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生きるには

作者: 雨宮雨霧

ひとりでどこへ行くの

君が決めたことなら仕方がないけれど

置いて行かないでって言ったら

君は寂しそうに笑って

僕の頭をなでていった


言葉は弱くて鋭くて

君が生きる世界には少し合わなかった

仕方がないね

君が選んだ道だから

責めることなんてできるわけもなく


ひとりで冷たくなって

君が生きたこの世界はあまりに残酷で

よく頑張ったね、苦しかったね

君は苦しみから逃れて

安心したような顔をしていた


言葉は怖くて強くて

僕が生きる世界にも少し合わなかった

仕方がないね

僕もこの道を選ぶよ

君の隣でずっと笑っていられるかな

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