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Reality−異世界−  作者: Ongaku
11/30

ギルド対抗戦(仮)

お絵描きし始めたおじさんです。矛盾とか伏線とか考えたりしてるのでちょこちょこ物語が変わったりすると思います( ´∀` )

メモ程度と思ってもらえれば笑

youtubeにこの物語のイラストを描いたやつをあげていこうかなと思っております!

仮の昔の話も改良されるかもしれませんので悪しからず

観衆の声が聞こえる。


ウ「これがギルド対抗戦か…すごい盛り上がりだな」

 (嫌な思い出が蘇るな。だが、あの経験があったからこそ強くなれた)


ラ「ほんとにすごいですね!お祭りみたいです!」


ウ「魔族も祭りはあるのか?」

 

ラ「ありますよ!食べ物屋さんとか魔物狩りとか!」


ウ「魔物狩りは物騒だが魔族も変わらないんだな」


カ「ライアさーん!ウェザーさーん!登録終わりましたよ~!」


闘技場の受付の所からカトリーナが手を振っている。アリータスはカトリーナに男が寄り付かないように目を光らせている。


モ「すみませ~ん。お弁当作ってたら遅れました~」


モコフワが遅れてやってきた。

ウェザー達は5人で集まった。


ア「よし!もう一度説明しておくぞ。3人の団体戦で先鋒、中堅、大将の順で戦っていき先に3勝した方が勝ちとなる。仮に2勝1敗になった場合は残りのメンバーで戦うことになる。先鋒はライア殿、中堅はウェザー殿、大将は私だ!」


カ「ライアさんとウェザーさんほんとによかったんですか?お姉ちゃんのわがままで決めてしまって」


ア「わがままではないぞ!モコフワは本来支援に特化している。あまり戦闘向けではない。それに愛しの妹を戦わせられるか!それにライア殿とウェザー殿が戦いたいそうだ」


モ「そうですねぇ。一対一は苦手ですぅ」


ラ「はい!初めての仕事ですから頑張っちゃいます!」


ウ「まあそういうことだ。気にしなくていい」


カ「それならいいんですが…」


【ギルド対抗戦に出られる方は会場までお越しください】

会場のアナウンスが響き渡る


ア「さあ、行くぞ!」


会場は物凄い盛り上がっている。中央にリングが見える。どうやら16組のギルドが参戦しているらしい。


【参加者の皆様、観客の皆様、今日はご来場頂きありがとうございます。優勝されたギルドには賞金とギルド協会に願いを一つ叶える権利を与えられます。ご武運を…。改めてルールを確認致します。団体戦で先に3勝した方が勝ち。リングから出ると場外となり負けとなります。また、ギブアップ、戦闘不能、レフリーストップ、ギルドのメンバーが白旗を挙げる、ギルドメンバーが助ける行為などで失格となります。それでは早速第一試合から始めます】


ウ「いよいよ始まるな」


ア「私達は次の試合からだな。敵対ギルドは…ヘマムか。ふふふ…この前の妹の恨みを晴らしたいと思っていたところだ」


アリータスは不敵な笑みを浮かべている。

ウェザー達の出番が来た。


【第二試合 ギルドフクラメイVSギルドヘマムです】


ア「ライア殿の実力見せてもらうぞ!」


ラ「はい!頑張ります!」


【先鋒両者前へ】


ライアとヘマムの男がリングに上がる。男は片手メイス、片手盾を持っている。


ラ「よろしくお願いします!」


ライアはヘマムの男に頭を下げる。


男「この前の嬢ちゃんだな?連れの兄ちゃんには敵わなかったがお嬢ちゃんで恨みを晴らさせてもらうぜ!」


【それでは試合開始】


2人は身構えて相手の様子を伺う。


男「たっぷり可愛がってやるぜ!!」


男はライアに向かって走り出した。


ラ「喋ってると舌噛みますよ?」


ライアは武器を持っていない。ライアは左手を前に出し右手を後ろに下げた。両手に魔法陣が現れる。


男「オラァァァ!」


男がメイスを振り下ろす。それをライアは左手で軽くいなし、右手で掌底を繰り出す。


ラ『魔力波』


男「そんな攻撃この魔法の盾には効かんぞ!」


男は盾で掌底を受け止めに行く。ライアの掌底が盾に当たる。


ウ「魔力みたいなのが見えるな。波みたいに伝わっていくのが見える」


ア「ウェザー殿、ライア殿はとんだ伏兵だな!」


ライアの掌底があったと同時に魔力が放出され、盾を粉砕した。衝撃は男にも伝わり男はリング外まで吹き飛ばされ、闘技場の壁に激突した。


【ヘマムチーム場外により先鋒フラクメイの勝利】


ア「よーし!まずは一勝だな」


ウ「そうだな」

 (あんなに強いとは知らなかった…)


