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Reality−異世界−  作者: Ongaku
21/30

ウィンル国編10

ゴールデンウィークは遊び呆けてました!

人生経験としてパチンコ行ってみました!初めてで2万勝ちました!ハマりそう笑

みなさんはどんなゴールデンウィークだったんですかね?

場面は変わり、モアトスとニアが戦っている。

モアトスは翼を生やし、空を飛んでいる。


ニ『紅蓮炎』

ニアは空を飛んでいるモアトスに炎を放つ。モアトスは軽々と回避する。


モ「そんな攻撃じゃ私に当たりませんよ!『風爪』」

風を纏った爪でニアに攻撃する。


ニ『火纏』

短剣に炎を纏いモアトスの攻撃を防いだ。


モ「いつまで耐えれますかね?」

モアトスはニアの攻撃を回避しながら攻撃を仕掛ける。


ダ『風流矢』

ダンがモアトスに向かって矢を放つ。


ミ「よそ見してんじゃねぇよ!」

尻尾でダンを刺そうとする。ダンは攻撃を防ぐ。


モ「おっと。」

モアトスはダンの矢を翼でガードした。翼に傷1つ付いていなかった。


モ「私の翼は特別製でね。硬い鱗が生えているんだ。だからこんな事だって出来る。『鱗風弾』」

モアトスの翼の鱗が風を纏い放たれた。


ニ『火纏』『紅蓮炎』

火を体にも纏わせ、炎を鱗へと放つ。鱗を次々と撃ち落としていく。しかし、数が多く隙間を抜けてニアを襲う。深手にはなっていないが、体に傷が増えていく。


モ『風爪』

ニアが鱗に夢中になっている背後から襲う。ニアは寸前で気づき何とか回避したが背中を少し爪痕をつけられた。


ニ「やはり強いですね。出し惜しみしてる場合じゃないって分かりました。」


モ「どうするんだい?」


ニ『炎纏ー炎翼ー』

魔力の火の翼が出来た。空へと飛ぶ。


モ「へー。すごいね。魔力のコントロールを上手く出来ないとそんな芸当出来ないもんね。いつまで飛べるのかな?」


ミ「ほらほらどうした?獣人がぁあ!」

ミルチが距離を詰めて攻撃してくる為、ダンは弓を撃てずにいた。ダンは距離を取り、手甲鈎を着けた。


ダ『風鈎』

ダンの武器に風が纏い、ミルチに斬りかかる。ミルチは尻尾で受け止めた。


ミ「残念!あたしの尻尾凄く硬いの♡」

尻尾でダンを押し返した。


ミ『土纏』

表面上は何も変わっていないように見えるが、皮膚が硬くなった。


ダ(スピードを上げるか。)

ダンのスピードが上がる。風鈎を使って攻撃を仕掛ける。ミルチは動かない。ダンの攻撃で傷1つ付かないからだ。傷ついたのは服だけだった。


ミ「いや~ん!エッチ!」

尻尾をダンの体に目掛けて突きはなった。ダンは回避して懐に潜り込んだ。そこにミルチは右手をダンに向かって構えていた。


ダ(しまった!)


ミ『毒岩弾』

尖った岩を手から作り出し、ダンに放った。何とか回避した。第3波に尻尾が来る。


ダ『大風鈎』

更なる風が武器に纏う。ミルチの体ごと弾き飛ばした。距離が取れたところで瞬時に弓を取り出した。


ダ『風刃矢』

矢に風の魔力が纏う。それをミルチに放った。ミルチは避ける事なく、尻尾で受け止めた。しかし、先ほどと違い尻尾に傷が入った。


ダ(もっと魔力を溜めたかったが…これで余計に弓が使えなくなったな。)


ミ「てめぇ。あたしの綺麗な体に傷つけてんだよ!さっさとあたしの毒食らって死ねよ!あーめんどくさ!遠距離攻撃出来んのは、あんただけじゃないよ!?『穿岩』」

ダンのすぐ近くから尖った岩が突き出る。それと同時にミルチが一気に距離を詰めてきた。穿岩と体術で、ダンは防戦一方になった。


ダ(くそ!後先考えてる場合じゃないな。トップスピードだ!)

