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ありさの冒険 ⑧ 侵入
※誠に勝手ながら、人間6号シリーズは、この話をもって打ち切りとさせていただきます。ご迷惑おかけして申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
今までありがとうございました。
入場ゲートを通過すると、眼前に大きな通路とその両脇に並ぶ沢山の土産屋が広がった。
日本歴史遊園らしく、ほとんどの店が、瓦屋根で和風の造りをしている。
朱色の中華風の建物や、土壁の洞窟のようなデザインのものもあった。
通常営業であれば、ワクワクするようなBGMがゲートを抜けた瞬間から聞こえてくるのだろうが、今日は代わりに、映画撮影スタッフの呼びかけ声が、あちこちで響いていた。
「エキストラの皆様の控え場所は、チームによって異なります。
『神殿チーム』は平安時代ゾーン、
『村人チーム』は戦国時代ゾーン、
『ライブチーム』は江戸時代ゾーン、
『キッズチーム』は明治・大正ゾーンへ移動してください。
なお、保護者含め付き添いの方は、『商い通り』から先へは進めません。
商い通りや資料館のカフェスペースをご利用ください・・・」
三人は、パンフレットらしきものを配っているスタッフから、さりげなくそれを受け取った。
内容は今回のエキストラ撮影に関する案内だった。




