第4話:フォルの装備
「フォルって何でこっちの世界でもメイド服なの?」
「現実での着ている理由もありますけど、何故か私の持っている装備で1番強いんですよ」
「あ〜現実で着てる理由って何だっけ?」
「ご主人様に着せ替え人形として扱われ、可愛いからと言う理由ですよ。まぁ実際気に入ってるんですけどね、贈り物ですから。もう1つあげるとしたら…とある小説の影響でしょうかね」
あの小説かな、と思いつつ響希は気になったことを聞いた。
「そうそう、フォルが使ってる武器っていったい…?」
「あぁ、コレですよ」
ウィンドウを操作し1つの武器をジャラジャラと言わせ右手に持つ。それはあまりにも痛々しく、響希みたいな女子が持つようなモノではない凶器であった。
「私のメインウェポンはこちら、モーニングスターです!」
「…………あの…某作品に惹かれるのは分かるけど、流石に寄せすぎじゃない?っていうか派生進化でそんな武器使えるんだね」
「まぁそうですね、因みにサブウェポンはこの杖で…職は今は魔法戦闘士です」
・魔法戦闘士
初期職である剣士の派生進化:戦士を極めた後に初期職:魔法士を極める事で派生進化可能。
戦士と魔法士の両方のスキルを行使可能であるが、防御力と素早さが上がりづらい。
「戦ってみますか?」
「…ほぼ初期装備だけど、戦ってみたいな…?」
「ふふ、そうですか。容赦しませんからね」
「のぞむところだよ」
フォルはウィンドウを操作し、響希とフォルは光に包まれテレポートをしたのだった