ブレット3
八雲
「まぁ、無理して凶器を割り出さなければならないこともないんだが…この事件、凶器が気になってしょうがねぇんだよな…
俺の考えが正しければ、凶器がこの事件の鍵を握っている!」
俺が考えていると、おばさん二人が俺の横を通った。
ウッ、化粧くさっ
おばA
「ねぇ、聞いた?この前、ここら辺で泥棒が入ったらしいわよ」
おばB
「聞いたわぁ、窓を割られてたあれでしょ?確か…何か盗られてたのよね。警察は盗られた物については何も言ってなかっわ。最近物騒よねぇ」
そういえばそんなのあったな。確か……母さんが殺された日の朝に
二つの事件の関連性は………?
まてよ!もしかしたら…
プルルルル
神崎
「はい。もしもし?
………なんだおまえか
…………
おぅ、よく知ってるな、その通りだ。
しかもかなり大きめのがな。
…………
で、どうなんだ?分かったのか?
……………
そうか。
それはそうと、オマエ、母親が殺されたってのによく冷静でいられるな。
………
は?ほっとけ?……まぁいいけどよ。じゃな、健闘を祈ってるぜ。」
プツ
神崎
「まあ、よけいな詮索は無用か……」
八雲
「ったく、余計なこと聞くんじゃねぇよ。思わずとんちんかんな返答しちまったじゃねぇか」
だが、やっぱりそうか、俺のよみどおりだな。
凶器はあれで決まりだ!
よ〜し、待ってろよ犯人。
すぐに追い詰めてやるぜ。
この、シルバーブレットがな。