ライアは対戦相手の元へ行き声をかける。


ラ「大丈夫ですか?」


男「ひぃぃ」


男は走って逃げだしてしまった。ライアが戻ってきた。


ア「ライア殿すごいではないか!」


ラ「はい…。ありがとうございます…。」


ウ「どうした?勝ったのに元気がないな」


ラ「実はさっきの人に声を掛けたら逃げられてしまって…ただ心配なだけだったんですけど」


ウ「フッ。可愛い女の子に一瞬で負けてしまったらプライドは傷つくし恐ろしい者にみえてしまったかもな」


ラ「…ひどいです」


カ「もう!ウェザーさんライアさんが可愛そうですよ!女の子を傷つけちゃダメです」


モ「ほんとですよぉ。ライアちゃんこっちにおいでぇ」


モコフワがライアを抱きしめる。


ラ「あ、ありがとうございます」


モコフワの胸に挟まれて少し苦しそうなライアだった。


【では次の試合を始めます。中堅前へ】


ウ「俺の番だな」


ア「頼むぞウェザー殿!」


ウェザーがリングに上がる。ヘマムの方は何か話しているようだ。


ヘマム男「マスター!あいつです!この前邪魔した男は!」


ヘマムマスター「あいつか…邪魔しやがって。」


ヘマムのマスターはウェザーを睨めつけ親指の爪を噛んでいる。


ヘマムマスター「まあいい。ゴーズ。あいつを二度と動けない体にしてやれ」


ゴ「ウオオォォォ!」


ウェザーの2倍はある巨漢の男がリングに上がる。


ウ(デカッ。最初に出会った魔物くらいかな…思い出したくない思い出を今日はよく思い出すな)


ゴ「お前潰す」


ウ「そうか」


【それでは第二試合開始】


ゴーズは合図と同時にウェザーに掴みかかってきた。想像以上の速さにウェザーは先手を取られてしまう。ウェザーは左手を掴まれた。


ゴ「へっへっへ。このまま握りつぶしてやる」


ウ(やばい!痛い痛い痛い…痛い?…いた…くない)


ウェザーは力いっぱいゴーズのみぞおちにパンチをいれた。


ゴ「うっ」


ゴーズは怯み手を放す。その瞬間ウェザーは回し蹴りを顔面にいれた。ゴーズは後ろによろけたが倒れなかった。


ゴ「捻りつぶしてやる!」

 『巨大化』


ゴーズはみるみる体が大きくなっていく。最初より倍、いや更に倍の大きさになった。


ウ「こんな魔法もあるのか」


ウェザーが関心している間にゴーズが上から拳を振り下ろす。


ウ「動きが遅くなってるぞ」


ウェザーは難なくかわす。拳がリングに当たり少しヒビが入り地面が少し揺れ、ウェザーが少しよろける。そこにゴーズの足払いがくる。ウェザーは上に跳んだ。それを待っていたかのようにゴーズがウェザーをキャッチした。ウェザーを両手で握りつぶしている。


ゴ「このまま壊れろ」


カ「ウェザーさん!ギブアップしてください!お姉ちゃん!」


ア「いや、ウェザー殿はあの程度でやられるような男ではない」


カ「お姉ちゃん…」


ウェザーを握っている手からミシミシと音が鳴っている。


ウ「試合に勝つんなら投げ飛ばすんだったな」

 『黒炎鎧』


ウェザーが黒い炎に包まれる。


ゴ「あちっ」


ゴーズは思わず条件反射で手を放してしまう。後ろによろけてしまう。


ウ『黒煙』


黒煙がリングを覆う。


ゴ「どこだ!?」


ウ「こっちだ」


ゴーズは声の聞こえた方向に蹴りを繰り出す。右足が空を切る。


ウ「こっちだよ」


ウェザーは膝カックンの要領で左足の膝後ろを蹴った。ゴーズは態勢が崩れて尻もちをついた。それと同時に煙が晴れる。ゴーズはリング外に出ていた。


【ヘマムチーム場外によりギルドフラクメイの勝利】


ゴ「な!負けてない!俺は負けてない!」


ギルドマスター「単純な攻撃にやられやがってこの役立たずがぁ!」


ギルドマスターはゴーズの頭を殴った。


ゴ「す、すみません!」


カ「ウェザーさんすごいです!あんなに大きな人を倒しちゃうなんて」


ウ「掴まれたときに投げ飛ばされたら負けていたがな。結果オーライだ」


ア「確かに危なかったが流石という感じだな。私が認めただけのことはある!」


モ「勝利のハグしましょう~」


ウ「それは遠慮しておく」

 (そんな文化があるのか?嬉しい申し出だがつい断ってしまった)


