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第一話 終焉の序章

初めまして。

タカミヤと申します。初投稿です。

追ってくれたらうれしいです‼

これからよろしく‼

 薄暗い部屋。

 カーテンは閉めっぱなしで、時間の感覚も曖昧だった。


 俺の名前は入井大輔。どこにでもいる28歳無職だ


「……はぁ」


 短く息を吐く。


 頭に浮かぶのは、八年前のことだった。


 それは大学病院で働いていた頃。

 ある少年が運ばれてきた。


 内臓が少しずつ腐敗していく原因不明の病気。

 現代の日本の医療じゃ助からない――誰もがそう判断していた。

 たまたま主治医になった俺は少年に聞いた。


「これからも生きたいか?」


「……まだ、生きたいです」


 ベッドの上で、少年はそう言った。


 その言葉を聞いた時、俺は決めた。


 自分の超能力を使うことを。


 そう、俺がほかの人違うところ、それは超能力がつかえるのだ。


 手術当日、どうせ死ぬからといって手術室を俺一人になるようにスケジュールを変えた。


 結果は、成功。


 少年は回復して、退院した。


 ただし、その代償として


 少年と自分の身体は、繋がった。


 もしあいつの内臓が壊れたら――

 自分の内臓も壊れる。


「……最悪な契約だな」


 


 現在


 俺は医者を辞め、無職になっていた。


 度重なる医療ミス。

 気づけば、白衣を着ることもなくなった。


「……あの手術だけかよ、まともに成功したの」


 皮肉っぽく笑う。


 その時、スマホが鳴った。


「……母さんか」


 出ると、すぐに怒鳴り声。


『あんた!いい加減仕事見つけなさいよ!』


「……分かってるって」


『分かってないから言ってるの!』


 いつものやり取り。


 適当に返事をして、通話を切る。


「……外、出るか」


 重い体を起こし、着替え始める。


 その時ついていたテレビを切ろうとしたときに


『――日本各地で銃を使った連続殺人が発生しています。犯人は同一犯の可能性があるとして――』


 ニュースキャスターの落ち着いた声。


「……物騒だな」


 ぼそっと呟く。


 それでも、特に気にする様子もなく準備を続けた。


 

 外に出ると、大阪の街はいつも通りだった。


 人が多くて、うるさくて、普通の生活。


 駅に向かい、そのまま改札を通る。


 ホームに立ち、電車を待つ。


「……」


 特に目的はない。


 ただ、家にいるのが嫌だっただけだ。


 電車が来る。


 扉が開く。


 少しだけ迷って――


「……まぁ、いいか」


 俺が選んだ行き先は、梅田。

 大阪一の繁華街。ここならストレス発散でもできると思っていたからだ。


「今日は、久しぶりに居酒屋でも行って飲むか」

「バイトでもいいから探さないとな…」


俺はまだ知らなかった。少年とダメ超能力者の綺麗で残虐な物語は始まっていることを…


次回予告

梅田にやってきた入井。しかし酔っぱらった勢いで路地裏に来てしまう。その時、怪しげな男が入井に襲い掛かる。その時、入井が放った攻撃とは⁉

次回第二話「0の組織」

お楽しみに‼

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