表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の学園クロニクル  作者: 霧夢
4/10

第一章 始まり ④

はい、第4回目です。

投稿間隔が長くなりましたすいません。

テストとかテストとかテストとかいろいろあったんです(言い訳)

すいません。

-午後7時 映画館玄関内- ~開演まで@30分~


「痛い。」


「あっそ。」


「痛い。」


「うるさい。」


「お前が蹴っといて何を言う!?完全にお前の誤解だっただろ!?」


という風に二人の仲は今、最悪です。主に自分のせいだと思います。


そんなことは気づいています。けれど、私にはどうしようもありません。


知恵袋にでも・・・いえ、私が一人で解決しなければならないことでしょう。


そもそも、知恵袋では解決できない可能性の方が大きいですし。


恐る恐る、話しかけてみます。


「あの、そろそろ映画が始まるので中に入りませんか?」


・・・。言いたいことはこんな事じゃなかったのに。


どうしても無理です・・・。自分が原因なのに「仲直りしろ」だなんて。


言えません。絶対に無理です。


「それもそうね。」


「あぁ、分かった。」


運の良いこと(?)に二人は素直に聞いてくれました。


映画でも見て仲直りしてくれればよいのですが。


「席はどこなんです?」


と席を確認する。


「最前列の左端ですか・・・。座る場所はどうします?私はできる限り目立たない左端がいいのです

が。」


ここに私の策略がありました。仲の悪い人を隣同士に座らせて映画を見させ、仲直りさせるという名

案です。


と、少なくともこのときは思っていました。しかし、現実はそうは甘くありません。


「嫌だわ。こんなバカと隣とか。悪いけど真ん中座ってくれない?」


「うるさい。俺もお前の隣とかごめんだ。悪い、真ん中にすわってくれないか。」


詰みました。はい、思いっきり詰みました。どうすればよいのでしょう。


でも、ここで彼の好感度を上げておくというのも悪くありません。


しかし、今は仲直り優先です。自分が元凶なのですから。


「わかりました。でも、映画館に入ったら喧嘩はダメですよ?」


と、くぎを刺しておく。


「わかっているわ。こんな馬鹿とは違って場はわきまえるわよ。」


「毎回毎回、馬鹿とは何だ馬鹿とは。地味に心に響くんだぞ。あと、俺だって場くらいわきまえ

る。」


どうやら、二人は一応、映画館内では静かにしてくれるみたいです。


これで静かに映画を見られます・・・って目的変わってませんかね?


まぁ、気のせいでしょう。映画を見ましょう。


―――続く―――

投稿が遅くなってすいません。

お楽しみいただけましたでしょうか。

お楽しみいただけたのでしたら光栄です。

では、また次回にて。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