ラ「これで2勝ですね!次勝てば勝利です!」


ア「ああ。次は私だな。あの男を叩きのめしてこよう」


【では次の試合にいきます。フラクメイがあと一勝すれば勝ちです。大将前へ】


ヘマムマスター「これはこれは。アリータス様。ご機嫌いかがでしょうか?」


ヘマムマスターは右手を胸に当てお辞儀する。


ア「久しぶりだな。ハーツ殿。私に結婚を申し込んだとき以来か?なぜ私の愛しい妹を狙った!?」


ハ「人聞きの悪い話ですね。私は貴族なのにあなたが断るので妹さんとお話をしようと思っただけですよ。メンバーが早とちりしてしまったようですが…」


ア「前にも言った通り私は弱い男は好かんのだ。悪く思わんでくれ」


アリータスが引き攣った笑顔で話している。


ハ「話はこの辺にして始めましょう。観客の皆さんが待っておられます」


【それでは第三試合開始】


ハ「私もあなたに叩きのめされてから鍛え直しましたよ」


ア「ほう。では実力を見せてもらおうか」


ハ「言われるまでもありません!」


ハーツは鞘から剣を抜き構えた


ハ『風纏』


ハーツの体の周りに風を纏った。


ハ「攻撃を防ぐだけでなく、こんな事も出来るんですよ」


ハーツは宙に浮いた。


ハ「こうすれば一方的に攻撃できるんですよ。どうです?降参して私の物になりませんか?」


ア「答えはノーだ!」


ハ「だったら死ねぇぇぇ!」

 『風連撃斬』


ハーツが剣を振り下ろすたびに風の斬撃が剣から飛び出す。アリータスは無言でそれを避ける。


ハーツ「どうしました?この程度ですか?避けるだけで精一杯ですね!今なら降参したら許してあげますよ?」


アリータスは右こぶしに力を入れた。次の瞬間ハーツの所まで跳び上がった。


ア「ごちゃごちゃうるさいわ!」


ハ「ぐはぁぁぁぁ!」


アリータスはハーツの顔を殴った。ハーツは叩き落されて場外に落ちた。


【ヘマムチーム場外によりギルドフラクメイの勝利。また、ギルドフラクメイが先に3勝したのでギルドフラクメイ次の試合に進みます】


ア「まだまだ修行が足りん!出直してこい!」


ラ「やりましたね!この調子で優勝しちゃいましょう!」


ア「そうだな!このチームならいけるぞ!」


宣言どうりウェザー達は決勝戦まで問題なく勝ち上がった。


?「だんちょ~う。強そうなのいるかな~?」


?団長「はぁ。任務の途中だと言ってるだろ。道草してる場合じゃない」


?「たまにはいいじゃん!たまには強い奴と戦いたいぜ、だんちょ」


?団長「私と戦うか?」


?「それは勘弁。ちょっとだけだけだからいいだろ?」


?団長「はぁ。これを見たら任務に戻るぞ」


?「流石だんちょーう!」


闘技場の観客席に肌が黒く髪と目が赤い男女が立っている。団長と呼ばれているのは女性の方だ。


【それでは決勝戦を開始致します。ギルドフラクメイVSギルドホープフラッグ】


ウ「なんやかんやここまで勝ち上がってきたな」


ア「ああ。だが、決勝戦は甘くないぞ。向こうはこの街現一位のギルドだからな」


ラ「現一位ですか…関係ありません!このまま優勝しちゃいましょう!」


全員「オー!!」


【それでは先鋒前へ】


ラ「よろしくお願いします。ライア・スカーレです!」


イ「あ、あ、あの、わ、私はイーリン・テーラといいます。よ、よろしくお願いします…」


イーリンは大きな槍を持っている。


【それでは試合開始】


イ「ご、ごめんなさい!」


イーリンが試合と同時にライアに大きな槍を振り下ろす。ライアはそれを後ろに跳び上がって回避する。


イ『水纏』『水散連槍』


イーリンの槍に水が纏う。そして、後ろに跳び上がったライアに連続で突く。


ラ(まずい!)『魔防壁』


ライアの正面に魔法の壁が出た。だが、所々イーリンの槍が魔防壁を壊す。ライアは直撃を避けたが傷を負った。


イ「これで終わりです」


ライアの後ろに水の塊が浮いている。


イ『水双槍連撃』


ライアの後ろの水が槍の形になりライアに飛んでいく。それに加えイーリンが水を纏った槍でライアに連続突きする。ライアに突き刺さった。


カ「きゃあぁぁぁぁ!ライアさんが…」


会場に姫が響き渡る。 


ラ「こっちですよ!」


ライアが空中に浮いている。


イ「いつの間に…」


ラ「さっきのは魔法で分身作ったんです!」


イ「早く降参して下さい!」 『水流』


リング場が水で溢れ、イーリンの周りに水が渦巻いている。


イ『水流連槍』


水が無数の槍の形になりライアに飛んでいく。ライアは華麗に避けていく。


イ『水流龍槍』


イーリンの周りの水が龍の形になる。そしてイーリン自ら空へ飛び上がりライアに攻撃する。


ラ『風雷魔力砲』


ライアは両手を前に突き出し風と雷を合わせた魔力のビームを放つ。イーリンの『水流龍槍』とライアの『風雷魔力砲』がぶつかる。衝撃が闘技場に伝わる。


ウ(すごいな…2人共…俺より強いんじゃないか?)


