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ゲーム屋さん
さあって、今日はゲームでも買いに行こう。
ピローン、
「いらっしゃいませー、ゲーム高価買取承っておりまーす。」
愛想良さげな店員さんが入店早々とてつもない元気でこちらにテンプレを浴びせてきた。
「今日は戦国を舞台にしたゲームがやりたい!
できることならバッタバッタと大多数の敵を切り倒していきたい!」
少年よ。こっちの方が面白そうだぞ。
天狗の鼻の指すゲームを手にとって見てみる。
"THE 天狗"
「絶対つまんねーこれ。いやほんと、100%だわこれは。
大体何するゲームなのこれ全然想像つかないんだけど。」
これはの、八つ程度の穴から無作為に飛び出す天狗を叩き潰すゲーm....
うわあああアァアアやめてエエェエ叩かないでエエェエえ!!!
天狗がプルプル震えてる。
「ありやとやしたあーまたおこしくださあぁせええ。」
やる気なさげな店員が、退店と同時に、やる気なさげにテンプレを吐き捨てた。
手提げに入ったゲームソフトを見て落ち込む。
どうしてこんなものを・・・
"天狗のなつやすみ2"