サンプル=妹
鈴岡のお話です。
牢獄――
そこに今鈴岡はいた
「ハッ何も起こんなくてつまんねぇなぁ」
「そんなにつまらないかい?」
逝見が何処からともなく現れる
「突然出てくるような気味の悪い登場のしかたすんなよ心負」
「いやぁーごめんごめん、気味の悪いとは思ってなかったんだよ」
「で、だ何の用だ?」
「君をここから出そうと思って」
「出す?脱獄ってことか?どうせここにいる奴らに見つかってシメーだろうが」
「その点においては安心して頂戴」
「あ?」
「ここにいる人たちの君の記憶を全部消しておいたから」
「本当に便利だなその能力」
鈴岡は少し引き気味に言う
「実際能力なんてものはないんだけどね、この世界には」
「は?テメーら能力者って呼ばれてんのはそういう能力が使えるからだろーが」
「いやいや、この世界では一応統一した呼び方をするために能力って名称で呼んでるんだよ」
「だから実際は何かはわからない。性格には『何か』って言うんだぜ?」
「まぁこんな知識はいらないんだけどね、要するに何者にも消されない何かってわけさ」
「いらねぇんだったらわすれとくぜ、とにかくここから出したほうがいいだろ?俺を」
「あぁ、そうだったねそれじゃあ」
「鈴岡君と僕がここにいることって幸せで、研究所にいないことって不幸だなー」
読者ならわかると思うが音鳴のときのように鈴岡達の姿が一瞬にして消える
研究所前――
「…何で研究所に戻ってきたんだよ?まぁ俺もここに用事はあるが」
「僕もここに用事があるのさ♪」
「僕のはすぐすむから先にやっていいかな?」
「あぁ、何するきだ?」
「仙道君の復活さ」
「誰だ仙道だとやらは?」
「研究所を襲撃にきた西区風紀委員長さ」
「で、何で復活させる必要があるんだよ。ソイツは敵だろーが」
「実は殺したときに契約をかわしてねぇ」
「後で復活させて力も付けさせてやるからいっぺん死んでくれって言ったら見事に殺されてくれたんだよ」
「だから復活させないとだめなのさ」
「そうかよ」
「仙道君が死んでることって幸せだなー」
逝見の能力に上限はないので仙道がそこに現れる
「おッ!やっと生き返らせてくれたか」
「久しぶりだねぇ仙道君♪」
「復活そうそう何だけど鈴岡君の用事に付き合ってもらうよ」
「用事?」
「いやーそれは鈴岡君に聞いた方が…っていないし!」
そこにもう鈴岡の姿はなかった
研究所地下――
「どこいってんだ?ありゃあ」
「置いていくなんてひどいぞ!鈴岡君」
「ワザとらしくいい子ぶってんじゃねーよ、それに今真剣に探し物してるから話しかけんな」
「探し物?」
「あぁ、サンプルの目線の先を見れるちいせぇモニターだよ」
「サンプルってアレのことかい?前に僕に一回見してくれた美少女の」
「そうだよ」
言いながら鈴岡は探し続ける
「お、あったあった」
「ていうかさぁー今思ったんだけどさ何でサンプルって女の子なの?」
「何か理由でもあるのかい?」
「理由ねぇ…俺の妹の虚像みてーな感じにしただけだよ」
「えっ!うわっシスコン?…」
「違ーよ」
「俺の頭の中に一番残ってる人物ってだけだ」
「頭の中に残ってるなら別の人でもいいじゃないか」
「これは機密事項だがいってやろうか?理由的な何かを」
「言って頂戴」
「俺の家族はみぃーんな能力者に殺された」
「それもそんときの俺と同い年くらいの能力者に」
「殺されたから何なんだい?」
「俺が作ったサンプルってのはNO,sって組織に渡す予定だったんだが」
「どうやらなぁ俺の家族ぶっ殺したのはそのNO,sの似島 黒助っていうヤツらしーんだよ」
「うわぁ皮肉だねぇ♪」
「そして殺された家族の中でもっともむごい殺し方をされたのが妹だ」
「俺が見たときにゃあもう人と化してなかったからなぁ姿形が」
「だったら妹に似たサンプルを作ってサンプルにソイツをぶっ殺さしてやりてぇと思ったんだよ」
「大層な夢だねぇ」
「でも今はサンプルって狐火 亜紀って名前になってるらしいよ」
「そりゃいいかもな名前だけでも偶然にもいっしょだし」
「さてと用事も終わったしさっさとアジトっぽい所に帰ろうか」
「そうだなぁ…」
そう言って鈴岡達は研究所から消えてった
鈴岡はNO,s編でも活躍させたいぜ