ア「すごいな。私もまだまだ強くならねばな!」


モ『綿雲壁』


モコフワが出した魔法が闘技場を覆い、観客を守る。


ライアとイーリンの技が拮抗している…ように見えたが段々とライアの風魔法が水魔法を吹き飛ばし、雷魔法がイーリンに直撃した。イーリンは苦しみながらも力を振り絞りライアに向かって槍を力いっぱい投げた。ライアは冷静に回避する。イーリンは下に落下する。ライアは優しく彼女を抱きしめてゆっくりと地面に降ろした。


イ「か、完敗です…参りました…。」


【ギルドホープフラッグのギブアップによりギルドフラクメイの勝利!】


ラ「イーリンさん!ありがとうございました!」


イ「あ、こちらこそ…お強いんですね…」


ラ「色んな人から教わって鍛錬したおかげです!」


イ「わ、たし…今度は負けません!」


ラ「はい!また戦いましょう!」


2人はアツい握手を交わした。会場は歓声に包まれる。2人はリングを降り、それぞれのギルドに戻った。


ア「本当によくやってくれた!ライア殿!」


カ「凄すぎます!私にも魔法教えてください!」


カトリーナはライアを尊敬のまなざしで見ている。


ラ「もちろんです!モコフワさんの魔法も凄かったですね!見たことない魔法でした!」


モ「ありがとぉ!次はウェザーさんねぇ。頑張ってねぇ!」


ウ「ああ、ありがとう」


ウェザーはリングに向かった。


イ「すみません!負けてしまいました…」


?「気にするな!私達が勝てばいいだけだ」


?「そうだよ。僕たちが勝つから大丈夫!任せたよ!エディス!」


エ「おう!」


エディスがリングに上がる。


エ「よう!あんた名前はなんていうんだ?私はエディス・ルンクってんだ」


ウ「ウェザー・E・ライトだ」


エ「ウェザーか。よろしくな!」


ウ「ああ」


【第二試合を始める前に想定よりも激しい戦いが先鋒戦で繰り広げられたため、急遽他のギルドにより魔法壁を観客席の方に貼っております。思う存分戦ってください。それでは第二試合開始】


ウ(敵は弓か。左右の腰と肩の方に矢の筒か。矢は入ってなさそうだが)


エ「いくぞ!」


エディスは弓を構えた。左腰の筒に左手をかざす。すると魔力の矢が出来た。


ウ(左利き?)


エ『風纏矢』


エディスはウェザーに矢を放つ。ウェザーは回避した。が、矢がホーミングしてきた。


ウ(なら、受け止めるまで!)


ウェザーは矢をキャッチした。その瞬間矢が爆発を起こす。


ウ「くっ!」

 (いてぇな…殺す気か?)


ウェザーは爆発で視界が一瞬封じられた。その間にイーリンは右手を右腰の筒にかざし、矢を二本作り出しウェザーの足元に放った。そして、今度は左手で左腰の筒に手をかざし複数の矢を作り出しウェザーに放った。


ウ(視界が晴れたか…!もう次の矢が飛んできている。回避しなくては…な、足が動かん)


ウェザーの両脚は凍っていた。そして、複数の爆発の矢がウェザーに着弾し爆発する。


エ「終わったか?」


煙幕が晴れる。ウェザーは立っていた。


ウ(痛い。身体強化・改しなきゃ耐えれなかったかもな。こいつは強敵だ。先鋒があの強さだったから何となく察していたが…筒によって作れる属性が違うんだろう。氷と爆発。後二つに風も使えるのか。やばいな)


エディスがまた動き出す。


エ『風纏』


エディスは足に風を纏いそれを利用し移動速度が上がる。そしてウェザーの周りをぐるぐると回り始めた。


ウ「やりたくはなかったんだがな。あんたは強い。こっちも本気を出さないとやられてしまうようだ」


ウェザーは今日初めて剣を抜いた。エディスは全方位から矢を放つ。しかしウェザーの少し離れた位置に着弾させた。着弾したところに岩がリングを突き抜け隆起し、壁が出来た。


エ『風纏雷貫』


その壁を貫きものすごい速度でウェザーの右肩を貫いた。勢いは止まることなくウェザーの後ろの壁も貫き闘技場の壁に突き刺さってようやく止まった。ウェザーの右肩からは血が流れ続けている。


エ「降参してくんねぇか?じゃないともっと痛い目見るぞ?」


ウ「残念だがそれは出来んな」『黒炎』

 (くそいてぇ。あの弓をぶった切るしかない)


ウェザーは炎で傷口を焼いて止血した。


エ「なら、ぶっ倒れてくれ!」『風纏爆雷覇』


ウ「爆発は俺も使える。勝負だ!」『黒炎爆発』



エディスは壁に囲まれているウェザーの頭上に飛び上がり、矢を放つ。矢は風を纏い雷のごとく早くそして大爆発を起こす。その矢に向かってウェザーの黒炎が当たり大爆発を起こす。辺りは爆発で何も見えなくなった。だが、戦いの音が聞こえる。


