ep3 祝福崩壊の魔導
登場人物
c こすぎ
m みょん
n ナコ
y ゆっけ
——次の日、フリービレッジ
c「よし!完成だ!」
m「なんじゃあ!こりゃあ!!」
c「見たら分かるだろう?フリービレッジの半分をとうもろこし畑にしたんだよ!」
m「いくらとうもろこしが好きでも、さすがにこれは・・・」
c「ぐうたら女神が文句言うなよ・・・。」
m「それよりも!またシェアハウスにお客が来てるわよ!」
?「こんにちは!私は、魔女のナコと申します!」
赤色のローブに身を纏い、いかにも魔女らしい杖を抱えている。そして、黄金のカギのネックレスをかけている。
m「魔女なんて珍しいわね。」
c「魔女ってことは魔法が使えるのか?」
n「はい!できる事とできない事がありますが・・・」
c「それにしても感情豊かな人だね。」
n「よく言われます」
m「それで、ナコさん。ご用件は、何かしら?」
n「私も仲間に入れてちょうだい!」
c「もちろんさ!」
n「ありがとうございます!!おめでとう私!」
m「それじゃあ。脱獄しに行きましょうか!」
n「行きましょう!」
——レインボータワー
この場所の中心に巨大な虹色のタワーが聳え立ち、周りに少々の建物と池がある。
c「人狼をさっさと探して退治しますか。」
n「スイッチを全部押したら脱獄できるんだし、戦わなくても良くない?」
c「そりゃそうだけど。」
そのとき、タワーの上で騒ぎ声が、
n「何かしら!?」
c「人狼だ!急ぐぞ!」
タワーの上に来ると人狼が大勢の人を襲っていた。
c「助けるぞ!」
こすぎは、ポップコーン銃を人狼に向けて発泡した。
人狼は、一瞬よろけたが、また立ち直りこすぎにターゲットを向け襲い掛かる。
n「こすぎさん!氷結魔法『アイスインフェルノ』!!」
ナコの魔法によって人狼は、凍りついた。
n「みんな!もう大丈夫よ!スイッチを探して脱獄しなさい!」
c「ありがとう。助かったよ。」
n「ええ。無事で良かったわ!」
と、一件落着と思ったとき、
m「なんか、池の方が騒がしいんだけど・・・。人狼は、倒したのよね?」
c「そのはずだけど・・・」
n「まさか・・・この中に人狼が二体いる・・・!」
ナコは、タワーから飛び降り池に着地した。
こすぎも続いて飛び降りた。
そこには、人狼では、ない普通の人間が暴れていたのだ。
n「やめなさい!同じ市民なのにどうして攻撃してるの!?」
m「あれは、害悪ね。市民の中にたまに現れる狂人。被害は日に日に増えているわ。」
c「じゃあ倒していいのか?」
m「ええ。遠慮なくやって正気に戻してあげなさい!あてしぃは、『月のバーブゥ』やって、待ってるから。」
c「こんな大変なときにゲームすな!」
n「こすぎさん!私は、今から魔法使うのですけどちょっと時間がかかるので、害悪の注意を引いてください!」
c「分かった。害悪!こっちだ!!」
こすぎは、ポップコーン銃で威嚇しながら、害悪の注意を引く。
n「準備できました!雷電魔法『プラズマインフェルノ』!」
ナコは害悪に強力な電撃攻撃をした。
害悪は、感電して倒れた。
m「終わった?それじゃあ脱獄して帰ってきてね。」
——フリービレッジ
n「あー!楽しかった!」
c「今日は、いろいろありすぎて疲れたな。寝よ。」
m「あてしぃも昼寝しよ。」
——天国へのはしご温泉郷
y「晴れ晴れしい陽の光を浴びる事で、人は気持ちを明るくすることができる。俺は日の光によって毎日清々しく生きている。全ての太陽に感謝だ。」
そう言って立ち上がり、
y「さて、風呂にでも入るか。」
ゆっけは、風呂待ちの列に並ぶ。
その時、
?1「なあ?お前さ。孤独の騎士って知ってるか?」
?2「ああ。集団こそがかっこいい騎士なのに一人でいる頭おかしい奴か。」
?1「孤独の騎士よりお前の方がくそ頭おかしい」
?2「はあ?なんだ?喧嘩売ってんのか?」
?1「本当のこと言ったまでだけどw」
?2「いいだろう!ここで決着をつけてやる!」
?1「よし!かかってこい、脳まで赤ちゃんの騎士さんよ!」
?2「だまれぃ!言動全てが雑魚の騎士さんよ!」
y「やめろ。お前たち。」
ゆっけが止めに入る。
?1/?2「あ?・・・え!?孤独の騎士!?」
y「公共の場で騎士が喧嘩するなどはしたない!今すぐ仲直りするがいい。」
?1「わかったよ!悪かったな。」
?2「おう。こっちこそ悪かったな。」
y「それでいい。」
そのあと、三人は仲良く風呂に入ったとさ。
次回予告
新しい仲間!?
「僕はアイト!よろしく!」
突然の別れ!?
「『少しの間、天界に戻りますね。byみょん』」
次回『本当に大切なもの』
お楽しみに!