ミルチの視界からダンが消える。


ミ「どこ行きやがった!?」

辺りを見渡すがいない。


ミ(他のお仲間からやっちゃおうかな。)

ニヤリと笑みを浮かべ、ルストへ手を構える。


ミ『毒岩…』


ダ「こっちだ!『風刃矢』」

ダンは空中に跳び上がっていた。風を纏った矢を放つ。さっきよりも速く、威力が高い矢を放った。ミルチは尻尾で受け止めた。尻尾にさっきよりも傷が入った。切断には至らなかったが、技の威力でミルチの体は後方へ押しやられた。ミルチの尻尾が顔に当たったのか、鼻時を垂らした。


ミ「…血?あたしの顔から…コノヤロウ…苦しめてたっぷりと後悔させてから殺してやるよ!『岩連弾』」

ミルチの周りから尖った岩が空中にいるダン目掛けて大量に飛んでいく。


ダ『風魔防壁』

風で魔法の盾を目の前に作り出す。尖った岩が風の盾に激突する。全ては防ぎきれず、切り傷を負いながら地面に降りた。すごい勢いでミルチが距離を詰めてくる。ダンはそれを上回るスピードで動く。


ダ(もっと溜めれば倒せそうだったが、あの女ルストを狙ってやがった。あの女何するか分からない。慎重に戦うべきだな。)

そう思った時、足がもつれてこけてしまった。


ダ(体に痺れが…まさか!)


ミ「やっと効いてきたか。さっきの攻撃の中に毒を混ぜたんだよね~。気づいた?ちょこまかご苦労様です!どの毒で死にたい?」

ミルチはダンの目の前に立ち、尻尾をダンに向けた。その時ミルチに雷が落ちる。


ル「大丈夫?」

ルストが元の容姿でダンに近づいてきた。


ミ「痛っいなぁ!今のはあんたがやったの?」


ル「私は元の姿じゃ相手の能力は使えないわよ?」


ミ「なら4531‐966か。イライラするなぁ!4531‐966!もう一度チャンスをあげる。こいつらに重力魔法で動けなくして!」


4「あ…」

ミルチとルストとダンに重力魔法がかけられた。


ミ「あ?もういいよ。『大穿岩』」

重力魔法が解ける。ミルチは巨大な尖った岩を4531‐966に向かって伸ばした。4531‐966は属性を何個も使い、壁を作りミルチの攻撃を防いだ。ミルチはその岩を走っていた。


ル「仲間割れ?好都合だわ!」

カバンから草を出した。それをすりつぶしていく。


ダ「ニアは大丈夫か?」


ル「まだ戦ってるみたいだけど、大丈夫そうね。これで良し。痺れを治す効果がある薬を作ったわ。完全には治らないだろうけど…」


ダ「助かる。」

ダンは薬を飲んだ。痺れはほとんど取れなかったが、少しは体を動かせるようになった。

一方ミルチは4531‐966と戦っていた。


モ「あの人は何やってるんだ?」


ニ「よそ見してる場合ですか?」

ニアはモアトスに短剣で攻撃を仕掛ける。モアトスは爪で攻撃を防いだ。


モ「ケリをつけようか。『大旋風鱗弾』」

巨大な旋風がニアを包み込み、動けなくした。更に鱗が猛スピードで動き、ニアの体を切り刻んでいく。


ニ「こんなもの!『紅蓮大炎』」

巨大な炎が鱗を焼き尽くす。


モ『滑空大風爪』

空高くから勢いをつけ、風を纏った爪でニアに攻撃した。ニアは短剣で防いだが、勢いで吹き飛ばされた。ダンたちの近くに叩き落された。それと同時に4531‐966が地面に落ちた。4531‐966は顔から血を吹き出して死んでいた。ミルチが4531‐966の脳みそらへんに尻尾を突き立てていた。