エ「そこか!」『風纏矢』


ウ「残念。それは分身だ」


エ「ちくしょう!どこに居やがる!」『風纏矢』


エディスは矢を連発しまくる。その間にウェザーは背後をとった。


ウ「降参してくれないか?」『闇手』『黒炎剣』


ウェザーはエディスを闇手で拘束し後ろから剣を突き付ける。


エ「そいつは無理な相談だ!吹っ飛べ!」


エディスは風を体から巻き起こした。ウェザーはあまりの風圧に手が出せなかった。そして煙幕が晴れた。2人はボロボロだった。


エ「はぁ、はぁ、はぁ。やるじゃねぇか!魔力が底を尽きそうだ」


ウ「その感覚は分からんが、気を抜いたらぶっ倒れそうだ」


エ「これが今撃てる最大の技だ!いっけぇぇぇ!!!」『風纏雷貫』


ウ(あれは俺の方を貫いた技か)

 「負けてたまるかあぁぁぁぁ!!!」『黒炎剣』


エディスとウェザーの技がぶつかり合う。


ウ(くそ!身体強化・改とこの炎を纏った剣でも打ち破れないのか!?)


ウェザーの剣がミシミシと音を立てひびが入っていく。


ウ「うおおおぉぉぉぉぉ!!!!」


ウェザーの剣がボキっと音を立てて折れた。矢がウェザーの体に突き刺さる。


ウ「こんなところで…こんな…ところ…で…」


矢はウェザーの体を貫くことなく消えていった。ウェザーは体から血を流しながらも立っていた。


エ「ははは。なんてやつだ!私はもう立つことすらできんぞ!参った!」


【ギルドホープフラッグのギブアップによりギルドフラクメイの勝利】


ラ「ウェザーさん!」


ライア達が駆け寄ってくる。


ウ「負けたのか?意識を少し失っていたみたいだ」


カ「ウェザーさんの勝ちでしたよ!こんなにボロボロになるまでやるなんてダメですよ!横になってください。私が治します!」


ア「よくやってくれたな…ウェザー殿。私がギブアップ宣言出来たのにウェザー殿を見ていたらそんな無粋な真似は出来なかった。すまない」


ウ「いや、ありがとう。最後まで戦わせてくれて…」


モ「勝利のハグと行きたいところだけど今はだめねぇ。早く医療室に運びましょうぅ」


ウェザーは医療室に運ばれ、カトリーナが治癒魔法で治した。


ウ「ありがとう。カトリーナ」


カ「いえいえ!あんまり無理しないで下さいね!」


エ「カトリーナちゃん私まで治療してくれてありがとな!」


カ「いえいえ!」


エ「そろそろ三回戦が始まるな!」


ウ「そうだな」


エ「あんたらは見に行かないのかい?」


ウ「アリータスなら負けんだろ」


カ「そうです!お姉ちゃんは最強ですから!それに傷は治ってもまだ完治してませんからね!」


ウ「ああ。ゆっくりするかな。カトリーナ、ライアが応援に行きたそうな顔してるから2人で行ってきてくれ」


ラ「そんなことないですよ!」


ウ「俺の代わりに応援してきてくれ」


ラ「それなら行くしかないですね!カトリーナちゃん行きましょう!」


カ「はい!」


エ「私もうちのギルドを応援してくるかな」


場は闘技場に移る。会場は大歓迎だ。


【それでは第三試合を始めます。両者前へ】


ア「それでは行ってくるぞ!」


アリータスは右手を握り空に突き上げた。それと同時に会場が沸き上がる。


ラ「頑張ってください!」


モ「頑張てねぇ~」


サ「派手な登場だね。僕はサージ・ランダル。ギルドフラクメイ…この街で過去一番だったギルド。でも今は僕らのギルドが一番なんだ。これ以上君たちに負けるわけにはいかない!」


サージは剣を鞘から抜きアリータスの方へ剣を構える。会場が沸き上がる。


ア「過去一番だ。現一番だ…そんなことはどうでもいい。ここで勝った者讃えられる。それだけだ!それに、言葉ではなく剣で語ろう」


アリータスがここに来て初めて剣を抜いた。


【それでは第三試合開始】


開始と同時に動き出す。アリータスは剣を振り下ろす。サージはそれを受け止める。剣と剣が交わった。だが、サージの剣がしなりアリータスの剣を地面の方にいなした。

そして、サージは剣をアリータスの顔に目掛けて突きを放った。アリータスはそれを回避して後ろに下がった。アリータスの右ほほから赤い血が垂れている。


サ「流石だね。今の攻撃を回避するなんて」


ア「ああ。少々貴殿を侮っていたようだ」


?「だんちょ~う!今の見たか?前の2試合の奴らも凄かったけどこいつらやるな~」


?「そうだな。差し詰め女が剛の剣、男が柔の剣といったところだな」


サ『氷纏』サージの剣に冷気が纏う。

サージはそのままアリータスに近づき突きを放った。それをアリータスは剣の刀身で受け止めた。すると瞬く間にアリータスの刀身が凍りついた。そしてサージは凍ったアリータスの刀身を斬った。刀身は地面に落ち砕け散った。


