プロローグ
この世界は、人間、エルフ、魔属の三種属の住む惑星である。
それぞれの種族には大きな特長があり、『エルフ』は、知識が豊富で魔術を操る事が出来る種族。
耳が長いのも大きな特長のひとつ『魔属』人間やエルフの数十倍の力を持ち、身長も大型である。額に角が生えている者は魔属の中でも、ずば抜けた力を宿している。ほとんどの魔属は、肌が黒い。
『人間』エルフ、魔属の真ん中くらいの能力を持ち合わせている。感情、思想が一番深いと言われている。この話の主人公達が探している『賢者の石』というのは、無限の魔力を秘め、石の欠片をある特殊な調合をすると、万病の薬『命の水』を生み出す事が出来る。
『魔剣』とは、持つものに絶大な力を与える。身体能力の向上、魔剣の斬撃で切れない物は無い、力を込めれば衝撃波がとんでいく。他にも様々な能力があるが、魔剣には最大の欠点がある。それは、使用者の体を蝕み、使い続ければ一年も命がもたない。城に存在する機関『フォーカード』とは、ダイヤ、ハート、クローバー、スペードの4つに分かれた戦闘専門部隊。何処の部隊か、位等を知るために、隊員の肩にはそれぞれのマークが描かれている。ハートの隊員を例にとると、一般兵は白いハートマーク。一般部隊長は赤いハートの四文の一のマーク。副隊長は半分の赤いハートマーク。隊長は赤いハートマーク。と、わけられている。0話で現れた女性は、一般部隊長である。主人公のマークはスペードの半分、副隊長である。