ダ「ニア大丈夫か?」


ニ「何とか…」


ル「ふふふ。私達っていっつもボロボロね。」


ニ「私達らしいっていうか。3人で1つっていうか…」


ダ「こいつらを倒すにはあの技しかないな。」


ル「ええ。」ニ「だね。」

ミルチとモアトスが近づいてくる。


ミ「死ぬ準備は出来たかお前ら?」


モ「それよりも4531‐966を使えなくして、マディエスト様が何とおっしゃるか。ちゃんと責任取ってくださいよ?」


ミ「え~?あたし知らなーい!」


モ「あなたと言う人はこれだから…ぶつぶつ」


ミ「うっさい。」


ダ「魔力を今込めれる分だけ込めろ!」


ニ「分かった!」ル「分かったわ!」

ダンは弓を構える。風の矢が出来る。そこに、ニアの炎の力、ルストの雷の力が合わさる。


ダ&ニ&ル『風龍火翼紅蓮雷轟』

風、炎、雷の魔力を纏った龍が放たれた。最初にモアトスの方へいく。モアトスは回避しようとしたが、追尾する。


モ「追ってくるならしょうがない。『大鳥大風爪』」

風が大きな鳥の様にモアトスを纏った。龍へと攻撃を仕掛ける。龍の威力は弱まったものの、モアトスの技は打ち破られ、龍に飲まれた。龍はミルチへと向かって行く。


ミ「は?ぶっ潰せよ!『大穿尾岩』」

尻尾を地面に突き立てる。すると地面から巨大な岩の尻尾が現れた。その尻尾が龍と激突する。ミルチは尻尾を龍にぶつけるのを辞め、ぐるぐるに自分に巻き付けた。その尻尾の岩を龍は貫通した。ミルチも龍に飲まれ、モアトスと共に壁に激突した。2人は動かなくなった。


ニ「や、やった!」


ダ「危なかったな。魔力切れだ。体もほとんど動かせん。」


ル「後はウェザーちゃんだけね!」


ウ『黒炎剣』

ウェザーはライアからエルフからもらった剣を受け取っていた。


ヴ『水重撃』

水と重力の力を纏わせた棍棒を振る。つばぜり合いになる。


ウ『黒炎爆発』

剣に爆発の魔力が纏い、ヴェリーの方向に爆発を起こす。


ヴ「まだわからねぇのか?そんなもの俺様には通用しねぇ!」

ヴェリーの体を多少傷つけた程度だった。


ウ「まだだ!風の力をこの剣に!」

黒い炎、爆発が剣に纏い、風が追い風を起こす。拮抗が崩れ始めた。


ヴ「とっとと終わらせるぜ!『身体強化・極』」

ヴェリーの体が肥大化する。今度はウェザーが押される。


ウ『身体強化・改』

それでも、ウェザーが押される。


ヴ「ウオオォォォ!!!『鬼水重撃』」

更なる水がヴェリーを纏い、鬼の様な形になる。今にも吹き飛ばされそうなウェザー。


ウ「終わらされちゃ困るんだよおおお!!!」

岩の力を加える。それでも敵わない。がしかし、ヴェリーの魔力が弱まる。ここぞとばかりにウェザーは力を込めた。衝撃音と共にヴェリーの棍棒がヴェリーの背後に落下する。ウェザーの剣もウェザーの背後に落下した。


ウ&ヴ『身体強化・改』

2人共その場に立っていた。そして、肉弾戦が始まった。2人共回避する力は残っておらず、攻撃を食らっては食らわせるという戦いが繰り広げられる。


ヴ「とっとと倒れろよ!」

ヴェリーの拳がウェザーの顔面に直撃する。


ウ「それはこっちのセリフだ!」

今度はウェザーの拳がヴェリーの顔に直撃する。2人共よろめいた。


ヴ「なんでそこまでして倒れねぇ!?」


ウ「こちとら守りたいもんがあるんだ。俺がやられてもライアがお前を倒すだろう。でもな…それじゃあダメなんだ。強くならなきゃ守りたいもん守れねぇんだよ!ここの誰よりも強い奴にあったらどうする?精神論か?そんなの…ただの絵空事だろうが!」