サ「降参してもらえないかな?もう武器はないし女性を傷つける趣味はないんだ」


ア「フッ。安心してくれ。武器はここにある!」


アリータスは右ストレートをサージに放つ。右ストレートは空を切った。サージは宙を舞い距離をとっていた。


サ「謝罪するよ。全力で相手しよう。凍りつけ!」

『氷白』


リング場の地面が凍りついていく。アリータスは軽くジャンプして回避した。リング全体は凍ってしまった。吐く息が白くなっている。


ア「息が白いな。」


サ『氷柱』


無数の氷の柱が地面からアリータスに襲い掛かる。それをアリータスはパンチで粉砕する。


ア「そんなものか!」


アリータスは力強く地面蹴りサージに距離を詰める。しかし少し体勢が崩れてしまった。


ア「しまった…氷で少し滑ったか」


サ『氷纏一突』

氷を纏った剣で体勢を崩したアリータスに突きを放つ。アリータスは刀身の無い剣の柄の部分でその攻撃を受け止めた。更に左足でサージのお腹に蹴りをいれた。


サ「うっ」


サージは後方に吹き飛ばされ膝をついた。


ア「休んでる暇はないぞ!」

 『修復』

砕け散っていた刀身がアリータスの持っている柄に集まっていき元の剣になった。


サ「生半可な攻撃だとあなたには通じないみたいですね…正直言ってあなたの攻撃は二度と食らいたくないですね」


サージは立ち上がった。 


ア「今度はこっちから行くぞ!」


アリータスは距離を詰めサージに剣を振りかざす。サージはアリータスの攻撃を受け流し攻撃に転じるがアリータスはその攻撃に瞬時に反応する。両者譲らぬ攻防戦を繰り返す。


ア「そんなものか?」


その言葉通りアリータスの剣が徐々にサージの体に当たり始めた。


サ「やはり剣術では分が悪いみたいだね」

 『氷ノ騎士』 

氷で出来た騎士が4体出現し、アリータスの背後から襲い掛かる。アリータスは一瞬で4体を切り捨てた。その間にサージは距離をとった。


サ『氷柱蒼壁』


巨大な氷柱が地面から出現しアリータス諸共闘技場内の壁に激突した。


サ「ふぅ。これで終わりかな」


巨大な氷柱の上半分が真っ二つに割れた。アリータスは壁に激突することなく氷柱の下半分の上に立っていた。


サ「な!?」

サージはびっくりしていたが直ぐに『氷ノ騎士』を使い複数作り出しサージは氷の騎士と一緒に攻撃を繰り出す。アリータスが騎士をぶった斬る度に新たに作り出される。両者譲らない攻防が繰り広げられる。下の氷柱がどんどん崩れ去り闘技場の地面があらわになっていった。


ア「ん?陽動だったか」


サージは距離をとった。6方向に騎士とサージが立っている。騎士達は手を前に突き出し『氷白』を使っていた。最初に使った時よりも遥に強力でアリータスの足が凍りついてしまった。それを見逃さず、騎士がアリータスに襲い掛かる。


サ『氷ノ造形』


氷ノ騎士達を中心に巨大な氷になりアリータスを巻き込み、氷漬けのマンモスのようにアリータスは巨大な氷に氷漬けになった。


サ「今度こそ…」


ラ「さっきからアリータスさんはなんで魔法を使わないんですか?」


カ「使わないんじゃないんです。使えないんです。だから…」


氷にどんどんヒビが入っていく。


ア(私は修復魔法しか使えない。だからこそ、その他を鍛えてきた。愛する妹を守る為誰にも負けないようにひたすら鍛えたのだ。こんなもので)

