ep4 本当に大切なもの
登場人物
c こすぎ
n ナコ
a アイト
b ばぶぅけいた
yゆっけ
——フリービレッジ
c「・・・!11時!?おい!みょん!なんで起こして・・・ん?」
こすぎは、テーブルに置かれていた紙に目がいった。
c「『少しの間、天界に戻りますね。byみょん。』・・・いつもそばにいる奴がいなくなると少し寂しいな。」
n「おはようございます!こすぎさん!お客さんがきてます!」
c「この頃、客が多いな。」
n「それでは、張りきってどうぞ!」
ナコは、玄関の扉を開ける。
すると、
?「こんにちは!僕はアイト!よろしく!」
c「よ、よろしく。」
こすぎは、彼の元気の良さに圧倒されてしまった。
a「こすぎさん!いきなりですが!僕を仲間に加えてください!!!」
c「も、もちろん。いいですよ。」
n「アイトさん、よろしくね!」
a「突然ですけど!今から脱獄しに行きませんか!!」
c「いいですよ!!」
n「行きまっしょう!」
——砂の神殿
c「なんだ!?ここは!?」
n「一面砂漠ですね」
a「僕のお気に入り脱獄スポットです。」
c「砂が目に入るっ!神殿の中に入ろう!」
n「立派な神殿ですねぇ」
a「だけど人狼が潜みやすくて・・・」
c「助けてくれ!人狼だ!!」
こすぎが神殿の中から全速力で出てくる。
a「こすぎさん!伏せて!」
アイトは、ナイフを投げる。
ナイフは、見事に人狼の頭にヒットした。
人狼は、倒れて消えた。
c「助かった。ありがとう。」
n「武器はナイフ?かっこいいわね!」
a「それほどでもないです!」
c「それじゃあ・・・ん?」
n「こすぎさん?どうしました?」
こすぎは、何も言わず神殿の奥に歩き出す。
a/n「こすぎさん!?どこいくの!?」
c「確かこっちの方から・・・。え!?」
n「どうしたのこすぎさん・・・え?」
a「二人とも!どうしましたか!!・・・えぇ!!!」
三人が驚くのも無理はない。
神殿の中に赤ん坊がいたのだ。
c「な、な、なんで神殿の中に赤ん坊が!?」
n「捨て子でしょうか?あら?」
ナコは、名札を見つけた。
n「ばぶぅけいた・・・。この子の名前でしょうか?」
a「ばぶぅけいただって!?」
c「知ってるのか?」
a「確か、ベビィ印の騎士団の団長だったはず・・・!なぜ、赤ん坊の姿に?」
n「き、騎士!?」
c「ゆっけの仲間か?」
a「ゆっけは、ラビネコ印の騎士団の団長さ!」
n「とりあえず!ばぶぅさんを連れて帰りましょう!」
c「そうだな!アイト手伝ってくれ!」
a「了解!」
——フリービレッジ
n「こすぎさん。ばぶぅさんの体に魔法反応があります。」
c「この魔法を解くことはできるか?」
n「解くのは難しいかと。今は、無理です。」
a「あのー!赤ん坊の世話なんてどうやるんですか!」
n「私が教えてあげる。あと、少し声のボリュームを下げなさいな。」
a「はい。」
c「あー。俺も手伝うよ。」
n「ありがとう。」
b「ばぶっ!ばぶっ!!」
——砂の神殿
?「ばぶぅのやつどこいった!?」
y「どうした?そんな大声で。」
?「アンタか。それよりばぶぅを見なかったか?」
y「いや、見てない。どうかしたのか?」
?「アイツ、魔法使いと戦って、赤ん坊にされたんだ。それでこの場所に置いておいたんだけど・・・。居なくなってて・・・。」
y「おそらく、誘拐されたのかもしれないな。」
?「なるほど。だったらそいつを見つけ出して、人狼の餌にしてやる!」
y「ならば俺の知り合いを紹介しよう。腕のいいスナイパーだ。」
?「そいつはありがたいね。活用させてもらうよ。」
次回予告
こすぎvsフォックアース騎士団団長!?
「アンタたちが誘拐犯か。」
アイトvs最強のスナイパー!!!
「面白い。お前には、本気を出そう。」
次回『天地衝突戦々』