ウェザーはヴェリーの顔に拳をぶつける。


ヴ「…だったら俺様を倒してみやがれ!!!」

拳をウェザーの方に放つ。


ウ「お前を超えて強くなる!!!」

ウェザーもヴェリーに拳を放つ。お互いに顔に直撃すた。


ウ「いい加減ぶっ倒れろ!『黒炎爆発拳』」

拳に魔力が宿る。ヴェリーの体が浮いていく。


ヴ「なっ!」


ウ「ぶっ飛べ!!!」

ヴェリーは物凄い勢いでモアトス達が伸びている場所まで吹き飛ばされ壁に激突した。ヴェリーは今度こそ動かなくなった。


ウ「やっと終わった…。」

ウェザーは膝から崩れ落ちた。


ラ「ウェザーさん!」

ライアがウェザーの肩を担ぐ。


ウ「あいつらは死んだか?」


ラ「いえ。気絶しているだけみたいです。」


ウ「そうか。アリータス達は生きているか?」


ラ「はい!みんな無事です!モコフワさん達は助けた人達と出口に向かってもらってます!アリータスさんはマディエストの所へ行かれました。」


ウ「マディエスト…やはりあいつの名前だったか。」


ラ「はい。」


ウ「すまないがライア。アリータスの所に応援に行ってくれないか?俺はこの通り足手まといになるだけだろう。」


ラ「それなら先にウェザーさん達を出口に…」


ウ「俺はまだ出るつもりはない。もしかしたらまだ助けを求めている人がいるかもしれないからな。」


ラ「それはいないはずです!早く休んでください!」


ウ「頼む!俺の気が済むようにさせてくれ。」


ラ「…分かりました。でも絶対無理しないで下さいね!」


ル「ウェザーちゃん本気?」

ルスト達がウェザーの所に来た。


ウ「ああ。」


ニ「少しは仲間のいう事も聞くもんですよ!」


ウ「…俺は1つ思い出したんだ。エルフが奴隷にされた日の事を。思い出したくなくて目を背けていた。あの頃の俺は弱かった。体も心も。もう後悔したくないんだ。やらないで後悔するよりやって後悔する方がいい。例え死ぬんだとしてもな。生きて戻ったら、出来る範囲で奴隷を解放するつもりだ。」


ダ「何を言ってるのか分かってるのか?」


ウ「ああ。」


ル「ライアちゃんもウェザーちゃんに言いたいことあったら言っていいのよ?」


ラ「本当に困った人です!こっちの心配も知らないで…でも、それでこそウェザーさんで。私が一緒にいたいと思った人です!」


ニ(さり気なく告白してる!)


