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十三夜

気長に呼んでください♪

感想とかもください♪

「彩花だよ…姫髪 彩花、私の名前だよ?」

彩花が言う。

「あ、やか?…」

錬磨は呟いた。

「うん、彩花だよ?」

頷く彩花。

「あんた…会った事ある、のか?」

錬磨は不思議な気持ちになった。

「さっき…会ったよ?」

彩花は嘘をついた。

「違う!もっと別の…何なんだよ!わからね…」

錬磨は言った。

「おい!オマエさん起きたならなんか食うか?」

多助が言う。

「…」

錬磨は多助を見る。

「心配すんな、オマエさんを殺すならわざわざ助けたりしないってもんだぜ!」多助は言った。

「まぁ、な」

錬磨は言った。

「それにオマエさんはあやの王子様だからな!」

多助は言った。

月子は多助を蹴った。

「ったく、いらない事ペラペラと、ホントこのオヤジは」

月子は多助をもう一度蹴った。

「何しやかるんだツキ!」

多助は叫ぶ。

「タバコ…吸いてぇ〜」

錬磨は呟いた。

スッとタバコが目の前に出された。

「…マルボロ?」

錬磨が言う。

伸びる手を見ていくと修一と目が合った。

「あんたは!」

錬磨が叫ぶ。

「…そう警戒すんなよ?何もしやしねーよ」

修一はタバコの煙をはく。「…悪いな、訳がわからないもんで、全然」

錬磨はタバコを一本取った。

彩花が修一のジッポーをポケットから取って錬磨に火を差し出した。

「あっ、サンキュー」

錬磨は言った。

「…姫、手癖悪いぞ」

修一は少しムスッとした。「あ〜と、えとごめんなさい」

彩花はちょこんと修一のジッポーを手のひらに乗せた。

「ボーッとしてるお前が悪いわさ」

球根は笑った。

球根を掴んで頭をくしゃくしゃする修一。

「やめ、ちょっやめるわさ〜」

球根がイヤイヤをする。

「キュー…相変わらず柔らかいな…自然の匂いも嫌いじゃない」

修一は言った。

「バカバカバカだわよ!いいから放すわさ!」

球根は触手で修一の頬を叩いた。

「…何なんだよ、コイツらさっきまで殺し合いしてたんだろ」

錬磨はタバコを吹かした。「まぁ、レン君今はゆっくり休んで、ケガは大した事ないけど、疲れは取れてないよ?」

彩花は心配そうにする。

「悪いな、でも後で話は聞くからな?」

錬磨は言った。

「…心配すんな、お前は知らなきゃならないみたいだからな」

修一は言った。

部屋を出る3人。

「お休み、レン君♪」

錬磨は片手を上げてシーツを頭からかぶった。

「良かったね、あや♪彼起きて」

月子は言った。

「月ねーさん!からかうのやめてよ〜」

彩花が言う。

「で?実際どうなの?あやはあの彼好きなの?」

月子は言った。

「好きって…ええ!何で?だってレン君とはこの間会ったばかりだよ?」

彩花は言った。

「はぁ〜?どっから見たって恋する女っぽいけど?」月子は流し目で言った。

「ん〜そうかな?月ねーさんは修君の事好きなの?」彩花が切り返した。

「…へっ?わたしがあのバカの事を?

あや、冗談きついよ?わたしバカに興味ないわよ」

月子は言った。

「えっ?そうなの?ん〜結構お似合いだと思うけどな〜

それに、修君変わってるけどバカじゃないよ?

優しいし」

彩花は言った。

「あんなおバカほしけりゃあやにあげるわよ」

月子は言った。

「も〜月ねーさんは…照れ屋さん?」

彩花は言う。

「フン!知らないわよ。もう」

月子と彩花は居間に向かう。



錬磨の寝てる部屋

「まったく、また巻き込まれて…最初からの説明は面倒だわさ」

球根は触手を錬磨の頭に乗せた。

「ホント面倒な奴だわさ、こっちに戻って来たっていいことなんてないのに」

球根は呟いた。




政府側

「なんで一般人を巻き込んだ!」

凱鬼は怒鳴る。

「ちょっとノックもしないで、急に何よ」

雪音が言う。

「しらばっくれんなよ!なんであいつを巻き込んだだって聞いてんだ!」

凱鬼は言った。

「落ち着きなさいな、一般人、戦鬼 錬磨の事は報告はうけたわ」

雪音は言った。

「暗部が行った作戦は我々の組織とは上が別物だもの私達がどうこう出来る問題ではないわ」

雪音は言った。

「その結果が昨日のあれかよ!人質は奪われた上、魔神使いの連中を調子に乗せただけじゃねーかよ!」

凱鬼は言った。

「そんなのここで喚いても仕方のない事でしょうに…少し落ち着きなさいな」

雪音が落ち着いて言った。「ったく…ああ!悪かった、雪ちゃんに言ったってどうにもならない事位わかってたんだ」

凱鬼は少し落ち着き言った。

「しかし魔神使いを鎮圧すんのに僕達まで巻き込んだんだ、何か説明とかないの?」

ドアの後ろから飛遠が声をかける。

「まぁ確かにその辺の説明は私も聞きたいが…まだ説明がきていないんだ、

…それより飛遠君!ズボンはきなさいな」

ため息混じりに雪音が言った。

「遠ちゃん…確かにズボンは履いたほうが良いと思うけどな」

凱鬼も言った。

「えっ…だってあれ気持ち悪いじゃないですか?凱鬼さんこそよくそんなのずっと履いてられますね」

飛遠はため息をついた。

「いや間違ってんのオマエだから!」

凱鬼と雪音が突っ込んだ。「僕は自由なんですよ」

飛遠は涼しい顔で言った。「自由か、そうだな、んじゃ、俺は俺で動く」

凱鬼は言った。

「凱鬼君?はぁ、あまり無茶しないでちょうだいね」雪音は言った。

「約束はできないですよ〜んじゃ僕も行きますんで〜」

飛遠も凱鬼の後に続く。

「ちょっと…もう全く!責任とるのはこっちなんだから!

あーも〜ズボン履いて行きなさい!」

誰も居ない部屋で雪音は叫ぶ。


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