もなく消し飛ばす。次々と次々と。機械たちがこちらに襲いかかってくる前に。
「お前たちこんな所で何をしている?」
「私はこの先の機械のマザーを破壊しに――」
「機械の頭か?よし。そこまで案内しろ」
この男女は何処から来たのか。そんな事より、この先に機械たちを止める術がある。その事が私を急がせた。こんな恐ろしい機械にやられてなるものか。私は戻るのだ。
男女に案内されるままに施設内を探し回る。中で見つけた機械は即座に撃ち倒した。
「どこだ。どこにあるんだその機械の頭は?」
「この先です。きっとこの先に」
「よし。お前ら進むぞ」
頼りない男女の案内の元、強行軍であちこちを回り、遂に機械の密集したエリアを見つけた。
「よし。撃て。全部撃ち壊せ!」
私の命令と共に周囲の兵たちが弾丸を射た。