ウ「ふっ。すまないな。アリータスを頼む!また後でな。」


ラ「はい!また後で会いましょう!」

ライアは1人アリータスの所へ向かった。


ル「いい子ね~。」

ルストとニアはウェザーを見ながら(・∀・)ニヤニヤしている。


ウ「さ、行くか。」


ル「はいはい。お約束って事ね!」


ダ「こいつらどうする?今のうちに殺すか?」

伸びてる3人の所へ行った。


ウ「待て。おい、ミルチ起きてんだろ?」


ミ「…え?バレた?」

何事もなかったように起き上がった。


ダ「こいつ!」


ミ「おっと。今のあなた達であたしを殺せるの?」


ウ「殺すつもりはない。武器を降ろせ。」

ダンたちの前に立ち、宥めた。


ミ「そうそう。おりこうさんだね!ウェザー!てかなんで気づいたわけ?」


ウ「3人の攻撃はモアトスで威力が落ちていたし、お前は攻撃を防御した。それにまだ何か隠してるだろ?」


ミ「へ~。よく分かったね!で、どうするの?」


ウ「お前の力が必要だ。貸せ。」


ル「何言ってるの!?」


ミ「あんた何言ってるか分かってるの?」

ミルチはウェザーに絡みつき、尻尾をウェザーの目の前に構える。


ウ「ああ。納得しない奴はいると思うが、俺は死ぬことだけが償いだとは思わない。」


ミ「は?あんたの方が死にかけなのに頭いかれた?」


ウ「そうかもしれんな。ここに来て俺は自分を見直すいい機会になった。俺はお前たちも救いたい。俺は俺の物語を作る。」


ミ「…意味わかんない。でも、ウェザーに付く方が面白そう。いいよ!あんたに力貸してあげる!」

ミルチは少し微笑みウェザーから離れた。


ダ「誰が信じるか!」


ミ「べー!あんたの事なんてどうでもいいよ~だ!」


ウ「2人共やめろ。」


ミ「やーん!こわ~い!」

ウェザーに抱き着いてくる。


ウ「離れろ。」


ミ「え~?なんで?嬉しいくせに~」


ウ「お前がしたことを忘れたのか?いつ毒を刺されるか分からんからな。それと、ダンの毒を解毒してくれ。」


ミ「はいはい。もうしませんよ!血清渡したらいいんでしょ?」

ミルチは離れた。ダンに瓶を投げた。ダンはそれを受け取ったが飲まなかった。


ウ「すまないがその2人を出口まで頼む。」


ル「さっきから勝手ばっかり!ウェザーちゃん状況分かってる?みんなボロボロで、こいつらにやられたのよ!?それに私達はあなた達を助けに来たの!」


ウ「殺す依頼は受けてないだろ?」


ル「そ、それはそうだけど。でも助けてとも言われてないわ!」


ウ「なら俺が依頼しよう。」


ル「もう!分かったわ。どうなっても知らないわよ?この施設から出た人がこいつらに何しても!」


ウ「それでいい。ありがとう。」


ル「…行きましょ!あんたお人好しが過ぎるわよ。身を滅ぼさないでね。」


ウ「ああ。その助言胸にしまっておく。」

ルスト達はヴェリーとモアトスを縛り上げた。


ダ「そいつにはいいんだな?」


ウ「ミルチには働いてもらわないといけないからな。3人とも助かった。ありがとな。また後で!」

ウェザーはミルチと共に施設の中に消えていった。


ニ「ライアさんが大変そうですね。」


ダ「全くだ!行くぞ!」

ダン達は出口へと向かった。


ミ「それでどこ行きたいの?あたし部屋?」


ウ「まだ施設に取り残された人がいるか確かめに行く。場所をお前は知ってるだろ?」


ミ「ふーん。でもあのライアって子が助けたんでしょ?」


ウ「聞こえていたのか?」


ミ「耳もいいからね~。生物ごとに1か所に集めてたからもういないけどね。」


ウ「なら、獣人や魔族はどうだ?」


ミ「あー。それならこの先にいるよ!」


ウ「やはりお前たちの中で獣人や魔族は人として扱わないか。」


ミ「人によると思うけど、あたしたちの中では違う所に部類してたからね。」


ウ「そうか。」


ミ「もしかして怒った?」


ウ「まあ少しな。だが、お前をせめても仕方ない。」


ミ「大人だね~。あ、ここに獣人がいるよ。」

扉が開くとそこにはカプセルに入った獣人たちがいた。研究員等は誰もいなかった。


ウ「誰もいないな。」


ミ「今回の騒動でどっかに言ってるんじゃないかな?」


ウ「そうか。解放してくれ。」


ミ「了解!」

ミルチはカプセルから獣人たちを解放した。目を覚ました獣人はミルチを見るなり、怯えるもの、殴りかかろうとするもの、様々だった。しかし、一様に筋力が低下しており歩くのがやっとだった。ウェザーは事情を説明した。今度はミルチに服がある場所を案内させ、獣人たちに着せた。


ウ「次行くぞ!」


ミ「りょ!」

次に魔族がいる場所についた。魔族も同様に解放した。こちらも獣人の時と同じ反応だった。


魔「貴様ら人間どもが!殺す!」


ミ「あ?せっかく助けてやったのに早速死にてぇの?」


魔「俺達は仲間を殺された!実験されてな!俺たちみんな人間と分かりあえるって夢を抱いて人間が住んでる所に来たのによ!お前たちはそれを利用してここに連れてきたんだろうが!死んでもいい!一矢報いたい!」


