表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私はその日だけ一緒に居てくれる彼氏が居ればいいタイプの女らしい!

作者: 七瀬





“私はその日だけ一緒に居てくれる彼氏が居ればいいタイプの女らしい!”



私は凄く寂しがり屋で、彼氏が居なかった時がない!

付き合ってる彼氏と別れたい時やフラれそうだと思う時は、

既に次に付き合える彼氏を準備している。

“チェーン式の恋愛を繰り返す女!”

特にイベントの日は、一人で居るのが絶対に嫌なタイプの女だから、

クリスマスやバレンタイン、付き合った記念日や私や付き合ってる彼の

誕生日など絶対に一人じゃいられないの!





・・・以前、私と付き合っていた彼氏が私の誕生日の日。

私の誕生日を祝ってくれると言った彼だが、その日仕事が忙しくなり

すっかり私の誕生日を忘れて、私は違う男に誕生日を祝ってもらう。

それが彼にバレて私は当時、付き合っていた彼氏と別れたわ。

でも? あれだけしつこく私は彼に絶対に私の誕生日の日は私と一緒に

居てねと念には念を押したのに、約束を守らなかった彼が絶対に

悪いに決まっていると私は今でも想っている!

彼からしたら? “何故? 俺以外の男と一緒に誕生日を祝ってんだ”って

めちゃめちゃ怒ってたけど、私は何にも気にならない!




『ねえ? 今度の土日、空いてるよね?』

『・・・そ、それがごめん! 男友達と遊ぶ約束してて、土曜日は

開いてるけど、日曜日はムリかも!』

『なんで! その男友達と遊ぶ約束断ってよ!』

『無理だって! 前から約束してたんだから、本当にごめん!』

『“じゃあ、もう別れようか。”』

『なんでそうなるんだよ! 土曜日は会えるじゃん!』

『私が無理なの! 日曜日も吾郷と会いたい!』

『本当にごめん、やっぱり日曜日はムリだよ。』

『分かった! もういい!』

『次の土日は絶対に空けとくから、本当にごめんな。』

『・・・・・・』




・・・彼は私がどんなに言っても結局、男友達と遊ぶ約束を優先した。

まあ、もうこれ以上彼に言っても仕方ないと思った私は?

“街でナンパしてきた男と私の部屋で一緒に居てもらう事にしたら?”

まさかの!? “彼が私に会いに私が渡していた合鍵で部屋に入って来たの!”



『”ごめん! 友達の約束を断ってきたよ、、、えぇ!?”』

『なんで勝手に家に来るのよ!』

『お、お前! ココで何してんだよ! コイツ誰だよ! 俺の彼女に手を

出しやがって!』

『もうやめて! 吾郷も帰って!』

『“あんなに俺と日曜日、会いたいって言ってたくせに! 俺が居ない間に

部屋に男連れ込みやがって!”』

『“私は何も悪くないでしょ! そっちが会えないって言うから仕方なか

っただけじゃない!”』

『いつも彼氏が居ない時は、男を部屋に連れ込むのか?』

『そんなのしないわよ、吾郷が私と会ってくれなかったからじゃない!』

『・・・お、俺、もうダメかも? こんな女だと思ってなかった、』

『“そう、じゃあ、この部屋の合鍵を置いて出て行って!”』

『“お前さ、絶対に幸せになれないよ、じゃあな!”』

『うるさいわよ! もう帰れ! 二度と来るな!』

『・・・・・・』

【ドン】


『・・・じゃあ、ボクも帰りまーす!』

『どうぞ、さようなら。』

『・・・・・・』

【ドン】





・・・私はこうして、また付き合っている彼氏にフラれたのだけど?

こういう事は既に慣れっこで、“新しい彼氏候補は既にいるわ!”

彼氏と別れたら私と付き合ってねと既にツバを付けていた男は何人も居るの。

そして私はその中の一人と直ぐに付き合い出した。


“私は絶対に一人で居たくないの!”

寂しくて死んじゃうから。

仔ウサギは寂しいと死んじゃうじゃない! 

私も寂しいと死んじゃうの。

だから私を温めてくれる男性が常に居ないと私ムリ!

私の傍に居てくれる男が居てくれるなら? 

私は男性だれでもいい! だから絶対に私を一人にしないで!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