「私は負けんぞぉぉぉ!」


アリータスを氷漬けにしていた氷は砕け散った。


サ「だと思ってたよ。だからこの技の準備をしていたんだ!」

サージの周りに氷の魔力が集まっている。『氷山の一角』

サージを中心に氷の塊が出来ていく。氷の塊は大きな角を一つ持つ化け物の形になった。そしてサージはアリータスに向かって突撃する。


ア『魔力纏』

アリータスの剣に魔力が宿る。


サ「これが僕の切り札だ!」


ア「来い!」


サージの角とアリータスの剣がぶつかる。アリータスはサージの技で場外ギリギリまで押し込まれた。


サ「僕は負けられない!他のみんなの為にも!いっけぇぇぇぇぇ!!!」


ア「それは私も同じだァァァ!」


拮抗を保っていたがアリータスが徐々に前進していく。


ア「楽しめたぞ。サージ殿」


アリータスはそう言うとサージの『氷山の一角』をぶった斬った。


サ「アハハ…アリータスさん完敗です。僕の負けです」


【ギルドホープフラッグのギブアップによりギルドフラクメイの勝利!よって、優勝はギルドフラクメイ!!】


サ「ありがとう。いい試合だったよ!アリータスさんはまだ余裕そうだったけど…また戦ってくれるかな?」


ア「サージ殿も中々だった。また戦おう!」


2人はアツい握手を交わした。沸き上がる歓声。そこに観客席から飛び降りてきた男が1人。


?「お前らいい試合だったな!特にそこの女!俺と戦おうぜ!断るなんてことしないよな?」


?「はぁ。目を離すとすぐこうなる」


観客席でため息をつく団長と呼ばれる女が1人。


観客A「あの黒い肌…」


観客B「間違いない…今は数が激減した種族」


サ「いきなり失礼なんじゃないかな?」


ア「いいんだサージ殿。サージ殿もこの男が只者ではないのは分かるだろう。貴殿の名を聞いておこう」


カイラン「おっと。悪いな。俺様は第5騎士団副団長 カイラン・エスパードだ」


観客が驚きの声をあげる。


ア「騎士団…カイラン・エスパードか。名を存じ上げております。なぜ私と戦うんでしょうか?」


カイラン「強い奴と戦いからに決まってんだろ!後堅苦しいのは苦手なんだ。カイランでいいし、敬語はいらねぇ」


ア「そうか。すまない。元々こういう喋り方なんだ。その勝負受けてたつ!」


カイラン「いいねぇ!試合開始の合図頼むぜ!」


【突然のこと過ぎて混乱してますが、両者の合意がなされましたので…試合開始!】


カイランは合図と同時に動き出しアリータスにパンチを繰り出した。アリータスは防御したが吹っ飛ばされて闘技場の壁に激突した。


【し、試合終了!】


カイラン「待て!どちらかが降参するまでだ!」


【し、しかしもう勝負はついたのでは?】


カイラン「あれが見えないのか?」


アリータスは立ち上がっていた。そして今度はアリータスがカイランに正拳突きを繰り出す。カイランは防御したが闘技場の壁まで吹き飛ばされ激突した。


ア「さっきのは効いたぞ。カイラン殿もこれで終わりではあるまい」


カイラン「ハハハ!想像以上だぜ!アリータス!お前も武器を使え!俺も使うからよ」


そういうとカイランはグローブを着けた。アリータスも剣を抜いた。


カイラン「行くぞ!」


カイランはアリータスに正拳突きを繰り出した。アリータスは剣でガードしたが剣が折れ、アリータスのボディに直撃して闘技場の壁に吹き飛ばされた。


カイラン「これで終わりか?」


折れた剣の刀身がアリータスの方向に向かって行く。

ア『魔力纏』


剣に魔力が纏う。アリータスは瞬時にカイランの元へ移動し斬りつけた。カイランはガードする瞬間に『魔力纏』を使った。カイランは闘技場の壁に吹き飛ばされ激突した。


カイラン「名前も知らなかった奴でこんなに強い奴は初めてだぜ!腕を切り落とされるところだったな」


カイランのガードした腕から血が滴り落ちている。


カイラン『身体強化・極』


カイランがアリータスに攻撃を仕掛ける。アリータスの剣が再び折れるが、アリータスはカイランの攻撃をかわした。折れた刀身がパーツパーツで浮きそこに魔力が纏わりつき鞭のようになった。