ミ「なら死ねよ!」

魔族とミルチ一触即発だった。それをウェザーが止める。


ウ「なら、お前がその仲間達の夢を叶えることが仲間への手向けなんじゃないのか?」


魔「そ、それは…」


ウ「同じこと思ってるやつを知ってるよ。ライアってやつだ。」


魔「ライア様!?ライア様と知り合いなのか?」


ウ「まあ知り合いというか仲間だな。」


魔「ライア様…変わった人間だな。お前の言う通りにしよう。」


ミ「は?勝手に終わった気でいんじゃねぇよ!」


ウ「やめろミルチ。俺に手を貸してくれる約束だろ?」


ミ「ん~。分かった。」

魔族たちにも服を与えた。


魔「あんた。もしこっち側に来ることがあったらもてなすぜ!命の恩人だからよ。」


獣「俺達もだ!スリング国で待ってるから必ず来てくれよ!」

魔族と獣人はウェザーにお礼を言った。


ウ「ミルチ!」


ミ「分かってますよ!」


ウ『黒炎』


ミ『穿岩』

扉の入り口から触手が伸びてきていた。それを2人の技で押し返す。技の隙間から触手が伸び、カプセルに入っている魔物を吸収して引っ込んでいった。


ウ「何だったんだ?」


ミ「分からないけど、今のは多分マディエスト様のだね。」



その頃モコフワ達は


カ「キリがない!一体どれだけいるの!?」


チ「弱音はいてる場合じゃないぜ!」


シ「わたくし達でここの道を切り開きますわよ!」


モ「みなさんはぁここで隠れててくださぁい!」

モコフワ達は生存者を守りつつ、魔物が檻に閉じ込められていた場所で戦っていた。そこに、研究員や警備員、檻から出した魔物たちがモコフワ達を襲っていた。


ル「ちょっとあれ何?」


ニ「戦闘中みたいですね…」


ダ「仕方ない。信じるつもりもないが、飲むか。」

ダンはミルチからもらった血清を飲んだ。少し体が楽になった。


ダ「あまり、援護は出来んが…『風流矢』」

弓を取り出し、魔物の脳天を貫く。


研究員「貴様らか!主犯は!」


ダ「だったらどうした?」


カ「ライアさんと一緒に来た方々ですか?」


ル「ええそうよ!」


カ「その方々は?というかヴェリーさん?」

縛られているモアトスとヴェリーを見て尋ねた。


ニ「えーと。後で話します!」


モ「みんな危ない!『綿雲壁』」

モコフワの技が味方全員を包み込む。ルスト達の方向から触手が伸びてきていた。触手はモコフワの綿雲壁にはじかれた。そのまま触手は研究員、警備員、魔物を吸収して戻って行った。


チ「あれ?誰もいなくなってる。」

綿雲壁が消えると何もいなかった。


ダ「恐らくさっきの触手に捕まったみたいだな。何が起きるか分からん。先を急ぐぞ!」

(大丈夫か若頭…)


シ「そうですわね!行きますわよ!」

シフィ達は出口に向かった。そして無事に街へとたどり着いた。生き残った皆喜んでいた。


カ「それでこのお2人はなんで縛られてるんですか?」

カトリーナはルスト達に尋ねる。それを目にした生き残った人々もなぜ助けたのかと聞いてきた。


ル「みんなが疑問に思うのは分かるわ。でも待って頂戴。殺されかけてもなお、この2人を生かすと決めた男がまだ施設で人助けしてんの!ウェザーちゃんが帰ってくるまでこの2人の処遇は待ってちょうだい!」


チ「俺達はよく分かんねぇけど、兄貴を待つよ!」


シ「そうね。みんなの無事を祈りましょ!」

そう」命の恩人たちが言うならと2人の処遇は伸びた。


ル(早く戻りなさい!お馬鹿さん達!)



ウェザーの方に戻る


ウ「他にはいないんだな?」


ミ「うん。もういないよ!」


ウ「この厳重な扉は何だ?」

歩いていると今までと違って厳重な扉があった。


ミ「あー。そこは入らないほうがいいよ。」


ウ「なぜだ?」


ミ「この施設に初めて来た頃からいるんだけど。見た目は女の子なんだけど、とんでもない力を持ってて、それでずっと寝てるの。1回起こそうとマディエスト様が挑戦しようとしたけど扉に入って近づいた途端に腕吹き飛ばされたってさ。あたしやヴェリーも挑戦したけど無理だった。近寄れもしなかった。ま、開かずの扉って感じかな。開くけどね。」


