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AOI 第101話

 浩次君の後を、みんなでぞろぞろとついて歩く。そして、なぜだかみんなで浩次君が買おうとしている漫画を探す。誰もが知っている、冒険物。長編。アニメ化もしている。浩次君は、サンタさんとお年玉で、揃えられるところまで揃えたらしい。あとは毎月のお小遣いから購入しているそうだ。

 「あった、あった。」

 先頭の浩次君が見つけたみたい。欲しい巻を探している。私は、本棚を見てびっくり。その漫画が一つの本棚の4分の3を占領していたからだ。すごい。浩次君の家にも、この光景が。翔太君や葵君朔太郎君は浩次君の家に行っては、読んでいるみたい。その時、浩次君は自分は読んでいるから暇で暇で、1人でゲームをしていると話していた。ずーっと読んでると少し怒り気味に、それを聞いて他の男の子達が笑っていた。続けて、のあちゃんと私も笑った。6人が笑ったので、立ち読みしている人達が、私達を振り返って見ている。翔太君が、少し小さい声で、

 「隣の通路行こう。」

 と、言って、みんなで移動した。男の子達が、これ知ってるとか兄弟が買ってるとか話しをしていて、私は、はじめましての漫画もあったので、頭の中でへーっとかほーっと思いながら、のあちゃんとついて行った。のあちゃんも右、左とキョロキョロ見ていた。ポケットの携帯のバイブがしたと思ったから、取り出して見たけど何にもきていなかった。時間を見ると1時5分。弟はもう、友達と集まって、お菓子買っているかなと思った。そして、次々に鍵閉め忘れていないかな、お昼ご飯、電子レンジのWを間違えないで美味しく作れたかなと考えが出てきた。ソワソワした。本屋の中をぞろぞろ歩いていると、雑誌のところで止まった。男の子達が4人で固まって雑誌を手に取ってパラパラめくって話をしていた。好きなバンドの話みたい。のあちゃんが、女の子の雑誌のところへ連れて行ってくれた。中学生高校生対象の雑誌を手に取って、のあちゃんと見た。ページをめくりながら、のあちゃんが、男の子達が4人でバンドを組んで集まって練習しているんだよと教えてくれた。私が、

 「…バンド?」

 と、聞き返すと、のあちゃんが、

 「そうそう。4人組でね。この前、翔太君が

写真見せてくれたんだ。」

 と、言いながら、雑誌をめくるのあちゃん。私は、ただ凄いなと思った。みんな部活は違うし入ったり入っていなかったりするのに、すごく仲良しなんだなと、のあちゃんが見せてもらった写真、私も見たいなと思った。

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