表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

4 花と妖精の秘密

J) 「リリアンがここに来るまで、住処であるこの森を好きになれなかったんだ。ここは静かで、あまり妖精同士の交流も少ない。ところが、リリアンの話を聞くと、全て輝いて見えるんだ。シダの植物、コケ、古くなって黒ずんだ木の皮まで…。彼女を通して見ていると、輝いていたあの遠い昔を思い出す。」


A) 「“輝いていたあの遠い昔”?」


L) 「ジェイクが町にいた頃よ。」


A) 「ええ!町にいたことあるんだね。」


J) 「…」


A) 「リリアンのことも、さっき後で話すって言ったままだよね?..聞いてもいい?」


L) 「ふふ。そうね。いいわよ。少し長くなるけど。」


A) 「お願い!」


L) 「…私がこの()()()に生まれ変わってから、咲くまでにいろいろなことがあったわ…。まず()として生きていく覚悟を決めて、声が出せないことに驚いて。でも心の声が届くピクシーに出逢って。この森から追い出されることがなくてよかったわ。」


A) 「生まれ変わった、って言った?」


L) 「ええ。」


J) 「リリアンは元々君と同じ人間さ。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