カイラン「おいおいなんだそりゃ!」


ア「『魔力纏ー舞蛇ー』といったところだ」


カイラン「そうかよ!」


カイランはアリータスに近づこうとするが、鞭のようになった剣のせいで近づけない。更にはしなっている分威力が増している。カイランはアリータスに徐々に押され始めた。


カイラン「楽しませてくれるじゃねぇか!ならこっちも本気でいかなきゃな!」


ア「それは光栄だな」


カイラン『紫電鎧』


紫の稲妻がカイランの体に纏わりつく。そして目で捉える事の出来ない速さで動き始めた。


ア「いい技だな」


アリータスは剣を振り下ろす。カイランには当たらなかった。


カイラン「本当にすげぇ奴だぜ。見えてんだろ?攻撃はかわしたが、あそこに俺がいるのが見えたのか」


ア「次は当てる!」


アリータスは剣を振った。しかし、攻撃は空を斬った。アリータスの目の前にカイランが出現する。


カイラン「楽しかったぜ!『紫電虎拳』」


紫の電気が虎の形になりアリータスに襲い掛かる。


アリータス『修復』『魔力纏ー大剣ー』


剣が瞬時に元通りになり、剣を中心に魔力が纏いアリータスよりも大きな剣になった。大剣と『紫電虎拳』が激突する。


ア「おらあああぁぁぁぁ!」


カイラン「なっ!?」


アリータスがカイランの攻撃を打ち破った。カイランは距離をとる。


カイラン「まじかよ!仕方ねえ。我と契約し…」


その時轟音と土煙、闘技場のリングが粉々になった。土煙が晴れると、そこにはカイランを地面にめり込ませている団長と呼ばれていた女性が1人。


?「お前はこの闘技場を粉々にするつもりか?」


カイラン「ヴ…だん…ちょうに……言われたくないぜ…」


?「うるさい」


団長と呼ばれている女性はカイランの頭を掴み地面に叩きつけた。


ア「それくらいにしてはいかがでしょうか?ココナ・ガーム様」


コ「ああ。すまない。いつもの事だから気にしないでくれ。この馬鹿のせいで疲れる。アリータスだったか?改めて謝罪させてもらう」


ココナ・ガーム 第5騎士団団長


ココナ・ガームはアリータスに深々と頭を下げた。


ア「顔を上げてください!私は大丈夫ですから」


コ「そう言ってもらえると助かる。闘技場の皆様、この馬鹿がご迷惑をお掛けしました!」


【修理費さえ払って頂ければ問題ございません。大盛り上がりでしたし】


コ「また後日使いの者を寄こしますので…」


カ「お姉ちゃん大丈夫?」


カトリーナ達がアリータスに駆け寄ってくる。


ア「大丈夫だぞ!愛しの妹よ!」


アリータスがカトリーナを抱きしめる。


カ「痛いよお姉ちゃん!」


ラ「お疲れ様です!お二人は本当に仲が良いですね!」


ア「姉妹だからな!」


ラ「…そうですよね!」


モ「本当にしんぱぁいしたんだからぁ」


ア「この通り元気一杯だぞ!…っと。気が抜けてしまったようだ」


アリータスが尻もちを着く。そこへココナが近づいてきた。


コ「ところでアリータス。私たちの騎士団に来ないか?貴殿ほどの腕があれば大歓迎だ!もちろん他の者もな!」


ア「折角の申し出ですが、丁重にお断りさせていただきます。私達はこのギルドを守っていかなければなりませんので」


コ「そうか。残念だ。だが気が変わったらいつでも言ってくれ!いつでも歓迎しよう」


ア「ありがとうございます!」


ココナはライアに近づき耳元で今回は見逃してやると言った。


コ「それではこれにて失礼する」


ココナはカイランの頭を掴み引きずりながら闘技場から去っていった。


【色々ありましたが、優勝ギルドフラクメイには賞金とギルド協会に一つ願いを要求する事が出来ます】


ア「本当にいいのか?私達の個人的な願いで?」


モ「当たりまえでぇすよぉ」


ラ「私も構いません!」


ア「ならば!私達姉妹の親を探してもらいたい!」


【かしこまりました。その願いを承諾します!】


こうしてギルド対抗戦は幕を閉じた。


ウ「……俺の事忘れてない?」


次の日からギルドフラクメイには入団希望者が殺到した。だが予想はつくだろう。アリータスの入団試験でほとんどの者が辞めていった。


そして、一週間が過ぎた頃ギルド協会から一通の手紙が届いた。

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歓迎会パート2


ウ「3人はここの出身なのか?」


モ「違うよぉ~。私はスリング出身だよぉ」


ウ「スリングか」

 (スリングなんて知らんけど!どっかの地名って事しか分からん)


ア「ウェザー殿はどこ出身なんだ?」


ウ(なんて言ったらいいんだ?地球それとも日本か?)

 「日本。違う世界から来たんだ。多分」


ア「何を言ってるんだウェザー殿は!」


カ「ほんとですよ!」


ア「それではまるで過去の勇者様と同じではないか!冗談を言ったりもするのだな!」


4人は笑っていた。


ウ(何が面白かったかさっぱりわからん!まあ、笑ってくれるなら良しとしよう)

 「このギルドはいつからあるんだ?」


ア「約1000年前からと聞いている。正確には900何年だったか」


ラ「歴史のあるギルドなんですね!私もその一員になれて嬉しいです!」


モ「ほんとよねぇ。アリータスさんとぉカトリーナちゃんには感謝してるわぁ」


ア「よせ。元は母上が…」


3人が言葉に詰まる。


ア「いや。2人には話しておこう。今から8年前の事だ。あの頃はまだギルドが賑わっていた。私達の父上と母上がギルドマスターとサブのギルドマスターとしてやっていた。ある日父上、母上、そして腕の立つメンバーを連れて何処かへ依頼を受けて行ってしまったのだ。すぐ戻ると言っていたが、まだ帰ってきていないのだ。そこで、私が代理でギルドマスターをやっている」


ウ「そうか。ギルド協会への願いは決まっているのか?」


カ「特には決めてませんが」


ウ「なら、捜索してもらったらどうだ?」


ラ「いい考えです!そうしましょう!」


ア「そんな個人的な願いでいいのだろうか?それに…」


ウ「構わない。依頼の助けが出来るな。俺が決める事ではないが」


モ「私もみんなの助けになりたいなぁ」


カ「私も子供で何もできなかった頃とは違う!お姉ちゃん!」


ア「フッ。分かった。優勝して捜索願いをだそう!大きな迷子達をな」


みんな「おー!」




                                To be continued













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