第0話『ウィン』
初小説頑張りたいと思います。初めてなので、改善点など書いていただければ幸いです
《ある日》 「ふ〜、疲れた〜」右手に斧を持って左手で額の汗を拭いているのは、先ほど紹介した少年
「ジーク」だった。父にまき割りをやれと言われやっていたのである。
「かったり〜。何で俺がこんな地味な仕事を…」と、愚痴を言っていると急に目の前が暗くなった。
「だ〜れだ♪」と陽気な声が聞こえた、
「……この村に若い女は一人しかいね〜じゃね〜か」軽くため息をつくと、目をおおっている手をどけて振り向いた。そこにはにこやかに笑っている女の子が立っていた。
「あちゃ〜、バレちゃた」と、茶色の長い髪をなびかせながら舌を出して頭をかきながら笑っていた。
「やっぱ〔ミラ〕かよ…」この子はこの村の数少ない女の子。村長の一人娘でジークの遊び相手でもある。
「で?なんかようか?」 「うん?ああ、今日収穫祭って言うのは覚えているよね?」ジークはやっとのこと思い出したかのように
「……ああ!そんなのあったな〜」 「忘れないでよ〜。」 「わりぃわりぃ、それで収穫祭がどうした?」ミラは呆れた顔をして
「あのさ〜、本当に覚えて無いの?」 「収穫祭じたい忘れてたw」 「……はぁ」完璧に呆れはて表情ではなしはじめた
「今日の収穫祭は『ハンター』っていう職業の人たちがくるらしいよ」 「はんたぁ?ケルビとかアプトノスとか激しく刈る奴らか?」 「ジーク、文字間違ってるよ…『刈る』じゃなくて『狩る』だよ…」 「お!本当だ!」 「ふぅ…あ、それでね『ハンター』って職業はワイバーンいう巨大な怪物と戦うらしよ」ジークは興味なさげに
「へ〜」と軽く返事をした。ザワザワ…村の中心で人たちが集まっていた。ジークは立ち上がり目を細めて
「ん〜、なんだありゃ?」
「あの人たちだよ!ハンターって!」ミラは目を輝かせて指さした。指の先には鎧を着て背中にかなり大きな剣を背をっている人や小さな剣を持った人、これまた大きな銃を背負っている人たちがいた。
「かっこいいね〜♪」と、ミラは喜んでいたがジークは顔をしかめて
「……アイツらホントにワイバーンって言う化け物倒せるのか?」たしかに強そうな防具や武器を持っているが、そのハンターが装備してる防具は全て新品同様にきれいだった。
「アイツら化け物と戦って無傷だったのか?」ミラは少し考えてから
「多分…今日のために新しいの買ったのかな〜」 「そうだといいんだけどな…」なぜか嫌な予感がした。 《夜》
「……と、言うことでこの村に近づいてくるモンスターを討伐してくれるハンターのかたがです!」中央広場に集めた村人の前でミラの父親の村長が台の上にたち、ハンターの紹介をしていた。 「………なげ〜」話が始まって一分とたたずにジークはもうあきかけていた。その時村長のあがっていた台にハンターの中でもリーダーっぽいやつが台に立った 「我々が来たからにはもう大丈夫だ!!