ウ「つまりここに女の子がいるって事か。」


ミ「ちょっと助けるとか言い出さないよね?」


ウ「そのつもりだが?」


ミ「マジかよ。」


ウ「ところでこの施設に出入り口は何個ある?」


ミ「うーんと4個かな。」


ウ「ならネンソサキの街だったか?あそこに出ない出口へそいつらを案内してくれ。魔族もいるからな。」


ミ「ウェザーはどうすんの?あたしあんたがいないと何するか分からないよ?」


ウ「後で必ず行く。場所は?」


ミ「はぁ。分かった。ここの道を曲がらず真っ直ぐ行けば出れるよ。待ってるからね。」


ウ「みんなそういう事だ。不満はあるだろうが こいつについて行ってくれ。」

不満そうだったが、魔族と獣人はミルチについて行った。


ウ「さてと。」

ウェザーは扉に手をかざす。扉が開く。そこにはカプセルに入った少女がいた。ウェザーが扉の中に入ると魔法の見えない圧で前に進めない。それでも前に進もうとすると今度は体がじりじりと焼けていった。


ウ「ふざけんな…人にもよるかもしれんが…ずっと1人なんて寂しいだろうが!俺は知らない世界で森に1人だぞ!ふざけんな!怖すぎだっつうの!」

そう話しながらウェザーは歩き進んでいく。それに伴いウェザーの体がボロボロになっていく。


ウ「1人で居れるやつなんていねぇんだよ!引きこもりだってニートだってどれだけ1人になろうとしたってそんなの無理だ!心配する家族がいる!ネット社会に人がいる!1人だと寂しくて生きていけねぇんだよ!人は支えあって生きていく生物だろうがぁぁ!!!」

少女に声が届いているのか魔法が弱まっていった。少女の目の前まで行った。カプセルに手を触れる。


少女「見つけた。運命の人。」

少女は目を開いた。それと同時に強烈な魔法の圧が放たれ、通路へとウェザーは吹き飛ばされ頭を打った。目を開けると少女は宙に浮き、ウェザーを見つめていた。


少女「大丈夫か?」

少女はウェザーにしがみついた。


ウ「ああ。めちゃくちゃ痛いけどな。さあ。ここを出るぞ。親はいるか?家まで送って行こう。」


少女「いない。いたけどもういない。だから付いてく。」


ウ「…分かった。離れるなよ?」


少女「うん。」

2人はミルチがいる方の出口へ向かった。



アリータス達はその頃


触手が元の肉塊へと戻る。段々と肉塊に色々な顔や腕が生えてきた。アリータスと若頭に顔や腕が向く。アリータスも若頭も満身創痍だ。


若(ここまでか…あいつらは逃げれたか?お嬢…。)


ア(私にもっと力があれば…一撃。一撃でいい。体が少しでも前に戻れば…)

アリータスの傷が何故か癒えていく。アリータスは立ち上がった。


ア(何故だか分らんが傷が治った。治癒魔法を無意識に使えたのかもしれんな。)

 「これが貴殿の実験の成果か…せめて安らかに眠れ!『魔力纏ー大剣ー』」

アリータスの剣に魔力が纏う。アリータスは跳び上がった。


ア『天空魔斬!!!!!』

渾身の力で上から剣を振り下ろした。マディエストの肉塊が真っ二つに斬り裂かれた。肉塊は動かなくなった。


若「これで…終わったか?」

しばらく様子を見ていたが全く動く素振りもなかった。


ア「流石に疲れたな…魔力も使いすぎた。」

アリータスはその場に倒れ込んだ。


若「大した奴だな。助かった。礼を言う。」

若頭はその場に座り込んだ。


ア「何を言う。礼を言うのはこっちの方だ。聞きそびれたが貴殿の名前は何というのだ?」


若「ここだけの秘密にしてくれ。俺はスイマリ・S・ロウカク。ま、若頭の名で通ているから若頭で頼む。」


ア「了解した。改めて若頭殿。我々を助けてくれてありがとう!心の底から感謝している。何かあれば私達は命に代えても駆けつけよう!とまあこんな姿じゃ説得力はないがな。」


若「ふっ。その時が来たら頼むとしよう。」


ア「ああ。待っている。」


ラ「アリータス!若頭さん!大丈夫ですか?」

そこにライアが現れた。


ア「ライア!すまないが若頭殿を治療してくれないか?」


ラ「はい!」

ライアは若頭のケガを治した。


若「すまんな。」


ラ「いえ!さあここを脱出しましょう!」

アリータスと若頭は何とか立てたが、ふらふらしている。ライアは2人の間に立ち、肩を貸した。3人がいなくなって時間が経った頃



マ「ウオオォォォ!!!」

全く動かなかった肉塊が動き出して、縮んでいき元の体になった。


マ「ハァ…ハァ…何とか死ななかったか。フフフハハハ!すばらすぃいいい!!!この感覚間違いない!いやそれ以上だ!私は進化した!細胞レベルで魔物の力を手に入れたのだ!」


