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木から降りる時  作者: けむまきウロコ
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北海道デビュー

北海道は東京と違い、肌寒かった。

予約していたレンタカー屋さんが空港に迎えに来てくれ、事務所でお姉さんがお茶を出してくれた。

私が一人で来たこと、キャンプをしながら一週間かけて観光しようと思っていることなどを話したら驚いていた。


「へー、一人で一週間も?寂しくない?」

「大丈夫です。一人の方が楽しいので。」

「変わったお嬢さんだね。最近寒いし、熊に注意して楽しんでね。」

「はい、大丈夫です。」


また熊だ。


北海道にキャンプに行くというと皆がみんな熊の話をする。

亀田さんに始まり、キャンプ仲間も、お母さんも、いつも行く食堂のおばちゃんも、SNSのフォロワーも、そしてこのレンタカー屋のお姉さんも。


確かに熊は怖いけれど、北海道に住んでいる大半の人が被害に遭ってないではないか。

知り合いのライダーさんは、熊の動画を撮って動画サイトにあげていたし、近よって撮った写真をSNSにアップしているいる女子たちもいた。

大きくて強そうだが、顔は愛らしさがあり観光客があげた餌を食べる姿は不器用で可愛かった。


最初は熊の事件のことなどを聞いて不安だったけれど、今から思うと皆がわたしを怖がらせようとしている。私のことが羨ましいから、少しでも不安にさせたいのだろう。と思うようになった。


もう熊のことなんて気にしない。

さっさとレンタカーの手続きを済ませ、車の前でお姉さんに写真を撮ってもらい、


北海道デビューです!楽しむぞー


というコメントとともにSNSにアップした。

いよいよ出発だ。


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