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6 リリアンの秘密2

J) 「それは町や村中の人々が慕う、憧れの存在だったさ。僕は町にいるときに彼女の噂を聞いたことがあったが、良い評判しか聞いたことなかったよ。若くして亡くなったことが妖精界でも悔やまれてたな。」


L) 「そんな評判は宮中で聞いたことなかったわ。ただ、幼少期は本当に苦労したのよ。3回ともうまくいかなかったわ。私の親は3歳でこの世を去ったの。だから代わりに公爵家の叔父さまと継母が国を継いで、でも私はその二人の虐待に遭って…。」


A) 「そんなつらい目に遭っていたの…。」


J) 「それからは代替わりした彼らに国民の不満が募って革命が起こったんだ。彼女も巻き込まれかけたけど、なんとか生き延びて15歳の時に即位したんだと、僕は聞いた。革命が何度か起こっても、結局いい政治が行われずに彼女を望む声が高まっていたらしい。」


A) 「そうだったの…。ジュストはよく詳しく知ってるのね。」


J) 「ああ。僕は妖精としてはまだ若くて、知ってるのはおそらくリリアンが三度目の人生の時だけど。正直あのころは少し気になっていたんだ。国を幼くして統治することになって、早くに亡くなったという、評判のいい女王様がどんな人か。まさかその前にも人生を送っていて、その後には花として魂が残ってるなんて、思いもしなかったけど。」


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