?「あのー」

マディエストは声がした方を見る。仮面をした2人組が立っている。


?「結構強そうじゃねぇか!早くやっちまおうぜ!」


マ「お前たちは何者だ?いや、そんな事はどうでもいい。今は気分が良いのだよ。実験をしようじゃないか。」


?「何の実験かわかりませんけど、あなたはこの世界のルールを犯しました。なので粛清します。」


マ「この世界のルール?」


?「知る必要はありません。あなたはこれから死ぬっスから。おっと。知り合いの口癖が出てしまいましたね。」


?「カ~!さっさと破壊しちまうか!あいつも要らねぇって言ってただろ?」


?「まあまあ。この人は私にやらせてもらう約束ですよ?」


?「チッ。但し、この施設は俺がぶっ壊す!」


?「はいはい。分かってますよ。」


マ「『ワールドリンク』実験に付き合ってもらおうか!な!」

マディエストが気づいたころには部屋全体が凍っていた。更にはマディエストの体下半分凍っていた。


?「すみません。あなたより物凄く強いんです。私達。さようなら。」


マ「氷…フ…」

マディエストは完全に凍りついた。


?「チッ!弱すぎて話になんねぇな!さてと、ぶっ壊すか!」


?「その前にこいつだけは持って帰らないといけないので。」

仮面の片方がマディエストの周りに巨大な氷を作り包み込んだ。


?「どうぞ。」


?「行くぜ!!!」

仮面のもう一人は両手に魔力を集め、その魔法を地面に落とした。その瞬間大爆発が起こる。壁や天井を突き抜け爆発広がっていく。


ラ「出口までもう少しですよ!」

ライア達はネンソサキの街出入り口付近まで来ていた。そこにカトリーナ達が待っていた。


カ「お姉ちゃん!」


チ「アリータスの姉貴!」


モ「アリータス!」


シ「アリータスさん!」


ル&ニ&ダ「若頭!」

ライア達の所へ駆け寄ってくる。


カ「大丈夫なの?」


ア「ああ。みんなも無事でよかった!父上母上は?それとウェザーも。」


カ「お父さんとお母さんは起きたけど、動いけないように縛ってあるから今の所大丈夫!」


ラ「ウェザーさんはまだ残っている人がいるかもしれないって…まだ戻ってきてないんだね?」


カ「はい。でもウェザーさんに助けられた獣人の人達が少し前に。こちらは落ち着いたので今から探しに行こうと相談してました。」


ラ「あの研究員…そうだね。私も探しに行く!」


ル「いい仲間に恵まれたわねウェザーちゃん…。マディエストの方はどうなったの?」


若「アリータスが倒した。」


ダ「まじか!」


シ「流石お姉さま!」


チ「すごいだろ!うちの姉貴は!」

その時施設奥からドン!と爆発音が聞こえてきた。


モ「あれ何~?」

施設の奥から炎が押し寄せてくる。


ラ「みなさん!今できる防御魔法を!」

アリータスと若頭以外の7人で防御魔法を貼る。炎を防ぐことが出来たが、爆風を防ぎきることは出来ず、吹き飛ばされた。


モ『綿雲壁』

モコフワが巨大な雲を作り、衝撃を吸収させた。


モ「みんな無事~?」


ラ「助かりました!」


若「一体何が起きた?」


ル「ちょっと何あれ?」

ルストが指さした空には巨大な黒いキノコ雲があった。ライアは施設の中に再び走って入って行った。奥の方へ進むと瓦礫で進めなくなっていた。


ラ「ウェザーさーーーーん!!!」

声だけがむなしく響く。遅れてアリータス達がやって来た。

ライアは泣いていた。誰も口を開かなかった。爆心地から距離が離れていたにもかかわらず、あの威力。最悪の結果を容易に想像できてしまったからだ。


ラ「そんなぁ…なんで…」







                  To be continued




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