ep2 孤独と狂気
登場人物
c こすぎ
m みょん
y ゆっけ
ゲスト
w ワド
?「こっちから、狂気の気配がする。」
c「人狼を見つけたのか?」
?「ああ。かなり強いかもな。」
c「君は、人狼と何度も戦っているんだよな?」
?「そうだ。弱いやつもいれば強いやつもいる。」
c「そもそも人狼は、何が目的なんだ?」
?「人間世界を征服することと噂されている。」
c「噂?」
?「明確な目的は、まだ分かってはいない。人狼は、いつどこで出現したのか未だ誰にも分からないのだ。」
そんな話をしていると、一人の人間が木の影から出てきた。
こすぎは、その人に話しかけた。
c「おーい!君!この近くで人狼を見なかった?」
?「お前!そいつに近づくな!!」
c「え?」
すると、こすぎの目の前にいた人が高く跳び上がり、こすぎめがけて突っ込んできた。
c「うわぁ!いきなり何すんだ!!」
と、怒鳴った相手は恐ろしい狼の姿に変わっていた。
?「やはり変身していたか!」
騎士は、剣を抜き、人狼に斬りかかった。
目にも止まらぬ速さで一刀両断!
人狼は、断末魔をあげて倒れて消えた。
?「大丈夫か?」
騎士が剣を収めて、こすぎにてを差し伸べた。
c「ありがとう。」
?「油断は、禁物だ。いいな?」
c「そんなことより、まだ自己紹介してなかったよな。俺は、こすぎ。よろしくな。」
?「俺の名は、ゆっけ。基本一人で戦い続けている。」
m「ええ!?ゆっけってあのラビネコ騎士団の団長!?」
みょんが華麗に降りてきた。
y「ほう。俺を知っているのか。」
c「団長!?すごいなぁ!」
y「とりあえず、気をつけて帰れよ。まあ、女神がいるなら大丈夫か。」
c「またな!ゆっけ!また会おうぜ!」
ゆっけは振り向きうなずき、またまえを向き歩き出した。
m「さて、帰ろうか!早く帰って『葱玉廻戦』みないと!」
c「君のプライベートに人を急かすな。」
——次の日、フリービレッジ
m「こっすー!シェアハウスにお客が来てるわよ!」
c「了解。」
こすぎとみょんは、シェアハウスに向かった。
w「はじめまして!僕、ワドっていいます!よろしくね!」
シェアハウスに来ていた客のワドは、バンダナを身につけ、日傘を持っていて、槍のブローチをつけていた。涼しげな服を身につけている。
c「よろしく!ワドさん。」
m「わぁぁ!むっちゃ可愛い!」
w「そういえばこすぎさんは、木登りが得意だと聞きまして。私も木登り得意なんですよ。だから勝負しましょう!場所はツリーアイランドです!」
c「(ライバル到来!?)いいだろう!」
m「じゃあ、あてしぃは、『煮干の刃』を見て・・・」
c「お前も来い!!」
こすぎは、みょんを引きずっていく。
——ツリーアイランド
二つの大きくて長い木『双子木』で有名な場所だ。
w「来ましたね!」
c「大きな木だなぁ。」
m「えーと。勝利条件は、木の一番上に先に到達した方が勝ちです。妨害あり。」
w「僕の木登り力見せてやります。」
m「こっすー!これを!」
みょんは、こすぎにポップコーンと書かれた銃を渡した。
c「これは?」
m「ポップコーン銃。その名の通りポップコーンを飛ばす銃さ。」
c「な、なるほど。」
w「準備できましたか?」
c「 OK!」
二人は木の前に立ち、
w「READY・> 3・2・1・GO!!>」
ワドは、ものすごい勢いで木を登っていく。
c「速すぎ!」
こすぎもものすごい速さで木を登っていきワドに追いついた。
w「追いついてきましたか。少し・・・妨害してやります!」
ワドは、木を蹴って跳び上がり、プラスチックスピアを投げた。
c「うお!あぶねぇ。」
こすぎは、避けるがスピードが落ちてしまった。
w「このまま勝利はいただきます。」
ワドは、再び木を蹴り跳び上がる
c「今だ!」
こすぎは、ワドが宙を浮いた瞬間を狙いポップコーン銃の引き金を引いた。
w「えぇ!?」
ポップコーンがワドに直撃した。
ワドは、体制を崩して落下した。
m「なんか上から・・・。え!?」
♪アノヒティック・ノヴァのテーマ
c「よっしゃあ!勝ったぞ!」
こすぎは、木から飛び降りて綺麗に着地した。
落下ダメージは、受けたけど。
w「恐れ入りました!」
c「まあ、君も頑張れば俺みたいになれるさ!」
と言った会話を影で見ている者がいた。無論、誰も気づいていない。
?「あの人がこすぎさん?想像してたより素敵ね。」
次回予告
こすぎと女神の前に現れたのは
偉大なる魔女!?
「私も仲間にいれてちょうだい!」
そして、危機!
「この中に人狼が二体いる・・・!」
お楽しみに!




