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第5話:vsフォル

「さて、ココが闘技場です。知り合いとPvPする時や訓練をする時に使うことが多いですね。所有していれば個人で話したりするのにも使えたりしますね。でも今回はPvPで使用するのでバトルステージに変更しますがね」

「へぇ…因みにいくら位?」

「5000万コルトですかね?確か」

「は?」

 この世界の通貨はコルトという。日本円で1コルト5円っていう割合である。つまり2億5000万円で購入したと言うこと。このゲームでそれだけの大金を得るとするのならば10ヶ月ただひたすらクエストをこなして道具などに金をかけずにため続けないといけないレベルである。

「…とんでもないね、フォル…」

「そうでもないですよ…さて、準備が整いました。戦いましょうか?」

「………ちょっと強さを改めて知ったね…まぁ、やってみるけど」


『カウントダウンを開始します。カウントダウンの後にテレポートします。準備してください。ルール:PvP。カウントダウン開始、30…29…』

「武器や装備を整えてください。それではまた後ほど」

「うん。じゃ、また後で!」

 数メートル離れると響希は装備の確認をする。

「うん、大丈夫だ。体力とか全部回復してるし、頑張ろう」

『5…4…3…2…1…転送』

 再び光に包まれ、気づけば響希は草原居た。


「………《神覇纏装》!」

 数値を2倍にしたあと、気になったことがあったので確認してみる。《神覇》も気になってはいるが、数値を更に伸ばせるのかもしれないのでやってみる。

「《双刃化》!」


《双刃化》

消費なし

・現在持っている武器と全くおなじ性能の武器を幻影により具現化させる。


 双刃化により木刀が増えた。それを持つと力が再び湧き上がる気がした。現在のステータスをみると…さらに攻撃力と魔法攻撃が上昇である。


《ステータス》(最大値)

HP21000(21000) MP4000(6000) SP 100(200)

・攻撃力40040  ・防御力12040

・魔法攻撃力36040 ・魔法防御力12040

・移動速度2080  ・運1040


「…勝てるかな?」

 数値を見て不安になっていると背後から声がした。

「よそ見している場合とは…暇ですね?」

 鈍い感覚が背筋を襲う。モーニングスターが身体をえぐり、ぶっ飛ばされる。

「ぐあっ…!?いった………くない?」

「…そんなハズは………運が良いですね」

 HPをチラりと見るとちょっとしか減っていない。

「むぐぐ…やったなぁ!?」

 一瞬にしてフォルの懐に潜り込み、右手の木刀を振る。

「お返しだよっ!!」

 フォルから金のダメージエフェクト…クリティカルヒットを示すエフェクトを飛び散らし、すかさず左手に持っている《双刃化》によって生み出されたもう1つの木刀を振るい、再び金のダメージエフェクトを飛び散らす。その二本の木刀による攻撃はフォルのHPを減らすには余りにも多すぎたダメージ量であった。

「え?」

 ガラスが割れるような音と共にポリゴンとなって消えたフォルは、なにが起こったか理解するのは余りにも難しい事なのであった。

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