隙間話―逝見心負の過去編
心負の過去話やでー
逝見 心負
それはこの物語で最悪、いわゆる最凶と言われるキャラクターだ
なぜ最悪なのかというと彼の能力は『負加速』
読み型どおりなら幸せを止める能力
漢字で読むのなら負を加速させる能力ようするに不幸にさせる能力だ
逝見 心負がこの能力を使う点でリスクや制限はない
たとえば普通の人間からしてみれば『生きる』ということはプラスだろう幸せだろう
逝見 心負もそれを幸せだとプラスだと思っていても『幸せだ』と言ってしまえばそれは止まる。逆に死ぬことは不幸だが死ぬことを幸せだと言えばそれすらも止めるのだ
なぜこのような説明をしたのかそれは逝見 心負が最悪であるというイメージの植え付けだ。だが逝見 心負だただ最悪なだけではない、これは彼の過去の話だ
逝見 心負はとある研究施設を取り仕切る親の元に生まれた
研究施設――今にもどすとNO,sの研究をしていた施設なのだが
NO,sそれは昔からあった、人間の頂点に立ちたいという欲望から生まれた研究材料の人間たちその研究の果てに逝見 心負がある
どういうことかというと今の、ついこないだ東区風紀委員と戦ったNO,sは二代目の世代
その一つ前の世代で研究は完成していた 逝見 心負という形で
ここで行を5行前に戻ってみようこの研究を行っている施設を取り仕切っていたのは逝見 心負の親なのだ親が子供をそれもわが子を血の繋がった子を研究に出すなんてことはありえないだろう。だが逝見曰く『愛されてなかった』というのが事実だ
逝見が物心ついたころには逝見の体は研究によるものではなく親の暴力否虐待によってボロボロになっていた。そしてそんなことがありながらも逝見は小学校へ入学するこれは普通の学校だ
逝見にとって学校は安心できる場であるはずだっただがそれもむなしく逝見を標的とした虐めが始まる内容は屋上から突き落とすなどだ。だが逝見はなぜか死ななかったそれを見て子供たちは気味悪がり虐めではなく区別をして取り扱うようになった子供たちの虐めが終わったかと思うと次は教員からの嫌がらせであった何回も屋上から突き落としてもカッターで腹部を刺してもハンマーで頭を叩いても死なない逝見を気持ち悪がったのだ
子供のように露骨な方法ではないが遠回しに学校にくるなというような内容が突きつけられた。
逝見 心負の居場所はどこにもなかった
何回も殺しても死なない逝見をいいと思ったのか逝見の親はとある実験に乗り出す
いや実験というよりは実験ともいえない簡単なことなのだが
逝見 心負は自分の息子は何で死ぬかという実験だ
一日目は拳銃、二日目はショットガン、三日目はマシンガン、四日目はロケットランチャー、五日目は大砲、六日目からは放射能で汚染した密室での生活だ
生活というよりは飲ませず食わせずの地獄を与えるだけだった
だがこれでも逝見は死ななかった、死ねなかった
このとき逝見もうすうす自分の能力に気付いていた
そして密室に閉じ込められて127日目逝見はその密室から脱出するそして親の元へと向かった。ここからは実際の会話文を見てもらった方がいいだろう
「クソッモルモットを逃がしたか」
逝見 心負の父逝見 心哉はモニタールームで地団太を少し踏んでいた
「NO,sに殺させるか?…いや殺せるのか?…」
逝見の父はそう言いながらマイクのスイッチをオンにする
「全NO,sに次ぐ、早急に俺の息子いや化物を殺せ!」
そのとき心負は廊下を歩いていた
「あはははどこぉー?おとーさぁーん?」
彼の周りにあるのは現NO,sの死体の山、山、山だった
それをモニターで見た逝見の父は
「う、嘘だろ…NO,sが全滅だと…」
その次の瞬間にモニタールームの部屋のドアが打ち破られる
入ってきたのは
逝見 心負だった
「あははははははー久しぶりぃーおとーさーん♪」
「あ、あぁ心負…」
「今日ね、父の日でしょ?」
この日は父の日だった
「そ、そうだな…」
「僕ねぇーおとーさんにあげたいものがあるんだぁー」
「な、なんだ?使えそうなものだったらお父さんうれしいなーなんて」
「それはねぇー…」
心負の表情がガラリと変わる
「いままでの俺の苦しみだよクソ親父」
「ヒッ…」
逝見の父の顔が青ざめる
「さぁーてとまずどの幸せとめられたいぃー♪?
静脈が流れる幸せかなー動脈が流れる幸せかなー腎臓がある幸せかなー内臓がある幸せかなー皮膚がある幸せかなー肉がある幸せかなー骨のある幸せかなーそれとも生きてるしわせかなーいやもしかして全部かなー」
「や、やめてくれ………」
「やめてくれ?何言ってるのお父さん今日は父の日だよ?何かあげなくっちゃ♪」
「それじゃあはい!
俺以外の逝見の苗字がある幸せだよ」
この後はもう書かなくても十分に理解できるだろう
これが逝見 心負――
最悪の男の過去である
いやーすっごい自分の中のキャラでも好きだわ―逝見心負ー




